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一質点の運動方程式が時間反転可能なのに、実際には運動は一方向にしか転移しないのはどの様に説明されるのでしょうか?

質問者からの補足コメント

  • 熱力学の第2法則って、多体系ではない、一質点の様な場合でも成り立つのですか?
    位置エネルギーが高い方から低い方へと安定な方向へと動くことは、エントロピー的にはどういうことを言っているのですか?

    No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2024/03/04 22:19

A 回答 (3件)

ニュートン方程式には時間の方向はない。


だから同じ式を適用して過去の状態にさかのぼることができるし未来の状態を予測することもできる。

過去への進行を妨げるのは熱力学第二法則である。
俗に「エントロピー増大の法則」というが、エントロピーを教科書のように「乱雑さ」と解釈するとさっぱり理解が進まない。

エントロピーとは「平等さ」である。
すべてのものが同じ状態になろうとする、それがエントロピーが増大するということである。
端的な例が温度である。
Aの水槽に100℃の水が入っておりBの水槽には10℃の水が満たされている。
この状態は熱の保有量から見て「不平等」である。
だからAとBの間の仕切りを取り払った瞬間両者の水は混じり合い同じ温度になる。
これが熱力学第一法則「熱は高い方から低い方へ移動する」の根拠にもなる。

こういう不可逆過程が時間の方向を決めていると思われる。
不可逆過程は確率の問題である。

熱では漠然としているので碁石に置き換える。
Aの水槽に碁石が10個、Bの水槽には0こ入っている。
この状態は1通りしかない。

次に、Aの水槽に碁石が9個、Bの水槽には1個入っている。
この状態は10通りある。
碁石に1~10までの番号をふり試してみるとよい。

合計11通り、そのどれもが同じ確率で起こるとなれば、どの状態が現れやすいかは分かると思う。
今は10個の碁石で試行したので「1対10なら前者の状態も現れるではないか」となるが、これが「1対1000000000000000000000」となれば前者の状態が出てくることはまずない。
地表付近の空気には1立方センチ当たり日本人全員に3千万個ずつ配れるだけの空気分子があるといわれる。
そうなれば比率はさらに開き、レアケースが再現される確率はさらにゼロになる。

最初の熱に話を戻せば、「Aの温度が高くBの温度が低い状態より両者の温度が同じ状態の方が場合の数が天文学的に多く、前者の状態に戻ることは現実的な時間の範囲では考えられない」ということになる。
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∂^2/∂t^2 = ∂^2/∂(-t)^2 だからかな。

進行波の
位相は x-c*t, 退行波は x+c*t だしね。

ちなみに,熱伝導等では,t → -t にすると,数学的には
不能になります。だから,煙が漂う動画を逆再生すると
すぐにわかるわけだね。
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運動方程式は運動量の保存則だけを表したものです。

運動はエネルギーの保存則も関わってきます。それには熱力学が関係しています。熱力学の第2法則を勉強してください。
この回答への補足あり
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