準・究極の選択

 ロケットの発射は全て、垂直上昇ですよね?
成層圏まで通常の飛行機の様に上昇して、そこから大気圏脱出と言う手段では不可能なのですか?(燃料が足りるとして)
 成層圏ぎりぎりまで旅客機の様な角度で上昇すれば、過大なGに耐える必要も無い気がしますし、または別の母体で運んでそこから切り離し、上昇と言った手段では不可能ですか?

A 回答 (4件)

不可能ではないですがさほど意味が無い、またはかえって不経済です。


弾道飛行(一旦、大気圏外に出てそのまま地球に落ちてくる)をするだけならそれでも良いですが、
周回軌道に乗るためには、地球に対して横方向に秒速8km弱(約マッハ23)のスピードが必要です。
マッハ15の流星号から打ち上げるのならまだしも、コンコルドやブラックバード(SR-71)程度の速度ではあまり速度の足しになりません。
逆に、空気の濃いところを延々飛ぶので、空気抵抗分の燃料が余計にかかってしまいます。
※そのため、今のロケットは早く空気の濃いところを抜けるために垂直に打ち上げます。

将来、マッハ10程度の超高速旅客機が日常的にバンバン飛びまくるようになれば、
それに便乗して打ち上げ速度を節約するロケットが出てくると思いますが
それまでは現状の方式が続くでしょう。
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この回答へのお礼

この方法だと、難しいとかの問題ではなく、不経済と言う事ですか。 垂直上昇の方が効果的で、経済的なのですね。

お礼日時:2005/04/20 21:06

アメリカのペガサスシステムは垂直打ち上げではありません。

Bー52から投下して、水平に加速してから上昇します。

ただ同じ角度で上昇するというのは無駄が多いでしょう。大気圧は高度と共に薄くなりますから翼による揚力は当てにできなくなります。ロケットの推力だけが頼りになると、重力加速度との競争ですから垂直に近いほうがよいのです。どちみち大きな加速は掛かります。
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この回答へのお礼

スペースシップワンは母体で上空まで運んで、そこから自力で上昇ですが、今までこの方法が行なわれなかったのはなにか技術的に問題でも? と思いましたが、単にコスト等で合理的では無いだけですか。
 揚力が得られるところまで上昇して、後はロケット推進で・・・と思いましたが、燃料的にも不経済なのですね。 垂直ならば最短距離ですし、一気に抜け出てしまうのが1番手っ取り早いのですね。

お礼日時:2005/04/21 20:22

>成層圏まで通常の飛行機の様に上昇して、そこから大気圏脱出と言う手段では不可能なのですか?



 ソビエトのスペースシャトル、ブランは
そういう設計だったようです。ロケットエンジンと
ジェットエンジンがついています。
テスト飛行まで成功したところで、予算不足で
開発計画が中止になりました。

 アメリカの民間宇宙船スペースシップワンは
ホワイトナイトと名付けられた特殊な
飛行機の横に取り付けられて途中まで
上昇します。
 その後切り離されてロケットで
飛ぶ方式で、スペースシャトルが
飛ぶ高度300キロまでの上昇に
成功しています。
 参考URLに100キロから300キロまで
の飛行映像があります。
 上昇するときは空気抵抗を小さくする
形になっていて、宇宙空間で変形して
空気抵抗を大きくした形で降下してくる
といった優れものです。

参考URL:http://xprize.com/webcast/webcast.php
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この回答へのお礼

垂直上昇の方が一般的(?)なのは、コストがかからないからなのでしょうか。(^^;)

お礼日時:2005/04/21 20:16

既にその方法は使われています。



参考URL:http://spaceinfo.jaxa.jp/note/rocket/j/roc_j.html
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この回答へのお礼

この方法が普及(?)しないのは、経済面と技術面、どちらが特に足かせになっていますか?

お礼日時:2005/04/20 21:08

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