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大名が関所を通行する際は関所役人からどういう対応を受けたのでしょうか?
家格によって扱いが違ったのでしょうか?

家老クラスが単独で通行する際は関所役人への応対に気を使ったのでしょうか。

箱根の場合、役人は小田原藩士だった様ですが、公儀からどの様な権限を与えられていたのでしょうか?

A 回答 (1件)

大名が関所を通行する場合は事前に連絡が行っていますのでそのまま通行できたようですが、駕籠の場合は戸を開けて通行することになっており、また笠かふぶっていれば笠をぬぐのもきまりでした。


大名ではありませんが、ある公家が江戸から京都に帰る途中に箱根の関所を通ったとき、御簾はあげたものの駕籠の戸を開けずに通行し、番士がただちに小田原まで下って家老と相談した結果、総勢8人で行列を追いかけて浜松で追いついて交渉しましたが、公家側の「高貴な方が御簾を上げたのは駕籠の戸を開けたのと同じである」という主張に負けてすごすご帰ったということです。
家老クラスが単独で通行するような場合でも、御三家の家老や家来に槍を持たせているような場合はあまり手形を改められるようなことはなく通行できました。
それ以外は一般の武士と同様で、各藩から関所に届け出ている印鑑を押した手形が必要でした。
関所の番士としても、通行するのが大名の場合、5万石以下なら番所の中で平伏すればすみましたが、それ以上だと番所から降りて平伏しなければなりませんでした。
いちばん扱いに困ったのは大奥の女中や高貴な身分の女性で、いちばん苦手な相手でした。
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。
関所役人も相手が貴人だと大変だったのですね。

お礼日時:2005/09/30 21:36

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