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よく日本は「日本は無条件降伏したのだ」と言われますよね、ナチスドイツも無条件降伏だったとか。
ですけど、ポツダム宣言を読んでみるとちゃんと8項目の条件が記載されています。

(1)日本軍国主義の駆逐および軍国主義指導者の権力と勢力の永久除去,
(2)〈平和,安全及正義の新秩序〉が建設されるまでの連合国による日本占領,
(3)日本国の主権の本州,北海道,九州,四国および連合国が決定する諸小島への制限,
(4)日本国軍隊の完全武装解除と兵士の復員,
(5)戦争犯罪人の処罰と日本国内における言論・宗教・思想の自由および基本的人権の尊重,
(6)軍需生産の禁止,
(7)前記諸目的が達成され,日本国民の自由意志による平和的政府が樹立された後における占領軍の撤退,
(8)日本国軍隊の無条件降伏。
https://kotobank.jp/word/%E3%83%9D%E3%83%84%E3%8 …

8番目の無条件降伏はあくまで「日本国軍隊限定」であって、日本国全体や日本国民全員ではないはずです。

なのになぜ日本は屈辱的な無条件降伏を受け入れたから、何をされても文句を言う資格はないという風に言われているんですかね? なんかおかしいです。
無条件降伏とは、領土全部を奪われて、国民は全員奴隷にされても文句を言えないという内容のはずであるとか本来。

あと、ナチスドイツは国全体としての無条件降伏だったんでしょうか? よければこれについても。
太平洋戦争やポツダム宣言に興味ある人など、皆さんからのいろんな回答を待っていますね。

質問者からの補足コメント

  • うーん・・・

    皆さん、いろんな回答ありがとうございます。 「無条件降伏」には色んな解釈が存在しているんですね、勉強になります。

    ただ、 回答者の一人であるDendrocacaliaさんが語っているのですが、天皇制は実は断絶しているんですか?
    天皇に国家主権がなくなり、象徴天皇制に移行することになった時点で、国体は護持できずに断絶したに等しいとか。 それが断絶論であると、断絶論手広く認められているんですかね?

    ちょっと気になりましたので、他の回答者の人たちは Dendrocacaliaさんのいう天皇制はすでに断絶しているという理論を支持しますか? 反対ですか?  
    他の方の見解も聞いてみたいです、もう少しお願いします。
    ちなみに、自分は天皇制の在り方がそれなりに変わったからといって、断絶したとまでいうのは極端かなとは感じておりますが・・・。

      補足日時:2024/03/02 07:23

A 回答 (15件中1~10件)

#9です。

補足拝見しました。

Dendrocacaliaさんが主張するのはいわゆる「断絶説」または「八月革命説」とも呼ばれるものです。

この説をごく簡単に説明すると《GHQによって、日本の天皇は元首から象徴に変えられ、国民主権になったので断絶した、この変革は革命である》という説です。

これは左派が好んで使う学説ですが、#11さんの言い方を借りれば「パヨクさんの虫のいい思い込みに過ぎない」です。

とはいえ、日本の憲法学ではいまだに断絶・連続で決着ついていない、というのが現状です。

で、実は「断絶説」にはいろいろと不都合があります。
①天皇がそのまま在位しているのに、元首→象徴というのは正しい理解なのか?
②憲法改正は革命といえるのか?
です。

①について言えるのは「現在も天皇は元首の地位にあり、日本という国家が成立して以来連続しているという事実」です。

この場合「元首」の定義から説明することになるのですが、実態に即した内容でいえば「天皇は日本国のすべてに対して署名(御璽)を行う立場であり、すべての役務を任命する立場である」という点が重要です。

そしてそれらの実態に即して《諸外国では天皇は元首としてパスポート無しで渡航できる》わけです。
つまりGHQだった国を含めて「天皇は国家元首の地位にある」ということを認めているわけです。

元首から象徴へ、というのはあくまでも「憲法に書かれた理念」でしかありません。そして「象徴」という理念でいうなら、江戸時代も全く同じでした。

なぜなら、徳川幕府が対外的に行った交渉や親書に、当時の天皇たちが関わってはいなかったからです。
 
徳川幕府は「大君(日本国大君)」という称号を作り出し、事実上将軍が日本国のトップという形で朝鮮通信使などの国書への署名が行われ、日米和親条約以降西洋国に対しても「大君」という称号で幕府が日本を代表する機関、とし続けたのです。

