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アンニョンハセヨ。
習慣や考え方は人によって異なるので、自分にとって常識は他人にとって非常識で(ないとも限らない)。
(1)この文章は日本語能力試験1級に出ていたのですが、ある人が質問をして、私は(日本語表現文型辞典、目黒真実)という本を見て(~でないともかぎらない)と答えてくれました。
何日か経ってその人が他の人に(あるともかぎらない)じゃないかと聞いてきました。
そこで、どれが正しいか教えていただきたいです。

(2)コーヒーでも入れるか。という質問に「ノ、サンクス(ありがたいが、遠慮するよ)」という時、普通日本語で何と言いますか。

A 回答 (4件)

アンニョンハセヨ。


(1)
<他の箇所に間違いがあります。>
「自分にとって常識は他人にとって非常識でないとも限らない。」
という文章は正しくありません。『比較したい場合』は、
「自分にとって[の]常識は、他人にとって[の]非常識でないとも限らない。」
というように[の]が必要です。
【(注)比較しない場合は、「彼にとって彼女は宝物だ。」などのように、[の]が必要とは限りません。】

「~でないとも限らない」というのは、
「~でない」という範囲に「限定されない」という二重否定ですから、
「~である」という意味になります。
この場合は「~=非常識」です。
「・・・は、他人にとっての非常識になる場合もある」という意味になりますから、正しいのです。

しかし、
「~であるともかぎらない」は
「~である」という範囲に「限定されない」という単純否定になりますから、
「~でない」という意味になります。
この場合は「~=非常識」です。
「他人にとっての非常識ではない」という意味になりますから、間違いです。
(自分にとっての常識は他人にとっての常識だ、と言っているのと同じですから。)

(2)
あなたに対して「コーヒーでもいれるか」と言うのは、明らかに遠慮の無い言い方です。

a.親しい人から言われたら「いや、結構。」「いや、結構だ。」が自然です。
b.目上の人から言われたら「いえ、結構です。」と丁寧語を使います。
口調に気をつければ、どちらも「強い拒否」というイメージは与えません。

気になるようなら、
親しい人の場合→「いや、結構。どうも(ありがとう)。」
目上の人の場合→「いえ、結構です。(お気遣いいただいて)どうもありがとうございます。」
と付け加えると丁寧になります。


<あなたが言う立場の場合>
「コーヒーでもいれるか」という言い方は、
「本当に親しい人」か「後輩」意外に対して絶対使ってはいけません。
「コーヒーでもいれますか」または、もっと丁寧に
「コーヒーでもいれましょうか」という言い方を覚えておくと便利です。

この回答への補足

そうでした。
正確な問題紙ではないが、ある人がWORD作業をした物による問題でした。今よく見ると、
習慣や考え方は人によって異なるので、自分にとっての常識は他人にとって非常識で________。

一応、こうなっています。失礼しました。

補足日時:2005/09/11 02:35
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この回答へのお礼

(1)、(2)とも詳しいご説明を、真に有り難うございました。
私もちょっと悩んで「ないとも限らない」と思ってはいましたが、確信ができなくてお尋ねしました。

アンニョンヒゲセヨ。

お礼日時:2005/09/11 02:46

まず「でないとも限らない」ですが「ではないとも限らない」と、「は」がはいった方が、より正しい言葉になります。

もっとも「~でない」という言い方は、現代ではありふれたものになっていますが。

さて、「非常識ではない」「とも限らない」ですが、
前半を単純に「常識」に置き換えれば、「常識とも限らない」ということで、自分の常識は他人の常識であろうとする推測のもとに、他人にとっても常識であると考えることはできないのだ、という考えですね。

「非常識ではない」は、しかし、非常に控え目な表現であるかもしれません。常識は「受け入れて当然」、非常識は「拒絶して当然」なのですが、「非常識ではない」は、相手は受け入れないかもしれないが、拒絶はしないだろうということになります。

忙しい人が深夜に洗濯するのが常識であったとしても、一軒家であれば、非常識ではありません。しかし、集合住宅であったとしたら、非常識ではないとも限りませんね。

コーヒーの場合は、「いいえ、結構です」、「いいえ、いりません」ですね。
「いや、結構。」と言うのは、目上の人が目下に言う場合の口調です。

この回答への補足

もともとは「ではないとも限らない」だったんですね。参考になりました。

補足日時:2005/09/11 02:49
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この回答へのお礼

詳しいご説明とわかりやすい例示を、有り難うございました。
蛇足ですが、これをチャットで日本の人の2人に聞きましたが、2人ともはじめは「あるともかぎらない」と答えていました。やはり、2重否定なんかはちょいと紛らわしいですね。

ごきげんよう。

お礼日時:2005/09/11 02:57

(1)について。



「ないとも限らない」と「あるとも限らない」はいずれも、この言い回しだけを取り上げれば、日本語としておかしな言い方ではありません。回答No.1の意味するところは、このことかと思います。

しかし、ご質問の

「習慣や考え方は人によって異なるので、自分にとって常識は他人にとって非常識で(ないとも限らない)。」

という文脈の中で使用する場合、「あるとも限らない」では意味が通じない文章となってしまいます。

仮に「あるとも限らない」を使うとすれば、文章は

「習慣や考え方は人によって異なるので、自分にとって常識は他人にとっても常識であるとは限らない。」

のように、元の文章の「非常識」を「常識」と変える必要があります。(このほか、助詞を2ヶ所変更しています。)


(2)について。

私は日本生まれ日本育ち、日本語を使いつづけてウン十年ですが、No, thank youに相当する言葉をどうすればいいか、いつも(いまでも)迷います。

「結構」は文脈によって肯定の意味にも否定の意味にもなるので、セールスを断わるような、はっきりと拒否の意思表示が必要な場合には「いえ、いりません」のように、「結構」を使わない表現を意識しています。

そこまではっきりする必要がない場合には「結構です」とか「いえ、結構です」を使うことが多いのですが、これでもまだ拒否の色合いが強すぎるように感じます。

もっと柔らかな断わりの表現があれば使いたいのですが、思いつきません。普段は手振りで断わりの意思表示をするほうが、言葉を出す場合よりも多いです。

この回答への補足

回答No.1の意味するところは、そうだったんですね。分かりました。/結構については、回答#4の方もいいかと思います。

補足日時:2005/09/11 03:01
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この回答へのお礼

親切なご説明を有り難うございました。
(2)は、ご自分の体験談も聞かせてくださって、いい参考になりました。

お礼日時:2005/09/11 03:10

アンニョンハセヨ。



(1)あるとは限らない、ないとは限らない、両方とも日本語としては正しいと思います。意味は、少しずつ異なります。

前者は、多分あるが、ないかもしれない。
後者は、多分ないが、あるかもしれない。

(2)これは、「いいえ、結構です。」でしょう。

この回答への補足

これは選択する問題なので、正解は1つしかないと思います。わたしは「習慣や考え方は人によって異なるので、自分には常識だとしても、他人には非常識であるかもしれない。」と思っています。「~でないとも限らない」を「否定+(準)否定=肯定に近い」と思いました。/ すみませんが、ご説明をちょっと分かりかねます。

補足日時:2005/09/10 16:26
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この回答へのお礼

早速のコメント有り難うございました。「いや、結構」ですね。わかりました。

お礼日時:2005/09/10 16:43

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