①「象は鼻が長い」②「象の鼻が長い」③「象の鼻は長い」の差異には何か差異があるでしょうか?
ある人が
①「象は鼻が長い」
象という特殊な種の認識であり、象という種は鼻が長い。
②「象の鼻が長い」の解釈
個別の象という対象の認識であり、ある象の鼻が長い。
という違いがあると主張していました。
そこで、個別の象を指差しながら、①「象は鼻が長い」と言えるのか、その人に確認したら、言えると回答されました。
しかし、そうすると、①「象は鼻が長い」は象という特殊な種の認識だという上記の主張とは矛盾します。
上記意見との関連性を問わず、お考えをお聞かせ下さい。
No.52
- 回答日時:
No.50 のお礼に応えて
>>回答の論理破綻についてちゃんと説明して欲しいものです。
に「個別の象」と書かれていますが。
大変失礼いたしました。引用された文章とは異なっています。
この文脈では正しい表現で、この相違が理解できないあなたの読解力の無さが問題だということです。
文脈というものが理解できない如何にもソシュールのラング的単純理解をされています。
その誤読に基づき、論理破綻とは全くの短絡思考です。
で、先の質問に対する回答は?
■
>この文脈では正しい表現で、この相違が理解できないあなたの読解力の無さが問題だということです。
完全に意味不明です。
①「象は鼻が長い」は象という特殊な種の一部である個別の鼻の属性の認識の表現です
②「象の鼻が長い」は個別の象の部位である鼻の属性の認識の表現。
③「象の鼻は長い」は犬や馬の鼻ではなく「象の鼻」という「特殊(種の)な鼻」の属性の認識の表現。
の前後には文脈などありません。
>あなたの、「個体の象」という表現がそもそも誤解していますね。
>正しくは、「対象としての象の個別性の認識」というべきところなのですが、
と言ったのだから、他の人に理解不能な文脈など持ち出さずに、文脈に依存せずに正しい文章に訂正すべきでしょう。
No.53
- 回答日時:
No.49 のお礼に応えて
>>この辺りは個体の識別を「特殊性の認識」という言い方で表現しています。
はい、その通りです。
個物である対象の特殊性の側面を抽象した認識なので「特殊性の認識」になります。
個は特殊と普遍という対立物の統一として存在しています。
万年筆の例が取り上げられていますが、例えば「人」であれ、「猫」であれそれぞれが個別な存在ですが、他とは異なる特殊性の側面と、「人」「猫」という普遍性の側面を持っているということです。
「象」も又同様ということです。■
三浦が「特殊性の認識」を個体の識別を含む意味で用いてるのだとすると、
①「象は鼻が長い」は象という特殊な種の一部である個別の鼻の属性の認識の表現です
②「象の鼻が長い」は個別の象の部位である鼻の属性の認識の表現。
③「象の鼻は長い」は犬や馬の鼻ではなく「象の鼻」という「特殊(種の)な鼻」の属性の認識の表現。
において、「特殊な種」と「個別の象」を区別しているような説明は、少なくても三浦の考えとは齟齬があるように見えてきます。
No.54
- 回答日時:
#51です。
>「長い(もの)」について、(それは)「象の鼻だ」と言っている文。
になるというのが謎なんですが。何かソースがあるんですか?
:
ソースは特にありませんが、三尾砂の現象文という分類もあるように「現象について」述べている文。
総記の場合は主格が強調的に取り立てられ、中立叙述は《 [ 慎ましく ] 指定されている》という違いがあるだけ。
少なくとも「象の鼻は長い」とは違う意図の文であるのは確かだと思います。
この辺りになると見解の相違になるかもしれませんね。
No.55
- 回答日時:
本題とはずれますが、八丁堀に確認してもらいたいための投稿。
「個別が特殊を含む」というのは間違いと言ってるのがおりますが、
《鉛筆がほしいときにも、同じように「机の上の鉛筆をとってくれ」といって、「鉛筆」の類としての特殊性の認識に訴えるわけである。》
のすぐ後に、
《このときの「万年筆」「鉛筆」は個別的概念として個別的な事物をとりあげているのであるから、》
と三浦は述べていますな。
また、
《個々の事物はそれぞれ他の事物と異っていてその意味で特殊性を持っていると同時に、他の事物と共通した側面すなわち普遍性をもそなえている》
という記述もある。
《普遍・特殊・個別をハガの違いに適用しようとするのは無理筋》について、もう少し詳しく述べることが良いかもしれず新たに質問を立てます。【八丁堀さんには】お時間のあるときにでもお立ち寄りいただければ。
No.56
- 回答日時:
No.52 のお礼に応えて
>>前後には文脈などありません。
何を御冗談を。
或るテーマ(題名)の下に一つの思想を表す文の集まりが文章で、そこには文脈が存在します。
前後の問題ではありません。文章とは何かも全く理解できていませんね。
先ずは表現とは何かから正しく理解しましょう。
■
>或るテーマ(題名)の下に一つの思想を表す文の集まりが文章で、そこには文脈が存在します。
そのようなテーマであれば、ここでの回答すべてに適用されるので、
>大変失礼いたしました。引用された文章とは異なっています。
>この文脈では正しい表現で、この相違が理解できないあなたの読解力の無さが問題だということです。
といった文脈の違いなど生じ得ないでしょう。
個別の回答における前後というのであれば、そんなものは見当たりませんでした。仮にあなたの中ではそれがあるのだとしたら、文脈に依存しないように正しい文章に訂正すべきでしょう。
No.57
- 回答日時:
No.53 のお礼に応えて
>>「特殊性の認識」を個体の識別を含む意味で用いてる
いいえ。
先のタイトルからも明らかなように、 「概念と判断の立体的な構造」を捉え論じています。この辺は唯物弁証法の論理を正く理解する必要があり、概念も抽象も理解できないような粗雑な形而上学的な発想では理解不能でしょう。
ところで、八丁堀の粗忽長屋の旦那は象を飼っているのですか?
