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先日、リドリー・スコット監督の最新作「キングダム・オブ・ヘブン」の試写会に行ってきました。
物凄く期待していったのですが…正直私にとってあまり面白い映画とは言えませんでした。
その”面白くない”原因を考えてみたところ、歴史的な背景や十字軍に関する知識が皆無状態のため話について行けず面白くないと思ったのかもしれません。

そこで!映画をこよなく愛するものとしてこのまま素通りできません。〈笑)
これから先のことも考えて、わかっているに越したことはないと思いまして、勉強しようと思います。
・12世紀フランスの時代背景
・イスラム教とキリスト教との関係
・エルサレムとはどんな土地?
・ユダヤ教、イスラム教、キリスト教それぞれの特徴と詳細
・十字軍の詳しい歴史
・関連する国の地図上の位置関係
・両宗教側からの十字軍に対する見方

以上の内容を知れれば、今回の映画もあらかた理解できてくるのではないかと思います。(あくまでも私個人の考えですが)
これらの回答を得れる資料、本、サイト…ありましたらお教えください。
初歩的なこともわかっていないので、基礎からしっかりと知りたいです。
よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

知ってる範囲で





<イスラム教とキリスト教との関係>

 BC1800-1500頃、羊を養いながら近東を移動していたアブラハムという放牧民が二つの祖先になります。
ある日、神から啓示があったそうです。
「わたしが示す地に行きなさい。そうすればあなたの名前を高め、あなたに祝福を与える。あなたを祝福するものをわたしは祝福し、あなたを呪うものを私も呪う。その地とはカナンだ。」
神が言うことを聞けば、子孫を偉大な国民にすると言ったわけです。
一放牧民が神に偉大な国家をあげると言われたわけです。

アブラハムの年齢 当時75歳。
他の人も誘いましたが、みんな断って、妻のサラと甥のロトとしもべたちが一緒についていくことになりました。

アブラハムが高齢なあらのサラも高齢なはずです。
子孫は望めない。
そこで妻サラは召使のエジプト人のハガルをアブラハムにあてがいました。
できた子どものなまえはイシュマル。
その後 高齢のサラにも子どもができました。イサク。
正妻のサラは嫉妬して家庭内不和になり、アブラハムは召使のハガルとその子どもイシュマルを追い出しました。
正妻の子の子孫は後にユダヤ教になり、イシュマルの子孫はイスラム教になった。


ということはえっと。。。
神から約束の地カナンを与え、子孫に栄華を与えるといわれたのはアブラハムで、二つの宗教の祖先は元を辿れば同一人物だったのです。
二つに分かれたので、どっちも自分達こそ神から愛された民族だって言い張って、争っているわけです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%96% …



<エルサレムとはどんな土地?>

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地。
3つとも同じ一人の男を祖先とする。
だから親族争いみたいなもんです。



<ユダヤ教、イスラム教、キリスト教それぞれの特徴と詳細>

うっ、、

3つとも旧約聖書を使っている。
ユダヤ教がプラスタルムード、キリスト教がプラス新約聖書、イスラム教がプラスコーラン。

ユダヤ教の教祖は、、、知りません。モーゼあたりかな?
キリスト教の教祖は やはり知りません。 
一般的にはイエスだとされていますが、イエスが生きていたころは、ユダヤ教の一派 ユダヤ教ナザレ派でした。
他にはパリサイ派 、サドカイ派 、熱心党 (ゼロテ派) 、エッセネ派、ヨハネ教団があり、それぞれ違ったようです。

じゃあ、誰がキリスト教はこうあるべきだって創ったのか?
知りません。
   
ユダヤ教ではダビデの後の偉大な王はまだ現れていないことになってます。イエスはテロのリーダーだったとしています。
キリスト教ではもう現れていてイエスだったとしています。
イスラム教ではイエスはテロリストではなく偉大な預言者の一人だったとしています。


<十字軍の詳しい歴史>以下はNo.2さんのリンクが詳しいと思います。
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この回答へのお礼

ご返答ありがとうございます。
一つひとつの丁寧で簡潔なご回答を頂いて、大まかなことはわかりました。
もう少し掘り下げながら調べてみますね!