対外的には大君は「国家元首」として扱われていて、今でもゲームなどに「タイクーン:tycoon」などとして登場します。ちなみに「大君」とは易経
に「大君有命,開國承家」とあるように「天子」の異名とされていました。

しかし、明治維新で天皇親政になり、しかも徳川慶喜は「大政奉還」で《天皇陛下に国政をお返しする》と表明しています。つまり幕府や将軍自体が「日本の本当の元首は天皇である」と認識していたわけです。

これは日本が最初に西洋的な国際法に則った条約である和親条約には当時の天皇(孝明天皇)の勅許を受けていたこと、次の通商条約に孝明天皇が反対したために、後で大問題になったことなど「天皇が元首」でなければ起きない騒動も含まれています。

つまり江戸時代の「大君と天皇」の関係性は、今の日本国憲法下での「象徴天皇と首相」の関係性に非常によく似ている、といえます。
なので日本の天皇が断絶したことはない、ということになるわけです。

②については、大日本帝国憲法から日本国憲法に変わる際の手続きが問題になります。

この手続きはGHQの管理下にあったとしても、戦後の普通選挙実施後の最初の国会で手続きされています。もちろん賛成多数で憲法改正が成立するわけですが、その発布の御璽は《天皇が押している》わけです。

https://media.loom-app.com/bi/dist/images/2021/0 …

「天皇が元首から象徴になることで断絶してる」なら、この発布に関する最終責任は内閣総理大臣が担ったはずです。

結局、天皇は今でも「国家元首」なんです。憲法上「象徴」にしたいのがパヨクの思惑なのですが、世界中の国家が《日本の国家元首は天皇》と認めています。だからギネスにも「現存する最も長い君主家系」としているわけです。
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この回答へのお礼

助かりました

天皇は今でも日本の国家元首ともいえる状況なのですね、江戸時代でも天皇は象徴であったようです。 主権を持っているかは大して関係ないようです、納得です。
天皇が断絶してるとか象徴に過ぎないという解釈は、パヨクさんたちの都合の良い解釈ですよね確かに。
ベストアンサー差し上げますね、またお願いします。

お礼日時:2024/03/04 15:24

長々とは書きません。

要は天皇を犯罪者にして処罰を受けさせなく
するためと聞いています。
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この回答へのお礼

解決しました

お礼日時:2024/03/04 15:12

補足についてですが、断絶か存続かの議論はしたい方に任せますが、天皇のために命を捨てて戦えとか、不敬だから罰せられるとかいう、戦争や権力への悪用がなくなったのはとてもいいことです。



独裁や君臨ではなく、全世界の万民が悦服するのが本来の天皇に対するあるべき姿ですから、そこに向かっての平和の象徴、憲法の象徴としての過渡期の現状であり、建国から今に至るまで連綿と続く皇統の歴史において、現代における一時代的なあり方としての今であると認識すべきでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとう

ふむふむ、現在の象徴の方が本来の天皇の在り方にふさわしいかもしれないんですね、納得です。 回答ありがとです。

お礼日時:2024/03/04 15:13

天皇制について。



端的にいうと制度は断絶していません。
天皇主権の政治体制を廃止して国民主権になったが、天皇制は存続しました。

特定の家系を天皇という地位に置き、その費用は国庫が負担するのが天皇制です。
政治的立場は関係ないです。
主権を失ったから天皇制は失われた、というのなら、鎌倉幕府が成立した時に天皇制は失われています。
鎌倉から江戸まで主権は幕府にあります。

以後、江戸幕府が滅ぶまで約1000年間、日本は天皇制ではなかった。
明治政府によって復活したが、昭和の敗戦により再び崩壊して今日に至る。
日本の歴史の半分くらいは天皇制ではなかった、というのが正しい日本史になってしまいます。

そういう解釈になりますが、学校ではそう教えてはいませんよね。
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この回答へのお礼

助かりました

やはり天皇制は断絶してなかったんですね! 主権を天皇が失ったら行けないのでは、鎌倉幕府成立時に断絶していたことになってしまいますものね、江戸幕府もありました。
断絶は左翼が好む解釈のようです、回答ありがとです。

お礼日時:2024/03/04 15:22

辞書的な意味はともかく、「無条件降伏」は次のような3通りの使われ方をするんです。



(1) 何をされても文句を言う資格はない、領土全部を奪われて国民は全員奴隷にされても文句を言えないという、俗な解釈。
(2) 条件無しに降伏する。
(3) 戦勝国が一方的に突き付けた宣言に対し、敗戦国が条件を付けることなくそのまま受諾して降伏する。

