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大企業の役員、社長などは自分の会社の株式を持っていることが多いですね。

会社によっては
「わが社のボーナスは社員の為にある制度です。
 役員にはボーナスはありません。
 その代わり株式配当がボーナスみたいなものですから、皆、役員はそれを励みに頑張ってます」
なんて会社もありますよね。

これは役員自身が自腹で買う(買わされる)のでしょうか?
それとも役員就任時、および留任時に無料でもらえるのでしょうか?

社長「おい、●●君、来期は君に取締役になってもらうぞ」
●●「はい、ありがとうございます。頑張ります!」
社長「経営の責任の一端を担ってもらうからには君自身にも出資してもらいたい。
 わが社の株式を1000株、自腹で買ってもらうぞ。
 ●●●万円、用意しておいてくれ」
●●「社長、そんな金は持ってません」
社長「自分の会社の株も買えないのか? 君はこの会社に愛着はないのか?」
●●「お金がないので、この話は無かったことにして下さい」

なんてこともあるのでしょうか?

ケースバイケースだとは思いますが、詳しい方、お願いします。

A 回答 (7件)

大企業の上場時は自社保有比率や流通株式数や株主の数など厳正な上場基準を満たしていないと上場そのものが出来ません。


上場大手は社長が株を保有するケースがありますが、取締役は保有義務が無いので、自由ということになります。
株式公開していない非上場会社でも株式会社として登記する際に発行済みの株式は増資しない限り増えることはありません。
非上場企業の株は公開されていないことから売買は株を持つ人と買う人の当事者間で行い、市場取引がされないので価格が変動せず、さらに財務公開されないので、四半期ごとの財務確認ができないという点で、取得リスクが高いので、一部役員に出資を促すことはあるかもしれませんが、一般に中小企業の株を社員が持つことは極めて少ないです。
登記時に出資した株式の数が変わらず、価格の変動もないので、社員に株を渡すことは既存株主の配当収入を下げるだけで、議決権も与えるという点から会社のメリットが低いです。
上場企業の社長にも創業者及び創業家で大株主や筆頭株主となっている場合を除くと、社長も任命された一社員であり、決められた任期で役職を全うするだけです。
上場企業の場合、創業者で筆頭株主となると議決権ベースで優位なため、かなりの権限を持ちますが、役員給与や従業員の給与、配当金等は企業に配置される複数の会計監査役により利益水準等を鑑みて適正に決められて、役員の承認を得て、株主の議決権を得たのちに支払われるため、社長が勝手に決めることはできません。
創業家でない雇われ社長の場合は会社に愛着がある方は少なく、自分さえ給与が高ければよいというワンマンな方もおられるのは現実です。

ちなみに配当金は本業の儲けである営業利益を評価に1株配当を決定するのですが、支払い時点では資金が調達できないので、利益剰余金を崩す形で支払われますので、企業の内部留保状況や借入(有利子負債)のバランス等を鑑みて、また法人税負担等を考慮して支払いが検討されます。
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かなり、創造豊かですね。


しかしながら、上場大手の企業は役員の給与は株主総会により決定し、議決権を得て承認されます。
上場大手の社員さんは自社株会という組織を介して株を取得するケースが多く、市場取引のような買い方ではなく、給与から一定額を天引きされて取得し、自社口座で管理されます。
役員級になると給与は一般社員と違ってかなり高くなり、税負担が多くなるため、一定額を株式の取得に回し、配当所得による分離課税で税を回避する考えの方が多いです。
配当所得は20.315%と定率で分離課税のため、住民税や健康保険料にも影響しません。
上場企業の役員となると一般社員の年間のボーナスを含んでも到達するレベルではなく、想像以上に多く、兆円企業となると数千万円~億も不思議ではありません。
議決権に優位な点と節税面、退任後の立場や所得面を鑑みて株式を保有される役員さんが多いです。
また、自社株会からの取得は市場取引ではなく、自社保有株の割り当てとなるため、3%程度ディスカウントで取得でき、売買時の手数料や保管コストなど一切が掛からないという社内メリットが高いため、役員となると意識的に取得される方が多いです。
しかしながらあくまでも取得は自由であり、役員でも株を持たない人はおられます。
上場大手とは言え、社長は株主議決をもって選任されるもので、社長とて経営トップでありながら、社員の一人でもあり、上下関係はありながら、会社が株主全体のもので社長のものではない法人であるため、ある意味立ち位置は変わりませんので、社長が部下に株を買えなんてことはあり得ません。
しかも、上場時に発行済みの株式数は常にどこかの投資家が保有し、これが増減することは増資や源資を伴わない限り有りませんので、常に同じ株数で市場で流通します。
従って、役員が株を持つ持たないは株を発行する企業にとって何の問題もありません。
給与の高い社員が給与天引きで株を定期買いすることで、企業の議決権ベースが高まるというメリットと、自社の配当所得と給与とのダブルインカムが実現します。
株式会社の従業員や取締役が、自社株をあらかじめ定められた価格で取得できる権利であるストックオプション制度を導入して社内還元する企業もあります。
役員でも株式は無償ではないのでその点の誤解をしないでください。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>、給与から一定額を天引きされて取得し、自社口座で管理されます。
役員級になると給与は一般社員と違ってかなり高くなり、税負担が多くなるため、一定額を株式の取得に回し、配当所得による分離課税で税を回避する考えの方が多いです。
配当所得は20.315%と定率で分離課税のため、住民税や健康保険料にも影響しません。

ということはこの買い方をする場合、天引きされて株式取得に廻した給料分は所得から控除されるってことでしょうか?
具体的に言えば、ある人が年間給与1000万円を得ていて、その給与から400万円分、株式取得のために天引きされた場合、この人の年間所得は600万円として所得税を算出するということ?

