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りんご酒やみかん酒は、なんでワインほどメジャーにならなかったのでしょうか?

質問者からの補足コメント

  • ワインと同じ製法で作ろうと思えば、ワイン以上においしいお酒が作れる可能性も、あったんじゃないでしょうか?

    No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2025/05/02 12:35
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A 回答 (7件)

ワインビジネスに従事しています。

既回答に若干誤解を生じさせる内容が含まれているので訂正もかねてお知らせします。

<リンゴ酒やミカン酒はワインと全く違うという書き込みがありましたが、これは正しくありません。>
酒税法には「浸漬酒」と「果実発酵酒」という分類があります。
・浸漬酒→すでに酒として完成している焼酎・ホワイトリカー・ブランデーなどに果物と砂糖をつけこんで作る酒。
代表的なものは梅酒ですが、リンゴやミカンを使って同様な製品は昔から日本でありました。
・果実発酵酒→果汁をしぼって酵母を使って発酵させる酒
代表的なものは、ぶどうを使ったワインですが、リンゴを使ったシードルは世界中で作られていますし、みかんを使った「柑橘ワイン」という商品も現代ではあります。

つまり、リンゴ酒やミカン酒だからワインと違うのではなく、リンゴ酒やミカン酒の中で、酵母を使って発酵させたものはワインと同じ、酵母を使わずに他のアルコールとまぜてつくったものはワインとは違うというのが正解です。

その上で、ではなぜリンゴ酒やミカン酒がワインほどメジャーにならなかったという理由ですが、、
1.ミカン酒について
そもそもミカンを作っているところ自体が日本国内でもかなり限定されていますし(和歌山県、愛媛県、静岡県だけでほとんどを占める)、それ以外の地域で作っているものは生食用にほそぼそと出しているだけです。
加えてミカンは品種や年によって糖度や酸度が一定せず、酵母を使っての安定的な発酵がむずかしかったので、ワインのような醸造酒には向かないとされてきました。

2.リンゴ酒について
ミカン同様、生産地がかなり限定されます(青森県、長野県、岩手県、山形県でほとんどを占めます)。そしてこうした生産地のリンゴは生食用に改良に改良を加えてきました。結果そのまま食べるにはOKでも酒として造るのに必要な酸やタンニンがそぎおとされてしまい、結果海外のシードルのように恒常的に作られてそれなりのマーケットを作るような酒が造られてこなかったのです。
海外で広く作られているリンゴを使ったシードルは、生で食べるとえぐみがあったり渋みや酸味が強かったりする種のリンゴです。

3.宗教的や文化的な要素
ご存じの通り、ワインは宗教儀式に不可欠な飲み物として重視されてきたため、文化的な価値が高まりましたが、リンゴ酒やミカン酒にはそうした文化的価値をたかめるようなものとの結びつきがありませんでした。

>ワインと同じ製法で作ろうと思えば、ワイン以上においしいお酒が作れる可能性も、あったんじゃないでしょうか?
私も実際シードルを作った経験がありますが、残念ながらリンゴやミカンではワイン以上に美味しい醸造酒にはなりえません。これはひとえに糖度の問題です。
リンゴは糖度が高くても15度程度であり、これではワインと同じ酵母発酵をさせてもアルコール度数が7%ぐらいにしかなりません(だからシードル)。
一方ワイン用ぶどうでの最高糖度は25度。これならそのまま発酵をかけても13度近いアルコール度数が得られます。アルコールはワインのおいしさを決める大事なファクターですから、この一点だけから見てもリンゴやミカンではワイン以上の品質の酒にはなりえないのです。
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ミカン酒は珍しいと思います。

果汁に含まれる水分が多く糖度が低いのであまり酒には向いていないのではないでしょうか。ホワイトリカーなどに浸けてもあまり日持ちがしません。また、あまり酵母もつきませんので、果汁だけではなかなか発酵が始まりません。乾燥させた果汁や濃縮した果汁を混ぜて風味をつけた酒はいくつかありますが、リキュールになってしまうでしょう。近頃、日本でミカン果汁を発酵させたワインができたそうですが、まだまだ知名度は低いでしょう。
それに比べてリンゴ酒は古くからありますし、有名です。皆さんも一度や二度は耳にしたことがあるはずです。リンゴ果汁を発酵させて作った蒸留酒がシードル、さらにそれを蒸留して作ったのがカルバドス(アップルブラディ)です。シードルの中にはスパークリングワインのように発泡性のものもあります。日本で炭酸飲料の代名詞のように使われるサイダーは、もともとフランス語のシードルを英語読みにしたものです。リンゴ酒はご存じなくてもサイダーならご存知の方も多いのではないか、と思います。
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充分メジャーになってると思いますよ。

市民権を得てるというか。

りんご酒とか、みかん酒っ言われて、それが何か分からないっことにならないのは、そういうことなんだと思うのですね。

特にりんご酒は、メジャーですしポピュラーですし、珍しくもなんともないって感じですよね。製法もワインとたいして変わらないし。
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>りんご酒やみかん酒は、なんでワインほどメジャーにならなかったのでしょうか?



ブドウ以外に果実を使用して作ったワインはフルールワインとよばれ、殆どの果物でワインを作ることが可能だそうですよ。

ブドウ以外を原料としたワインってどんなワイン?
https://wsommelier.com/note/2022/05/08/post-2077 …

ただブドウは他の果物にくらべて圧倒的に糖度が高いこと、ヨーロッパで地勢的に栽培しやすいこと、キリスト教の最後の晩餐などに登場するものであることなどでしょうね。それにブドウは何千種類もありますのでバラエティに富んだワインをつくれることも理由としてあるでしょう。

ワインはなぜブドウから造られるの? 〜ワイン発展のルーツを探る〜
https://delightfull-wine.com/why-grapes/
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ワインは食物の保存法の一つです。



冷蔵庫が無かった時代、大量に食物を取っても保存する方法がほとんどありませんでした。

果物だとドライフルーツにするのが普通ですが、ブドウは糖分が多かったので果汁を絞って発酵させることができたのです。

この点リンゴも実は糖度が高いので発酵酒を作ることができ、シードルという名前で作られています。

とはいえ、加工の手間からいえばブドウは桶に入れて踏みつぶせば果汁が取れますが、リンゴから果汁を絞り出すには絞り機が必要なので、手間を考えるとドライフルーツのほうがよかったのでしょう。
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No.1おっしゃる通りです。


リンゴ酒やみかん酒はホワイトリカーや焼酎など既にできて上がっているお酒に付け込んで作ります。
一方、ワインはお酒そのもののを作るわけです。
お酒(ワイン)の原料がぶどうと言う事です。
なので、この2つはまるで別物と言えるわけです。
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りんご酒やみかん酒って焼酎につけてるだけなので。


酒の種類がまったく違います。
この回答への補足あり
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