ピジンとクレオールの文法はその現地民が話す基層言語の文法に似ていて、反対に語彙はその現地に来た人々が話す上層言語を元にしていると聞いたのですが、本当ですか。もし本当であれば、なぜそうなのでしょうか。なぜ、文については上層言語が元に、語彙については基層言語が元にならなかったのでしょうか。

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A 回答 (1件)

こんにちわ(/は)。



>ピジンとクレオールの文法はその現地民が話す基層言語の文法に似ていて、反対に語彙はその現地に来た人々が話す上層言語を元にしていると聞いたのですが、本当ですか。
*本当だと思います。
>なぜ、文については上層言語が元に、語彙については基層言語が元にならなかったのでしょうか。
*下述のように、ピジン・レオールとは外来語が現地語に入り込まれて融和した言語です。文とは文法のことですね。文法はその土地の人間の思考の基幹になる要素です。語彙は単語のことですね。基幹になる現地の文法を基にして、外来の語彙が現地語を補いながら融和して自然発生的に出来上がったものがピジン・クレオールと定義されています。文法が上層言語で、語彙が基層言語という現象をたとえて言うなら、ある日本人が未知の言語-英語を学んで英語を話す状態に近いですね。それはピジン・クレオールとは言いません。単なる外国語です。

以下は、私の過去ログhttp://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=693712を省略修正して再録した物です、ご参考にしてもらえればとても嬉しいです。

ピジン・クレオールの学説上定義はいまだに確定していないのはすでにお察しとおもいます(植民政策以外も含めるかどうか、日本語も本来はクレオールproto-Japaneseではないのかなどで)。いきさつは割愛します。

日本語系ピジンクレオールの例として、近場では台湾が典型的です。土着民族以外の元から居た華人や、戦前戦後、大陸から入り込んで来た華人などが、盛んに日本語を学びました。その残滓が現存します。台湾人にとっては上層言語であるオジサン・オバサン・イモート・シャチョウ・ベンキョー・タタミ・コーバン・ジンジャ・ケイレー・オンセン・ゴハン・メシ・シネッなど現在でも台湾語の一部として生き延び、現役で使用されています。台湾に行くとすぐおわかりになると思いますが、戦前の日本語が「会話」としても現存しています。これらは殆ど「日本語系クレオール」と言っても過言ではないでしょうか(台湾在住のかたならもっと知っているかも知れません)。以上は「植民政策?」から日本語がピジンクレオール化した珍しい?例です。
次に、韓国にも相当数有ったものと考えられます(未確認)。故意に抹殺されている可能性がある(過去にあった例の)日本語上層系ピジンの秘境かも知れませんね。
そして、現代において実生活上「実益」もあって、「必要」があって日本語がピジン化して、生きている例では、グアムサイパンハワイの日本人観光客向けが典型例でしょう。たとえばクーコー・カンコー・ダンタイ・オキャクサン・イラシャイマセ・アリガト・・・簡単な実用日本語会話など、中部平洋地域には戦前の軍隊用語もたくさん現存しているのではないでしょうか(未確認)。

忘れてはいけないのが、一部では、アイヌ語に入り込んだ日本語もピジンとする説があります(現存例)。

最後に、日本人にとっては基層言語であるところの日本語が英語に取り込まれた例でツナミ・タイフーン・キモノ・ゲイシャ・カブキ・ケイダンレン・カンバン・ワサビ・テリヤキ・テンプラ・スシ・ハシ・・・これらも近代になって「日本国力台頭」に伴い英語辞書にも掲載されています(現役例)。
以上の一例は、総体的に言って短語のみの言語だから、いわゆるピジンとは断言できませんがご参考までに。
(余談で、英語が上層ではチャイニーズ・ボンベイ・神戸・横浜ピジンなど、何万とあることでしょう。米国に占領された歴史のある日本で、いま氾濫している日本式米語はピジンイングリッシュの範疇と考えても間違いではないと思います。ピジン英語って実によく通じますね、不思議と世界中で。日本語系ピジンでは台湾がよく通る地域)。
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もともと言語学におけるピジンクレオール説の位置付けは新しい現象です。数十年足らずです。カリブ海あたりのフランス語の浸透度を調査しているうちに学問になっちゃったって感じで・・・(未確認)。日本発でないことは確か。

旅行者相手にしているような人の言語も、難しいことを言わなければ、ピジンといえます。大発展する可能性を秘めています。消滅するのが早いのもピジンの特色です。上海ピジン・横浜ピジン・ボンベイピジンなども初期は(客引きの人・買弁の使う言葉)だったものが大発展したものと考えられます。
(グアム・サイパン・ハワイの例)は実際に日本語スクールも開設されて現地人旅行関係者が学んでいます。彼等の家族子供たちも覚えていくかもわかりません。もう立派なピジンといえるのではないでしょうか。
広義では、他地域の言語が簡略化(simplification)/縮小 (reduction)/再構成(restructuring)/混合(mixture)を経てクレオール化していくのではないでしょうか。そういった意味でいま日本で氾濫している日本式米語の表記・日本語交じりの会話もピジンの一種だと前述しました。ピジンを学ぶには人類学からも入っていく必要性があるんではないでしょうか。

ピジンとクレオールは大変面白い研究課題ですね(^^♪。
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