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第二次大戦後のイタリア外交の目標、特徴を教えてもらえると嬉しいです。また、EUに対する姿勢は2010年代にどのように変化してきたでしょうか。

A 回答 (1件)

ご存じのように、イタリアは第二次大戦開戦時はドイツと同じ枢軸国側でありながら、1943年に連合国側に無条件降伏するとともに、今度は連合国側としてドイツに宣戦布告、ドイツ降伏後の1945年7月には日本にも宣戦布告するという「2つの顔」を持っています。


(寝返った後は、さすがに「連合国」とは呼べずに「共同参戦国」と呼ばれた)

また、ヨーロッパの歴史は古代ローマ帝国に始まり、ヨーロッパ各国は「ローマ帝国の後継者」を名乗ることでその正統性を誇示(ドイツにおける「神聖ローマ帝国」など)してきたにもかかわらず、第2次大戦後のヨーロッパはフランス、イギリス、ドイツが中心で、イタリアはずっと中ぐらいの地位に甘んじています。

世界のGDP:日本は第3位、イタリアは第8位
https://ecodb.net/ranking/imf_ngdpd.html

その主原因は政治的な不安定さにあり、複数政党による連立政権が続き、特に1980年代以降は目先の利益ばかりを考える「ポピュリズム政党」が政権交代を繰り返し、一貫した長期的・計画的な政策や外交方針が打ち出されることができていません。

なので「第二次大戦後のイタリア外交の目標、特徴」は「特にない」「行きあたりバッタリで、ころころ変わる」ことが特徴といえば特徴でしょうか。
EUに加盟していますが、「脱退したくてうずうずしている、でも脱退後の構想が描けないので脱退できない」という中途半端な状況のようです。
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