No.5
- 回答日時:
「ハリ」と呼ばれている材料(合板)は大体20年で湿気を吸ってふやけてしまいます。
台所・風呂・便所等水を使うところは.10-20年で床が腐ります。
本来の日本住宅では.このような水を使うところと使わないところは分けて.別棟にしますが.今様に住宅では一つの棟になります。その結果.水によって腐りやすいところが腐り出し強度がなくなるのが20-30年目です。
築30年でハリが腐りました。手で押すと化粧材が波打っているのがわかります。
台所も腐りました。私がおおちゃくで.台所を濡れたままにしたためです。子供は父から「(私達夫婦が死んで)おまえの代になったら台所を作り直せ」と言われています。私が台所を腐らせてしまいました。
No.4
- 回答日時:
補足回答:相続税は住宅の寿命には関係がないと言う事。
わが国の標準家庭(夫婦と子供2人)を想定して単純に試算すると、相続税の控除額は8千万円となる(基礎控除額=5千万円+1千万円×3人(相続人数))。首都圏や近畿圏の中心部の個人所有不動産なら兎も角、財務省財産評価基準で8千万円以上の課税相続財産とすると、これは矢張り少数派です。
平成12年10月の国税庁の発表資料によれば、平成10年中に相続又は遺贈により財産を取得した者に係る申告事績(平成11年10月31日現在)は、被相続人数(死亡者数)は約94万人。このうち相続税の申告対象となった被相続人数は約5万人との事。平たく言うと、上述に該当する5%の相続人が税金の心配をするのです。
彼らにとって、相続の発生は、不動産売却の大きな動機付けにはなることが予想されます。しかし、残り95%を占める相続人にとっては、相続は自宅の売却や建物の建替の動機にはならない、と言うことです。相続税がかかりませんから。これが「30年1世代」説を採用しなかった理由ですね。
思えばここのところ、殆ど税務署には無縁の存在。力説が空しい…(^^;
参考URL:http://www.nta.go.jp/
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
おっ、後輩ということですね。
私は住宅設計というより学校は工学部建築学科でしたが今は住宅会社の設計系の仕事をしている一級建築士です。>”日本住宅の寿命は約30年と言われているのはなぜか・・・”
逆に質問しますがでは実際に日本の住宅の寿命は何年なんでしょう?言われている・・・と実体はイコールなのでしょうか?
これじゃ、レポートは書けないので真面目に書きます。
日本の住宅寿命が短いとされる理由はいくつかありますが
(1)高温多湿という気候
(2)木造が主体であること。
が主な理由とされています。ただ、これは大昔から変わっていません。私が5年前まで住んでいた家は1700年ごろ建てられた家でした。築300年の家に住んでいました。勿論、木造でした。関東大震災を乗り越えた家でした。では、何故、現代の家は寿命が短くなってしまったのでしょう。それは、(1)の理由を無視して気候風土にあってない家を造り始めたからです。密閉型の家を造ることにより、木造住宅の通気性を無視してこれを密閉することにより、結露やシロアリという被害が続発し、日本の家は約30年が寿命と言われるようになりました。でも、昔みたいに通気性の良い家=冬は寒くて夏は暑いなんて家は住み難いし、光熱費もかかります。そこで日本の住宅メーカーのとった手段は、構造材に乾燥材や集成材を使い、防蟻剤を使い、防湿フィルムを使い、湿度とシロアリ対策を行いました。さらに最近では壁体内通気工法などを採用することで結露を起こりにくくすることをしています。
技術的な理由はそれが主ですがNo.2の回答者の方が答えてる事以外の外的要因もあります。30年というのは1世代を指します。日本の場合、諸外国に比べると非常に相続税が高いので親の家を相続するためにはそれ相応の財産が必要になりますがもしそれが無ければ家(土地)を売却するケースが多いのです。すると技術的要因と重ねて立て直すと言うケースが多くなります。その場合、技術的要因だけがとりたざされてしまって日本の住宅の寿命は約30年・・・と言われてしまいます。
もう一つ、住む側の意識の問題があります。特に最近の日本人の方で家が傷んできたときに自分で直すもしくは修理するという方は非常に少ないです。これがアメリカだと自分で塗装をし直したり、こまめに補修したりしますが日本の場合、造ったところに文句を言うかある程度までほっといて不備があったらリフォームすればいいやという感覚でいるから・・・と言うのもあります。
ですから、日本の住宅寿命は今は技術的には30年なんて余裕でクリアできますが(欠陥住宅は別)制度と意識が改善されないといつまで経っても『日本の住宅寿命は約30年』と言われてしまうのです。しかし、我々、住宅を造っていく側の人間はその全てをふまえて、住宅の寿命を延ばす努力をしなければなりません。相続税で苦しむなら、如何に安くかつ、資産価値の下がらない家を造れるか、また、日本人の住宅メンテナンスに対するレベルが低いなら、我々が如何にそれを事前にフォローできるかという造った後のこと、そういう、設計以外の部分もトータルして考えていかなければなりませんね。
多分、これだけではレポートにはなりませんがちょっと探せばこのての本は一杯あります。今が一番勉強できる時だと思って探してみてはいかがでしょうか。(ちょっと偉そうですね。)
先輩~(^▽^*)
このままレポートとして提出できるほど・・・
たくさんのことを教えてもらって、、ありがとうございます。
そういえば・・。
住宅メーカーさんのモデルハウスを見学した時に見たのですが。
屋根裏にパイプや銀色のシートがたくさんありました、
断熱材やらいろいろ、、ごちゃごちゃしてました、、
その時は”家を守る為にいろいろ工夫してあるなぁ~”っと思っていましたが。
今考えると・・家の寿命を縮めている大きな原因だったんですね・・
最近では快適に過ごす=冷暖房の効率のよさ
いかに、熱を家から逃がさないか・・・ということになっています。
昔のような冷暖房の少ない健康的な生活をいまさら望めませんが。
何か・・・間違っている気がします。
木造住宅大好きなんですよねぇ~落ち着いた雰囲気が好きなんです。
(・・内容がわからなくなってきた^^;;)
この課題のおかげでいろいろ考えさせられることがありました。
改築・リフォームしなくてもいい、もちろん30年なんか余裕で住める家
を設計できるように勉強しなければいけませんね!!