■
繰り返しになりますが、「お前は分かっていない!」というのであれば、正しいものをちゃんと提示しましょう。
あなた自身の記述に沿ってこちらが書いたにも関わらず、
>あなたの、「個体の象」という表現がそもそも誤解していますね。
>正しくは、「対象としての象の個別性の認識」というべきところなのですが、
などと、こちらのせいにされてはたまりません。
文脈依存で正しかったり間違っていたりするような文章だったようですので、独立した文章として適切な文章を提示すべきでしょう。
No.58
- 回答日時:
>>文脈に依存しないように正しい文章に訂正すべきでしょう。
いいえ。
それが読み取れないようなレベルで、あれこれ言われても!?
で、象は飼われているのですか?
文脈に依存しない質問だと思いますが?
■
>それが読み取れないようなレベルで、あれこれ言われても!?
自分の主張があるならば、明確に書くのは当然だと思いますが。
不明瞭な記述しかできず、その記述の文言を使って書かれたものまで、他人のミスだと非難するようでは…。自分の考えを文章化できなければ、周りに考えを理解してもらえないのは当然です。
①「象は鼻が長い」は象という特殊な種の一部である個別の鼻の属性の認識の表現です
②「象の鼻が長い」は個別の象の部位である鼻の属性の認識の表現。
③「象の鼻は長い」は犬や馬の鼻ではなく「象の鼻」という「特殊(種の)な鼻」の属性の認識の表現。
と自分で書いておきながら、
>あなたの、「個体の象」という表現がそもそも誤解していますね。
>正しくは、「対象としての象の個別性の認識」というべきところなのですが、
と言っちゃったのは論理破綻です。
明確な文章に書いて、破綻を晒すのが怖くなってしまったのか、訂正したものを明示できていませんし。
悪口の垂れ流しの相手をしても不快で時間の無駄ですので、訂正したものを提示できないのでしたら無視ですね。
No.59
- 回答日時:
No.57 のお礼に応えて
>>「お前は分かっていない!」というのであれば、正しいものをちゃんと提示しましょう。
ははは!
>>三浦が「特殊性の認識」を【個体の識別】を含む意味で
【個体の識別】などとヒヨコの鑑別紛いの用語を持ち出すような理解力のレベルでは「正しいものをちゃんと提示」しても理解できないのは論理的必然であることを先ず理解しましょう。
■
No.60
- 回答日時:
(#53)
八丁堀:この辺りは個体の識別を「特殊性の認識」という言い方で表現しています。
アスナロウ:はい、その通りです。
個物である対象の特殊性の側面を抽象した認識なので「特殊性の認識」になります。
(#59)
八丁堀:三浦が「特殊性の認識」を【個体の識別】を含む意味で
アスナロウ:【個体の識別】などとヒヨコの鑑別紛いの用語を持ち出すような理解力のレベルでは「正しいものをちゃんと提示」しても理解できないのは論理的必然であることを先ず理解しましょう。
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象という特殊な種を指して
①「象は鼻が長い」
個別の象という対象を指して
①「象は鼻が長い」
と、異なる状況に利用できると、あなたは認めました。
したがって、
①「象は鼻が長い」は象という特殊な種の認識。
②「象の鼻が長い」は個別の象という対象の認識。
という差異があるとの主張は成り立ちません。
個別の象という対象を指して①「象は鼻が長い」と言うとき、個別の象という対象の認識がありますので、
①「象は鼻が長い」は象という特殊な種の認識。
①「象は鼻が長い」は個別の象という対象の認識。
②「象の鼻が長い」は個別の象という対象の認識。
が可能だとなり、差がなくなります。
(②「象の鼻が長い」は象という特殊な種の認識。
が可能であるかあなたは明言されていないので、この点は不明ですが。この点に関してはご回答頂ければ。)
動物園である象を見ながら、個別の象という対象の認識をもって「象は鼻が長い」。
家で子供に象がどのような動物か説明しながら、象という特殊な種の認識をもって「象は鼻が長い」。
この2つは状況も認識も異なります。そのどちらにも「象は鼻が長い」と言えるとあなたは認めました。
そのことは理解した上で投稿して下さい。
三浦の『日本語の文法』には、
今日は遅刻した。
月は東に日は西に。
などを例に出し、この種の「は」は特殊判断のときに使われる、と述べています。さらに続いて、