それでは少し説明します。まず、法の大原則で「特別法は一般法に優先する」。逆にいうと、特別法がない場合は一般法が適用される。
第二次大戦当時、降伏(及び占領など)については、一般法に相当するのがハーグ陸戦条約・同付属書など、特別法に相当するのが戦勝国・敗戦国間の取り決めだった。
したがって、(2)に言う「条件無し」とは「取り決め無し」すなわち「特別法無し」を意味し、一般法すなわちハーグ陸戦条約・同付属書が適用される。そのハーグに(1)のようなことは書いてない。むしろ、敗戦国の権利も考慮した条文がある。
つまり、(1)は非文明人の解釈であって、ハーグ(20世紀初めに発効)以降の世界では誤りである。(2)は「条件無し」とは言ってるが、ハーグの条件は保持されるのである。

ってことはですよ、(3)の「戦勝国が一方的に突き付けた宣言」が、ハーグの条件より厳しい場合もありえますね。有条件降伏のほうが無条件降伏より過酷になるという。
ポツダム宣言にはその要素もありました。同宣言は特別法に相当し、ハーグより優先します。両者を対比させてみましょう。

ハーグ陸戦条約付属書第43条には、次のような条項があります。
「占領者は絶対的な支障がない限り、占領地の現行法律を尊重し、」
これに対しポツダム宣言は、軍国主義の駆逐を要求しています。代わって「平和、安全及び正義の新秩序」が日本に建設されることを求めます。民主主義の復活強化、自由及び人権尊重の確立も命じています。
そのためには法律も改廃されなければならず、「占領地の現行法律を尊重し」どころの騒ぎじゃありません。新憲法の制定にまで至ったわけです。
これすなわち、「ポツダム宣言はハーグに優先する」の法理なのです。

以上です。皮肉な言い方でまとめますと、アメリカは(1)のような非文明人ではなかったが、文明が進み過ぎてて、民主化などのありがたい条件付き降伏を日本に突き付けたということです。
そして、ポツダム宣言第5項は、「吾等ノ条件ハ左ノ如シ吾等ハ右条件ヨリ離脱スルコトヲナカルベシ」と定めています。つまり、日本がこの宣言の受諾に際して条件を付けることは許しません。すなわち(3)の無条件降伏でした。

一方、日本は、「国体護持」=「天皇制の維持」を絶対条件として降伏を受け入れました、って異説もあるのですが、ネトウヨさんの虫のいい思い込みに過ぎないでしょう。
実際、国体は護持されませんでした。旧来の天皇制は断絶し、戦後は「象徴天皇制」に変わりました。これを憲法学で「断絶説」といいます。生物学的には裕仁で連続したのですが。

衆議院憲法調査会 2004年2月5日
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kaigirok …
〔参考人の横田耕一・九大名誉教授の発言。引用開始〕
第二に、大日本帝国憲法の天皇と日本国憲法の天皇は、その地位、権能、地位の根拠、いずれにおきましても根本的に異なっております。したがって、両者の天皇というのは、言葉は同じ天皇という言葉を使っておりましても全く別物であるという理解が生じます。これは横田喜三郎教授が唱えるところでございまして、私はこれを断絶説というように命名しております。
〔横田喜三郎は東大法学部教授、最高裁長官などを歴任した。引用終り〕

「言葉は同じ天皇という言葉を使っておりましても全く別物である」、つまり国体は護持されなかったということです。ここらへんをあいまいにするのは、リビジョニスト(歴史修正主義者)でしょう。
もっと目を見開いて、確と戦争を見てください。すでに18世紀に、フランスの思想家ルソーは次のように洞察しています。

「戦争は国家と国家の関係において、主権や社会契約に対する攻撃、つまり、敵対する国家の憲法に対する攻撃、というかたちをとる」。

私はこれを、歴史学者の加藤陽子の本で知りました。第二次世界大戦の連合国と日本にも、見事に当てはまりますね。加藤は次のように述べています。

「戦争の最終目的とは、相手国の土地を奪ったりするレベルのものではなく、相手国が最も大切と思っている国家社会の基本秩序(憲法や国体)、それの変容を迫るものこそが戦争だ」。
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この回答へのお礼

