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「混成は、反応でも現象でもなく、分子の形(性質)を説明するための道具(手段)に過ぎない」
 という記述は正しいのでしょうか?どなたか教えてください。

A 回答 (2件)

私も正しい考え方だと思います。


非常に簡単でわかりやすい考え方でありながら、分子の形や性質に対して妥当な説明を付けることができると思います。

たとえば、2s軌道と2p軌道が実際に混ざり合ってsp3混成軌道ができあがるという現象が起こっているというわけではなく、それらの軌道を表す波動関数を混ぜ合わせた混成軌道という概念を導入すればメタンなどの構造がうまく説明できて便利であるということに過ぎません。


したがって、分子の形などに対して、それ以外の説明も可能であるということになります。
たとえば、メタンの形についてはsp3混成以外の説明がなされることはありませんが、アンモニアやPH3などに関しては、混成を考えない説明も可能です。
特に、PH3などは結合角が90度に近いために、単に結合角のみを考えるのであれば、p軌道によるものと考えた方が合理的とも言えます。もちろん、これに対する反論もあるでしょう。

要するに、混成軌道の考え方は説明法の一つに過ぎないということです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
徐々に混成というものが概念にすぎない、ということがわかってきたきがします。

お礼日時:2005/10/10 21:24

正しいと思います。



混成軌道の考えは有機化学では話が通りますが、例えば量子化学で考える分子軌道(特に理論から導かれるもの)とは全くの別物だったはずですから。
(私としては混成軌道の方がわかりやすいんですけどね。数式は苦手ですから(笑))
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この回答へのお礼

返信ありがとうございます。
量子化学・・・まだまだ勉強不足でした。
いろいろな分野からのアプローチが大切なんですね^^;

お礼日時:2005/10/10 20:18

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