がんばりますよぉ~!!
他にもいろいろ問題に取り組んでいかなければぁぁ~!!
1つ、設計の目標が出来て・・すごくうれしいです!!
ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
わが国の住宅、例えば木造モルタルを標準とすると、その寿命については様々な基準がある。
一般に知られているのは法定耐用年数。これは会計的税務的要請からくる政策的数字。減価償却したから自宅を建替える人はいない。今年2月に改正されたものによると20年。その前は確か25年程度。
二つ目には物理的な耐用年数がある。これは物理的に何年居住できるのかではなく、建物保守費用が再建費用を超える時が耐用年数であるという考え方。経験則からすると、概ね50乃至60年。
三つ目に、市場基準がある。建物の周辺環境との不適合や建物設備が陳腐化し市場から乖離している時。この場合、経済合理性に基づき、より効率的な建物利用に淘汰される。市場からの引退の時が建物の寿命。利用主体の価値観次第で相当異なるが、概ね30年くらいか。
市場がモノの価格を決定するわが国では、最後の市場基準に基づく数字が建物の寿命とされている。そして今、政府はそれに対して、建築廃材処分という地球環境問題との兼ね合いから、ストックとしての中古住宅の有効利用を前面に出して、政策的にマーケットに措ける建物寿命を延ばそうとする動きがある。
余談になるが、税法上の建物償却期間の短縮は、その投資家の費用回収がより早期に計れることから、景気刺激的にはプラス。逆に、市場に措ける中古建物の評価の見直し、即ち建物更新期間延長の流れは、住宅着工を停滞させると言う意味から、景気にはマイナス。そんなこんなで、政府もなかなか微妙な舵取り。
No.1
- 回答日時:
全然専門家ではありませーん!!超ド素人です。
でも今年、家を建てました。家が建つまでに、住宅会社の方や家族と、そりゃあもめたこともめたこと!(涙)
ところで、その課題、言い得て妙、素晴らしい課題です!というのは、家が建つまでに我々家族が行き着いた結論こそ、「家の寿命って、30年と考えないとやっていけないんだよなあ。」だったからです。そんな家に、30年のローンを組んでしまった私たちって、いったい何???
ぶっきらぼうに言ってしまえば、私なりの答えは、「現時点での理想的な住宅は、子どもの世代に至ったときには理想の住宅ではなくなっているから」です。
電気、電話、情報回路一つとってもそうです。現在の住宅ならば、電話線、家庭用の電源、テレビアンテナ、BSなど。でも将来、どんな線を家庭に引き込むことになるかわからない、あるいは全てコードレスかも。ちょっとしたら、家庭内でLANを組むのが当たり前になるのかもしれないし。
環境対策の住建素材も、日進月歩。法律が変われば、取り壊さなければならないものも出てくるかもしれません。対面式キッチンが主流ですが、これも将来どうなったものかわかりません。
どこかの会社が、「100年住宅」などと豪語しておられますが、今の価値観を、そんなにも未来の子どもに押し付けるつもりかい!!とツッコミを入れたくなってしまいます。
ヨーロッパなどでは、何百年も前の住宅に今も住み、時代に合わせてちょっとずつ加工しつつ、不便も受け入れて暮らしつづけている人たちが多いようですね。材質の物持ちのよさ、祖先への敬意と誇りの違い、気候と地盤の違いなど、いろいろ事情は違うと思います。日本って、「新しがり」「利便の追究」でここまできた国だと思うので。
子どもの世代になると、それまでの住居に不便さを感じて、さっさと新築(または改築)してしまうのが、日本です。木造の弱さとか、ひずみ率などについては述べませんでした。変化球の回答でしたでしょうか?
ありがとうございました!!
今年、家を建てられたんですか!!
とてもわかりやすい内容だし、どれも納得することばかりで
感激してます((涙))
私も、今住んでる自宅を受け継ぐ・・・と考えたとき。
どこをリフォームしようか、、って考えてしまうぐらい
実は不便な家なんです(汗)
やっぱり日常生活の変化で家も必然的に
変化させなければいけなくなるんですね。。
とても参考になりました、ありがとうございました。
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