一念三千とは、つまり何？

一念＝瞬間の生命
三千＝十界×十界互具×十如是×三世間

我々の瞬間の生命に3000もの変化相があること、ということのようですが、
それは、つまりどういう事なのでしょうか？

No.2 回答者： atoiti 回答日時： 2024/02/25 09:36

「一念三千」の法門は、仏法のなかの最高峰といわれます

それを簡単に説明する事などできません、
一念（一瞬の生命）だけを見ても、科学でも、医学でも、最重要な本質問題なのです

それを、あえて簡単に（分かり易く）言います。
　一念三千とは、宇宙の森羅万象の真実の姿、生命の本質を説き明かした哲理で、一念、すなわち一瞬の生命のなかに一切の現象を収めて欠けることなく、人間の生命現象はもちろんのこと、宇宙自体も三千の働きがあることをいいます。
　全宇宙に起こりうる、あらゆる現象、つまり、私たちの一瞬一瞬の生命に全宇宙を具しているということになります
「山も海も、太陽も、月も、星々も、皆、私たちの胸中（己心）にある」とゆう事です

更に難解（最重要）なのは
天台の理の一念三千と、事の一念三千（文底独一本門）との違いを理解できなければ、観念の域を出ない、頭でっかち、で終わります。

テレビの難しい電磁理論が分かっても、テレビのスイッチを入れなければ
テレビを見る事は出来ない、と言う事です

この回答へのお礼

生命というものの実在を一瞬で捉えているところが実に面白いと思います。「刹那」ということでしょう。1/75秒、つまり、数学的な点ではない、ゼロではない僅かな時間と言うところが肝要なのでしょう。

十界・十界互具・十如是・三世間はもう少し思索しなければピンときません。

「理」と「事」ですね。

少し調べましたが、法華経とは「妙法蓮華経」であり、理の一念三千。日蓮の教えである「南無妙法蓮華経」が事の一念三千であると。

やはり、難しいですが、ここまでは分かりました。

お礼日時：2024/02/25 20:52

No.1 回答者： ks5512 回答日時： 2024/02/24 12:42

逆に考えましょう。

三千＝十如是×三世間×十界互具×十界

その三千種の様相が、一瞬の生命生命境界として顕れるという事です。
要するに、一人の人間の瞬間的生命には、三千種の可能性を備えるとともに、三千種の諸法に対しても逆に影響を与え得(う)るという事です。

この回答へのお礼

「如是力」をもって「如是作」することができると。

質問の仕方が悪かったかもしれません。
一念三千とは、生命の実相であり、何かと言われればそうであるということに尽きるとも言えますね。

うーむ、難しい。昔の人はよくぞ法華経を読んだな、と思います。

お礼日時：2024/02/24 20:02