>社長が部下に株を買えなんてことはあり得ません。

あー、それは質問文に書いたケースの話を指して
「こんな状況はあり得ない! 上場企業の社長は社員に向かって自社株を買え、なんて命令はできないのだ!」
とおっしゃっていると思います。そりゃまあ、コンプライアンスを遵守する(せざるを得ない)お上品な上場会社ならそうかもしれませんが、私が質問文に書いたような
「役員に引き上げてやるから自社株を買え」
の場面は当然、株式公開なんてしていない中小企業を想定しております。
要するに、社長としては役員というエサをぶら下げて、その引き換えに会社に出資させるというバーター取引を迫っているわけです。汚い社長ですね。まあ、現実的にはこういう社長は存在すると思いますが。

>役員でも株式は無償ではないのでその点の誤解をしないでください。

ははは、誤解してたかもしれませんね。
ワンマン社長が配当額を好き勝手に決めて、自分や株を持たせている自分の家族だけに株式配当利益をジャンジャン出している会社、というのを見るとうらやましくなっちゃったんで。

お礼日時:2022/12/26 01:20

給与は全額現金で支給され、それとは別に株式の供与がパッケージとして組み合わされる。

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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

ん? では結局は無料でもらえるってこと?
でも無料でもらえる、なんて甘いことは無いよねえ?
だって株式会社の創業時点では株式は創業者の自己資金か、あるいは借金で用意するものでしょ?
それが会社がだんだん大きくなっていって、役員を何人もそろえるようになってからは
「君、役員にならないか? 君の分の持ち株は会社が無料で用意するからさ」
ってなことになったら、後から加わった方がラク、ってことですもんね。

お答えの
「株式の供与がパッケージになる」
ってのは、何かしらデメリットもあるんじゃないのですか?
たとえば
「その場合、株主配当はもらえない」とか
「その場合、役員就任期間は絶対に売却できない」とか
「その場合、役員退任時に会社に全株返上する」とか。

よく考えたら、役員にタダで株式を持たせるメリットもないし、そもそも会社が株式を発行する以上、
「タダで持たせる株式」
がどこかからか湧いて出てくるわけもないですもんね。

お礼日時:2022/12/25 21:20

ソフトバンク株式会社CEO宮川 潤一さんは就任時に200億円分を購入しました。


https://www.softbank.jp/corp/news/press/sbkk/202 …
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

リンク先を拝見しました。

>この買付けに際し、当社は宮川個人に対し、適切な資産保全策を講じた上、この買付けに係る資金を融資することを決定しています。

200億円の株式を個人で買い付けるのか・・・
あれ? その金はソフトバンク社が融資してくれるの?
いいなあ、融資してもらえるなんて・・・
いやいや、結局はその200億円は借金だから返済せねばならんのか、大変だな。

>宮川の当社株式保有数は3月31日時点で475,600株(発行済株式に占める保有割合は0.01%)ですが、この買付けが完了後、3月31日時点の株価で取得した場合、14,378,900株(発行済株式に占める保有割合は0.30%)になる予定です。

200億円もの大金をかけて買った株だが、買い付け前0.01%から買い付け後0.30%か・・・
200億円が全株式の0.29%にしかならない、ってどんだけデッカイ会社なんだ・・・

お礼日時:2022/12/25 21:04

無理やり買わされるのではなく、会社が無償で株式を供与する。


ただし、その金額も年収総額に含まれると考える。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>無理やり買わされるのではなく、会社が無償で株式を供与する。
ただし、その金額も年収総額に含まれると考える。

ん? 要するに給料の一部は現金で支給されずに
同価の株式と引き換えになる、ってことですよね?
この解釈で合ってますか?

お礼日時:2022/12/25 20:40

会社が役員報酬規則に定めて、給与と同列に株式を与えることが出来ます。


その場合は、自分で金を払って買う必要がないけれど、まあ、カネでもらう給与の一部が株に代わったようものですね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
なるほど、結局は役員が自腹を切らされるわけですね、

まあ、無理やり買わされる場合はかわいそうな感じもするし、
一族経営で自分の家族だけが株式を独占している会社において配当をドカンと出して儲けている人は、ずるいな、って感じもしますね

お礼日時:2022/12/25 20:30

大雑把にその通りです。


僕は小企業の取締役昇格で、100万ほど自社株、
買わされましたが、市場もなく迷惑でした。

3年でリストラの波で、買値で引き取ってくれましたが、
退職金は5年不足で約半額とか、しり上がりの曲線で
大分損した感じでした。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>大雑把にその通りです。

その通り、ってどっちですか? 買うんですか? 貰うんですか?

>僕は小企業の取締役昇格で、100万ほど自社株、
買わされましたが、市場もなく迷惑でした。

買うんですね、というか回答者様の場合は買わされたんですね。

>3年でリストラの波で、買値で引き取ってくれましたが、

買値で引き取ってくれたんなら良いじゃないですか。


>退職金は5年不足で約半額とか、しり上がりの曲線で
大分損した感じでした。

まあ、役員ですからね。退職金もかっちりもらえる人(もらえるように、予め役員規定をうまく操作している人)もいれば、
全然貰えずに「はい、さようなら」とされてしまう人、
様々でしょう。

一時は人の上に立つ仕事をしたのだから良しとしたいですね

他の経験談のある方、お待ちしています。

お礼日時:2022/12/25 20:16

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