No.4ベストアンサー
- 回答日時:
遡る」と「溯る」は、日本語の中で似た意味を持つ言葉ですが、微妙な違いがあります。
遡る(さかのぼる):
過去の時点や出来事に向かって、時間的に進むことを表します。例えば、過去の出来事や歴史を振り返る場合に使用されます。「時を遡る」といった表現が一般的です。
溯る(さかのぼる):
主に川や水流などが上流に向かって進むことを表します。また、抽象的な意味で、原因や根源に向かって遡ることもあります。例えば、「原因を溯る」といった表現がこれにあたります。
これらの言葉は微妙な違いがありますが、基本的には時間的な遡りを表す場合には「遡る」、物理的な上流に向かって遡る場合や原因・根源に遡る場合には「溯る」を使用します。
No.5
- 回答日時:
異字体なので本来意味の違いはありません。
「遡」を使うのが普通です。ネットには意味が違うという情報がかなりあり、ChatGPTに聞くとそれをもとにした回答が出ますが、俗説ではないかと。『説文解字』では遡を㴑(泝)の異体字としている。後に溯とも書かれる。これら四字は同字(異体字)と見てよい。
http://kanjietymology.blog.jp/archives/12784144. …
遡洄(そかい):さかのぼること=溯洄=泝洄
「溯」の使用例
[流れをさかのぼる]
穂高山へ登るのには御承知の通り梓川を溯る外はありません(芥川龍之介『河童』)
向うは下って行く船、こっちは溯って行くところ(吉川英治『剣難女難』)
[時代をさかのぼる]
過去に溯る嫌疑を恐れて(夏目漱石『彼岸過迄』)
記録類によれば平安朝まで溯ることができる(柳田国男『故郷七十年』)
これは平安朝まで溯ることができる(折口信夫『辞書』)
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