法人税の退職給与引当金について

税制改正により、退職給与引当金の無税引当分を取り崩すことになりましたが、
当社は中小企業ということで、１０年で無税引当分を取り崩すことになっています。
そこで質問なのですが、まだ残っている無税引当分を一括に前倒しして取り崩し(一括任意償却)てもいいのでしょうか？
例えば改正時に１００円の無税引当分があったとして、３年経過し、現在７０円残っているとします。
その７０円を一括に取崩(加算)してもいいのでしょうか？

No.1 ベストアンサー 回答者： ctaka88 回答日時： 2005/07/08 15:32

会計処理としては取り崩してもかまいませんが、税法の規定は会計の処理に関係なく、10年間で取り崩すことになっています。

退職給与引当金が税法上なくなったので、目的外取り崩し＝益金算入の規定もなくなったということだと思います。
ＢＳ計上退職給与引当金＝別表5計上退職給与引当金（税務否認額）とするため、無税分を全額取り崩したことにして、税務調整で無税分を取り崩し超過として△繰越で別表処理する方法もあります。


ただ退職給与規定そのものがなくなったというのであれば、期末時の自己都合退職金が０になるので、結果的に全額取り崩すことになると思います。

条文にあたっていませんので、あまり自信がありませんが。

この回答へのお礼

ありがとうございました。また困ったときはよろしくご指導くださいませ。

お礼日時：2005/07/14 13:52