プロが教えるわが家の防犯対策術!

【 百人一首 】テーマ " 恋 " に関する事柄について
何か知っているものがあれば教えて頂きたいです
例 ) 当時の人にとって恋とはどのようなものだったのか
  恋に抱くイメージ etc

何個でも構いません。たくさんの意見が欲しいです!

A 回答 (1件)

百人一首は様々な勅撰和歌集から藤原定家が代表的な(と現代では書かれていますが、実は定家好みの)百首を選んで編纂された和歌集です。



定家は鎌倉時代の歌人であり古典の研究者でもありましたが、和歌の1番・天智天皇(=中大兄皇子[大化の改新を成し遂げた人物]:飛鳥時代)から自身を含め、鎌倉時代中期までの歌人(源実朝や後鳥羽上皇等)までが選ばれています。

ですから約600年間と言う、実に長き時代を網羅していることが分かります。
つまり時代の変遷によって[恋]についての意味合い(誰に対してのどのような恋か)も変わってきているのです。

百人一首にある[恋]の歌は全部で43首。
ほぼ半分と言っていいくらい多く、ここで全てを挙げるのは無理です。
最初の数首を挙げますから、あとは[百人一首]で検索し、実際に[恋]に関する和歌(下の和歌番号)を自分で拾ってみて下さい。
それぞれの和歌の出典が載っています。
どんな[恋]を歌ったものか意味もそこで調べてみたらいいでしょう。
いろんな形の[恋]が説明されています。

では、例を挙げます。

飛鳥時代の恋の歌は妻や子どもに対するもの。
3番 柿本人麻呂
あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の 長々し夜を ひとりかも寝む

以下は自身で見てみて下さい。
13番 陽成院
筑波嶺の 峰より落つる 男女川 恋ぞつもりて 淵となりぬる
14番 河原左大臣
陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れ初めにし 我ならなくに
18番 藤原敏行朝臣
住の江の 岸による波 よるさへや 夢の通ひ路 人目よくらむ
19番 伊勢
難波潟 短き蘆の 節の間も 逢はでこの世を 過ぐしてよとや
20番 元良親王
わびぬれば 今はた同じ 難波なる みをつくしても 逢はむとぞ思ふ
21番 素性法師
今来むと いひしばかりに 長月の 有り明けの月を 待ち出でつるかな

以降の[恋]の歌ですが、
25、27、30、38、39、40、41、42、43、44、45、46、48、49、50、51、52、53、54、56、58、59、63、65、72、74、77、80、82、85、86、88、89、90、92、97番
までです。

このうち[歌合わせ]として最も有名な和歌が40、41番です。
定家自身の和歌は最後の97番。

あなたが調べてみて、心に残った和歌をいくつか挙げたらいいと思います。
    • good
    • 2

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!