お礼日時:2005/04/28 14:53

12世紀フランスの時代背景と関連する国の位置関係について


分かりやすいものとして、
アリエノール・ダキテーヌという女性を扱っている本をお勧めします。
彼女は1137年にフランス南部のアキテーヌ公の娘として生まれ、
82歳でその生涯を閉じました。
つまり12世紀の大部分を生き抜いた人です。
彼女の人生を追っていくと、
この時代の政治、文化(12世紀ルネッサンス)の流れ、
西ヨーロッパ人(の支配層)が東方やイスラム諸国をどう見ていたか、
などを知ることが出来ると思います。
ちなみにアリエノールという女性は大まかに言いますと、
15歳で父親の跡をついでアキテーヌの領主に、
その後フランス王ルイ7世との結婚でフランス王妃になり、
夫とともに第2回十字軍に参加しますが、
後に離婚し、今度はヘンリー2世と結婚して
イングランドの王妃となった人です。
そこで生まれた息子のリチャード1世が
第3回十字軍では捕虜になってしまい、
その身代金集めに奔走しました。
結局生涯に2回も十字軍に関わってしまった
のですね。

お勧めの本としては、

「王妃アリエノール・ダキテーヌ ― リチャード獅子王の母」
桐生操 新書館
「王妃エレアノール ― 十二世紀ルネッサンスの華」
石井美樹子 朝日選書

あたりです。どちらも堅苦しい学術書ではなく、
むしろ歴史小説のような感覚で読める本です。

ちなみに「キングダム・オブ・ヘブン」は
私も見たいと思ってます。
でも期待はずれかぁ・・・・微妙ですね^_^;
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この回答へのお礼

ご返答ありがとうございます。
無知故、堅苦しくない本大歓迎です。(笑)
ご紹介ありがとうございます。
映画は私個人(十字軍に関する知識皆無)の意見ですので…。
勉強してもう一度観てみようと思っています。

お礼日時:2005/04/28 14:50

十字軍に関する書籍としては、


橋口倫介『十字軍ーその日神話化ー』(岩波新書)
同上『十字軍騎士団』(講談社学術文庫)
山内進『十字軍の思想』(ちくま新書)
ジョルジュ・タート『十字軍ーヨーロッパとイスラム・対立の原点』(「知の再発見」双書30)
などがあげられます。
また、イスラム側からみた歴史として、
アミン・マアルーフ『アラブが見た十字軍』(ちくま学芸文庫)
があります。

参考URL:http://www.amazon.co.jp/
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この回答へのお礼

ご返答ありがとうございます。
本のタイトルと著者を求めていたので、早速探して読んでみます!
本当にありがとうございます。

お礼日時:2005/04/28 14:45

レンタルビデオ店で借りたリチャード1世はお勧め


です、十字軍遠征の指揮官イングランドのライオンハート王リチャード1世の話ですが、当時の時代背景がよく解ります。
お勧めの本は、ユダヤ教の本(学研)でキリスト教、
イスラム教もでています。

参考URL:http://harmonyatsugi.hp.infoseek.co.jp/kyusoku/K …
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この回答へのお礼

ご返答ありがとうございます。
うわぁ、感激です!映画好きにとっては嬉しい情報です。
是非とも借りて観なければ!!

お礼日時:2005/04/28 14:43

十字軍(じゅうじぐん)とは、中世に西ヨーロッパのキリスト教諸国が、聖地エルサレムをイスラム教諸国から奪還することを目的に派遣した遠征軍のことである。

東欧に派遣された東方十字軍(東方植民地運動)、北欧の北方十字軍と言われるものなどがあるが、本来の十字軍とは区別される。
西欧キリスト教国側から見れば義軍で、その戦闘は聖戦であったが、(東方正教会諸国や)イスラム国側から見れば侵略軍である点に留意する必要がある。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%81%E5%AD%97% …
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この回答へのお礼

ご返答ありがとうございます。
十字軍と呼ばれる集団がたくさんあったのははじめて知りました。
あわせて調べてみようと思います。
URL、とても参考になりました!

お礼日時:2005/04/28 14:42

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