Thank you

面白い見解でした、でも象徴性になったから天皇家は断絶したというのも左寄りな人たちの好む思い込みだろうとも感じてしまいました。
無条件降伏の解釈には3通りあるんですね、回答ありがとです。

お礼日時:2024/03/04 15:15

そういうのを屁理屈というのです。


実際に日本政府はGHQの配下に入っています。
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この回答へのお礼

解決しました

お礼日時:2024/03/04 15:15

なんでかというと、結局《連合軍は国体護持を保証したか?》が明確ではないからです。



ポツダム宣言の国内的評価自体も「あんなもの受諾したら日本がどうなるかわからない」という意見が多数で、8/10に「国体護持を保証するならポツダム宣言を受け入れる」という打診をしたのですが、明示的な回答がなかったので、御前会議でもかなり議論があったと言われています。

結局8/15に天皇が見切り発車の形で「受諾」のご聖断を行い、その結果日本の敗戦が決まった、という経緯です。

なので、評価として《国体護持の保証がない状態での受諾=完全無条件降伏》という認識が主流になっています。

ただ#3が言うように「実は国体護持の保証はあったのではないか?」と言われていて「マッカーサーノート」にも《天皇制は保持する》と記載されています。これは、昭和天皇が退位するなどの処遇はあったとしても「天皇制自体は存続させる」という密約があったといえるわけです。


なので
・国体護持の密約があり、文書通り日本軍の解体だけなら無条件降伏ではない。
・国体護持の保証がない状態(少なくとも日本側はマッカーサーノートを知らなかった)で天皇がご聖断を下したなら、無条件降伏
ということになるのですが、政府や天皇が情報を知っていたのか?というあたりの学説が割れているので「無条件であったのか、なかったのか」の評価が分かれているのです。
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この回答へのお礼

ありがとう

国体護持の密約があったかどうかで、無条件か有条件降伏だったか見解が分かれるんですね、回答ありがとです。

お礼日時:2024/03/04 15:16

日本が敗戦した段階で、日本は米国、英国、中国(中華民国)、ソ連の4カ国に分割占領されることになっていました。

 しかし、英国は戦後の経済難で分割占領に参加できなくなり、中華民国は国民党と共産党の内戦で、分割占領に参加できなくなりました。 ソ連も経済的に日本の分割占領に参加するのは難しい状況でしたが、日本に対しては領土的野心を持っていました。 しかし、今後米国にとっては厄介な存在になると思われる共産国のソ連のみを分割占領に参加させることを是としなかった米国が単独占領に方針を変えただけで、「日本に将来を与える」という配慮なんかこれっぽっちもありませんでした。
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この回答へのお礼

ありがとう

お礼日時:2024/03/04 15:16

日本が敗戦した段階で、戦勝国である米、英、露によって


日本は分割占領される公算が高かったことをご存じでしょうか?
分割して、それぞれの占領国に編入されるというもので、
そうなっていれば現在の日本国は存在していません。

米は、それを行うと日本民族に将来は無いという判断から、
他の占領国に先駆けて米の占領下に置き、「日本に将来を与える」という選択肢を取ったのです。
今の日本が、一つの日本国として存在できているのはポツダム宣言が有ってのことなんです。

ドイツについては前の回答者さんが解説していますので、割愛します。
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この回答へのお礼

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ポツダム宣言は、日本を最低限は守ってくれたんですね、回答ありがとです。

お礼日時:2024/03/04 15:17

ドイツの場合はイタリアや日本の降伏とは異なり、一切事前に条件が提示されることのない完全な無条件降伏でした。

完全に中央政府も無くなり、東ドイツ、西ドイツに分割され米英仏ソが掌握する状況になりました。
日本が無条件降伏だったかどうかは未だに見解が分かれていますが、事前打診有りの「条件付き無条件降伏」と言う決着になったと謎の解釈される場合が多いです。無条件降伏が一人歩きしていますが、質問者さんの「日本国軍隊」の無条件降伏記載も解釈の重要な要素となっています。
米国主体で無条件降伏を進めてましたがドイツの残虐さや欧州での恐怖と日本の状況が異なっており、最終的には天皇も政府も保持され条件付きになったと考えています。
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この回答へのお礼

ありがとう

ふむふむ、日本は「条件付き無条件降伏」という謎の解釈な状況なんですね。
条件付きであったと考える人も多いみたいです、回答ありがとです。

お礼日時:2024/03/04 15:18

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