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知人が先日乳がんと告知されました。診察内容や検査内容を聞いてみると、触診とマンモグラフィーのみの検査で「悪性のガンです」と断言されたようです。後日、超音波の検査をする予定になっていますが、たったこれだけの検査だけで「悪性のガン」と診断できるのか疑問を感じています。色々調べたら細胞診・組織診の結果で悪性か良性かを判断するようなことが書いてありました。どうなのでしょうか?

A 回答 (3件)

私は七年前乳がんの手術をしました。

触診とマンモグラフィーだけではしこりがあってもがんでない場合があるので超音波・細胞診断・組織診断をしてやっと悪性であると判断されました。
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この回答へのお礼

やはり、組織検査をされるんですよね。やはり不安を感じます。回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/06/15 21:36

症例によっては、触診とマンモグラフィーだけで悪性を非常に強く疑う(ほとんど確信する)ことはあります。

ただし確定診断するために、さらに精密な検査をします。

主治医の先生が触診、マンモグラフィーでまず間違いないと考えられて説明されたのではないでしょうか?

>後日、超音波の検査をする予定になっています

ということは、さらに精密な検査が予定されているということですね。おそらく必要に応じた精密検査を施行するはずです。

この回答への補足

回答ありがとうございます。もう少し補足させてください。知人が言うには、これだけの検査で大丈夫なのかと不安を感じたので「超音波以外に細胞をとるようなことはしないのですか?」と質問したところ、「ガンの進行が早くなるのでしない」と言われたそうです。知人の勘違いでなければ主治医の説明では、残る検査は超音波のみと説明されたそうですが…こんなことあるのでしょうか?

補足日時:2005/06/15 21:34
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あらゆる腫瘍の診断において最も確実性が高いのは病理検査です。

病理検査とは、患部を切除して標本(プレパラート)を作り、顕微鏡で観察する検査です。病理検査は検体を採取してから結果が出るまでだいたい1週間くらいかかります。

乳癌における病理検査としては、(1)摘出術に先立って行われる摘出生検、(2)摘出術に先立って行われる針生検、(3)手術中に患部だけを先に摘出して行う術中迅速診断があります。

(1)摘出生検とは、しこりだけを全てくりぬくように摘出して病理検査をするものです。
(2)針生検とは、しこりの中を狙って太い針を刺して、内部から組織(肉片)を採取して病理検査するものです。
(3)術中迅速診断とは、乳癌の手術を開始して、初めにしこりだけを全てくりぬくように摘出し、その検体を特殊な方法で凍結して、迅速に病理標本を作成して検査するものです。結果は15分くらいで出るので、その間は術者は手を止めて待っています。もし良性なら、そこで手術を終えます。悪性ならば予定されたとおりの術式で乳房切除(+リンパ節郭清)をします。

(4)他には、吸引細胞診といって、しこりの中から針で腫瘍の一部を吸い出して、それをスライドグラスに塗布して顕微鏡で検査する方法もあります。


乳腺腫瘤(乳癌などの腫瘍、良性腫瘍、腫瘍状病変)には、様々な種類があります。なかには、病理検査でも良性・悪性の判別が困難なものもあります。

単純に情報量と確度を比べれば、(1)が最も正確な検査です。

もし、明らかな悪性像(顕微鏡で観察した場合に迷わずに悪性と判定できる形)を呈している場合なら、(1)、(2)、(3)、(4)のどれでも悪性と判定できます。

少しでも迷う要素があれば、(1)に比べて(2)の方が、(2)に比べて(3)の方が診断精度は低下します。とくに(3)は症例によっては判定を困難にさせることがあります。(4)は原理が異なるので、一概に比較できないのですが、(1)(2)に比べれば正確さを欠きます。


触診、マンモグラフィー、超音波検査でもかなりのことがわかり、癌と決定する臨床医もいます。しかし、ごくごく稀に病理検査で良性のことがあります。

仮定の話ですが、かなり大きな腫瘤で辺縁の形や触感が癌の所見であり、さらにリンパ節転移までしていれば、病理検査をしなくても明らかに癌と言える事があります。また、特殊なパターンで皮膚に浸潤している場合も視診だけで悪性と言える事があります。ただ、それでも何らかの病理検査をすることが多いです。

あまりに長いので申し訳ありませんが、
http://homepage3.nifty.com/medio/watching/hanrei …
という例もあります。

>「ガンの進行が早くなるのでしない」と言われたそうです。

完全に切除する前に検査のためにメスを入れると、血管・リンパ管に入って転移しやすくなると以前から言われていましたが、現在ではその心配はあまりないであろうというデータが出ていて、検査の正確さが優先されています。

自分の乳房にしこりがあったら、信頼できる友人医師に見せて、上の「仮定の話」に相当する状態ならば、不安定を承知の上(3)の方法で確認して乳房切除術を受けます。
それ以外なら(殆どの場合)、(1)を望みます。


honohono316さんの知人の状態がわからないので実のところ参考にはならないと思います。

どんな疾患も、自分自身のことであり、自分の大切な命を賭けて治療を受けるわけですから、主治医に納得のいくまで説明をうけるようにしてください。遠慮していてはいけません。
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この回答へのお礼

大変詳しい説明、ありがとうございます。知人には私も次の診察に立ち会ってほしいと言われていますのでpathologyさんのお話しが聞けてとても勉強になりました。色々な状況を想定して少しでも知識をつけて立会いたいと思います。

お礼日時:2005/06/17 22:47

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