象の鼻が長い。
は
キリンの首が長い。
というような観念的な前提が存在するわけである、と述べています。このような前提の妥当性は疑問がありますが。
三浦の「は」の特殊性はこのような特殊判断として理解すべきであって、
①「象は鼻が長い」は象という特殊な種の一部である個別の鼻の属性の認識の表現です
②「象の鼻が長い」は個別の象の部位である鼻の属性の認識の表現。
③「象の鼻は長い」は犬や馬の鼻ではなく「象の鼻」という「特殊(種の)な鼻」の属性の認識の表現。
のような「象という特殊な種」ではないでしょう。
三浦の『日本語はどういう言語か』には
一台のテレビを指して、
これは最新型です。
と言うのも特殊性を扱った「は」だと書かれています。「これ」は個別のテレビを指していますので、
①「象は鼻が長い」は象という特殊な種の一部である個別の鼻の属性の認識の表現です
②「象の鼻が長い」は個別の象の部位である鼻の属性の認識の表現。
③「象の鼻は長い」は犬や馬の鼻ではなく「象の鼻」という「特殊(種の)な鼻」の属性の認識の表現。
のような「象という特殊な種」に限定されるという解釈が誤りである事をはっきりしてしています。
長くなってしまったので要約します。
「が」は個別で、④「は」は特殊だという主張の論理的欠陥が明確になりました。
<ツチノコ説>
①「象は鼻が長い」は象という特殊な種の一部である個別の鼻の属性の認識の表現です
②「象の鼻が長い」は個別の象の(部位である)鼻の属性の認識の表現。
③「象の鼻は長い」は犬や馬の鼻ではなく「象の鼻」という「特殊な(種の)鼻」の属性の認識の表現。
④「このテレビは最新型です。」は「このテレビ」というテレビの特殊性の側面に対する属性認識の表現。
<致命的誤謬>
②「が」と④「は」で同じ説明をしてしまってます。
②「象の鼻が長い」は個別の象の(部位である)鼻の属性の認識の表現。
④「このテレビは最新型です。」は「このテレビ」というテレビの特殊性の側面に対する属性認識の表現。
・個別性
「あの象」
「このテレビ」
「このテレビ」の認識があるのだから、個別性を認識しています。個別性の認識なしに「このテレビ」の認識など不可能。
・特殊性
「鼻が長い」
「新製品」
「鼻が長い」のは象の特徴。実際に、三浦はキリンは「首が長い」ことを対比しています。「新製品」は特殊なのに、「鼻が長い」は特殊じゃないとか子供の言い訳レベル。
これに反論するには②と④のどちらかにしか当て嵌まらない何らかの差異を示すしかありません。ところが、返されたものは、どれもどちらにも該当する内容だから論理的に無意味。
以下の記述を見れば明らかなように、「は」の特殊性とは「特殊な種」であり、「が」の個別性とは「個別の物」であるというのが主張でした。
<ツチノコ説>
①「象は鼻が長い」は象という特殊な種の一部である個別の鼻の属性の認識の表現です
②「象の鼻が長い」は個別の象の(部位である)鼻の属性の認識の表現。
③「象の鼻は長い」は犬や馬の鼻ではなく「象の鼻」という「特殊な(種の)鼻」の属性の認識の表現。
④「このテレビは最新型です。」は「このテレビ」というテレビの特殊性の側面に対する属性認識の表現。
しかし、④において、う「個別の物」としてのテレビの属性でしかない「最新型」を特殊性として認めた時点で、ツチノコ説は完全に破綻したのです。「最新型」は「特殊な種」ではありませんから。
そこが三浦とツチノコ説の差異であり、ツチノコ説の明白な誤謬でもあります。
経緯を正確に書くと、当初のツチノコ説は、
①「象は鼻が長い」は象という特殊な種の一部である個別の鼻の属性の認識の表現です
②「象の鼻が長い」は個別の象の(部位である)鼻の属性の認識の表現。
③「象の鼻は長い」は犬や馬の鼻ではなく「象の鼻」という「特殊な(種の)鼻」の属性の認識の表現。
と主張しており、「は」の特殊性は「特殊な種」の認識に対応していて、「が」の個別性は「個別の物」の認識に対応していました。
ところが、三浦の『日本語はどういう言語か』に
これは最新型です。
が例として載っていることを指摘された結果、
④「このテレビは最新型です。」は「このテレビ」というテレビの特殊性の側面に対する属性認識の表現。
と方針変更に追い込まれました。しかし、その結果、②「が」と④「は」で同じ説明をしてしまうという既述の致命的誤謬が生じたのです。