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「ウラー」の意味と語源を教えてください。日本語の「万歳」と全く同じでしょうか? 叫ぶロシア人の脳裏には何が浮かんでいるのでしょうか?
日本人にとっても「万歳」は不思議な言葉です。祝い事の席でこう叫んで両手を上げますが、よく考えるとなんで?となってしまいます。下記に一応目を通していますが、それでも気分として疑問が消えないのです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%87%E6%AD%B3

ロシアのニュースなどで「ウラー」に対して「万歳」という字幕が付くのを見ますが、両者が完全に一致するのかいつも首をかしげてしまいます。まとめると、質問は、「ウラー」と叫ぶロシア人の脳裏にあるものは何か?ということです。

質問者からの補足コメント

  • うーん・・・

    投稿中に気づきましたが、時代はロシアに釘付けなのに言語学にはロシア語カテが無いのですね。仕方がなく「その他のカテ」に投稿しています。ロシア語や文化に詳しい方の回答を求めます。

      補足日時:2023/05/10 17:05

A 回答 (7件)

>「ウラー」の意味と語源を教えてください。

日本語の「万歳」と全く同じでしょうか?

ウラーの語源は他の方が回答しているので割愛します。

人間社会には「ある集団がある行為を是とするために使う言葉・行動がある」のです。多分に人間の本能的な「集団意識の確認」からきているものです。

日本の場合、このような言葉・行動はほかにもあります。たとえば昔から鬨の声として知られる「エイエイオー」とか「弥栄(いやさか)」とか、三本締めなどの手締めもそうです。

その集団の団結を表すために、地域や組織によって独特な場合があり、たとえば「弥栄」はボーイスカウトが使う事が知られていますし、手締めも「博多手一本」など独特な手締めを持つ地域は数多くあります。

なので、各国語の「ウラー」と日本語の「万歳」は同じ意味であり、同じ機能であるといえます。

で「意味」なのですが、「ウラー」と「万歳」は同じ意味で、それは「この組織(この場合は国家)が生存競争に勝ち続けることを記念する」という意味です。

だから「ウラー」は軍事パレードの祝辞でも軍隊が唱和するわけです。
「万歳」はもっと直接的に「この国が戦争に勝って万年歳を迎えられるように」という意味もあります。

>叫ぶロシア人の脳裏には何が浮かんでいるのでしょうか?
どの国でも軍人なら「自分の命をささげる代わりに、この国が永遠に保たれ、自分の家族が幸せに生きられるように」です。
 
逆に国家は、その国が存続するかぎり「国のために殉死した兵士を国家として記録し、忘れないで感謝し続ける」ものです。

太平洋戦争などで「天皇陛下万歳」と叫んで殉死した兵隊さんたちも気持ちは同じです。日本において「天皇が万歳まで生きる」ということは「天皇がおられる日本国が万年間続き、自分達の家族が存在し続ける」という意味だからです。

wikiによる「万歳の成り立ち」はその通りなのでしょうが、時代的に「西洋に習って近代化した国民国家を作りたい」という熱意があったことは説明されていません。

国民国家というのは「市民が国家を守り、維持し、その代わりに自分達が政治に賛成して国家運営する国」という意味で、スイスの国民皆兵制などが代表格です。

明治までの日本では《領地は武士が自分の命を懸けて守るもの》という認識が一般的で百姓は武士の戦争を弁当片手に眺めていた時代が長くつづいたため、「市民による国家防衛」という認識より前に「国家は市民のものであり、四民は平等に国家を守り、その代わり国家運営の権利を持つ」という近代的民主主義を日本人に教える必要があったのです。

だからこそ、大日本帝国憲法の発布に際して「国家運営の参加する権利を得て、同時に国家を守る義務を負った大日本帝国市民」が唱和する「ウラー」に相当する掛け声が必要だったわけで、それが「万歳」になったわけです。

「万歳」という言葉は、元々仏教用語としてあり「バンゼー」と発音するのが一般的でした。古い映画ですが僧侶の修行風景を描いた「ファンシィダンス」の中で、僧侶がお互いの知識をかけて戦う「法戦式」でも勝った側は「万歳(バンゼー)」と勝鬨を上げる習わしが今でも続いています。

この言葉の語呂の良さや勢いの良さが、採用された大きいな理由のひとつだと思います。

>ロシアのニュースなどで「ウラー」に対して「万歳」という字幕が付くのを見ますが、両者が完全に一致するのかいつも首をかしげてしまいます。

軍人の唱和なら「万歳」でほぼ一致します。

>まとめると、質問は、「ウラー」と叫ぶロシア人の脳裏にあるものは何か?

