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【元素の周期表】なぜランタノイド(57-71)とアクチノイド(89-103)は複数の周期にまたがって存在してるんですか?

A 回答 (2件)

違います、まず、


ランタノイド(LaからTa)は似たような性質を持っているので周期表では一纏めに扱われています。
これは電子の軌道が関係していて、原子番号の増えると共に、4f軌道や5d軌道にだんだんと電子が詰まっていって、
3価のイオンになることが多く似たような化学的な性質を示すので一纏めに扱われるようになっているのです。

アクチノイド(AcからLr)も同様に似たような性質を持っていて周期表では一纏めに扱われています。
これも電子軌道のよるもので、原子番号が増えると共に、5f軌道と6d軌道、Lrでは更に7p軌道に電子が詰まっていくことで、
これも似たような性質を示す事が知られていたり、予想されたりしています。
アクチノイドは放射性元素が多くすべての性質が判っている訳ではありません。

電子がどのような軌道を取るのかというのは、量子力学から出てきた量子化学という領域になるのですが、
原子番号が多い元素になるほど、十分な研究がしにくい領域になってくる(計算が複雑になってくる)のでまだ解明されていないことが沢山あります。
私が学生だった頃はコンピューター技術があまり進んでいなかったため、量子化学は近似した計算程度だったようです。

ランタノイドやアクチノイドは3価のイオンになることが多いので、普通の周期表では3族の第6周期と第7周期の位置に纏めて一つの位置に表し、
周期表の欄外にランタノイド、アクチノイドと2つの周期を表すことが多いので多数の周期にまたがって存在しているわけではありません。
Wikiの引用ですが、↓のように欄外に書かれているだけです。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/e …

これでは現実の元素の周期的な性質の変化を反映していないということで、拡張周期表というのも前から存在していて、
これもいくつかの種類があります。
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この回答へのお礼

みなさん回答ありがとうございます

お礼日時:2016/12/31 17:02

グループ名だから

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