「戦争に勝つぞ!この国は強いぞ!世界の中の生存競争で生き残るぞ!」という言葉であり、その裏には「だから自分達の家族や社会が幸せに生活できるように力を頑張ろう」という願いが込められています。
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この回答へのお礼

ありがとう。おかげでウラーの語感まとまってきました。

お礼日時:2023/05/13 13:21

語源はともかく、現代において実際に使われるシチュエーションを見る限り、日本語の「万歳」とほぼ同じニュアンスか、あるいは少し広いという印象です。



例えばスポーツで得点したり勝ったりした時や、日常生活でも何かをやり遂げた時などに「やったぜ!」みたいな感じでよく使います。チェブラーシカも「友達の家」を完成させたときの演説で使っていますよね。
ここら辺の使い方はまあ「万歳」と訳せるでしょう。

あと、何かの応援をする時に「行け~!」とか「チャンスだ!」みたいな感じで、結果が出る前に(良い結果が期待できる状況で)使うこともあり、これは少し「万歳」より広いニュアンスかも知れません。
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この回答へのお礼

有難う、WBCでも万歳!でしたかね。万歳は千代に八千代にの感じで重いのでウラーの方が意味合いとして単純素朴でしょうか。

お礼日時:2023/05/12 06:51

英語版ウイキペディアによれば、


語源はモンゴル語のhurray
意味は「動く」「攻撃する」で、
中世から使われていたそうです。
鬨の声です。

>Mongolian:
>The term may have come from
>warriors of Ancient Hun or
>of Mongolian Empire "hurray"
>meaning "to move attack" or
>"appeal for goodness",
>which was formed into "(h)urra" in Russian
>with same meaning,
>and from which the Mongolia "Uria"
>(callings or slogans) comes from.
>"Hurray and Uria" words are used today
>in Mongolia from the ancient soldiers.
https://en.wikipedia.org/wiki/Oorah#

>"Ura" or "Hura" is the battle cry of
>the Russian Armed Forces,
>as well the Soviet Armed Forces and Red Army
>that preceded it. Its usage dates back to
>the Medieval era,
>derived from the Mongolian phrase
>hurray, meaning "to move" or "to attack".
>Mostly used during World War II,
>it is still used during military parades
>and Victory Day celebrations
>by all branches of the Russian military
>as well as most armed forces
>of the Commonwealth of Independent States
>and in the Bulgarian Armed Forces.
>It was and is also used
>as a patriotic phrase denoting respect
>to the military as well as the country itself.
https://en.wikipedia.org/wiki/Oorah#Other_uses

>ロシア人の脳裏にあるものは何か?
わかりません。
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この回答へのお礼

有難う、語源はロシア単独では収まらないということが分かりました。

お礼日時:2023/05/11 07:53

ウィキペディア(ロシア語版)



Ура! (ラテン文字に置き換えると Ura!)
https://ru.wikipedia.org/wiki/%D0%A3%D1%80%D0%B0!

ブラウザに付属している翻訳機能を使って(あるいは Google翻訳等を使って)お読みください。語源についても書かれています。
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この回答へのお礼

有難う、「喜び、楽しみ、全体的な熱意を表現する勝利の感嘆詞として、また戦いの雄叫びとしても使用されます。」とのことですので、TVの字幕「万歳」の語感とはかなりずれていますね。

お礼日時:2023/05/11 07:44

ドイツ語の「ハイル」や、日本語の「万歳」と殆んど同じ。



去年のパレードでは、
たしか「ロシア、ウラー」だったと記憶してる。
…日本も戦争で「大日本帝国、万歳」と叫んでた。

ロシア兵が戦場で突撃する時は「ウラー」と叫ぶらしい。
…日本の神風とかも、死ぬ覚悟で突っ込む時は「天皇陛下万歳」だったらしい。

ロシアのパレードで兵士が一斉に「ウラー」と叫ぶ姿は、
ナチの兵士が「ハイル ヒトラー」、
日本軍兵士が「大日本帝国 万歳」と、一斉に叫んでた記録の景色とソックリに見える。
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この回答へのお礼

ありがとう。おっかあ、おっとう、ではないんですね。建前であんな叫び方ができるのが不思議です。

お礼日時:2023/05/10 20:05

ロシア語 ウラー


ドイツ語 フラー
英語 フレー
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この回答へのお礼

ありがとう。テレビの字幕もフレーでいいんですね。

お礼日時:2023/05/10 20:08

『おら~!』かも

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この回答へのお礼

ありがとう、アラー、イラー、エラーかもねえ~

お礼日時:2023/05/10 17:09

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