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化学に詳しくないのですが、疑問が有り質問をさせてください。
EDTA(キレート?)に固定された二価鉄も酸化されるのでしょうか。また、酸化されるのならば、再び二価鉄に還元することは可能なのでしょうか。
素人質問で済みませんが、教えてください。よろしく御願いいたします。

A 回答 (2件)

EDTA鉄塩の鉄の酸化還元は可能です。


比較的身近なところでは、カラー写真の現像の中で実際にこの反応が使われています。

発色現像処理によって写真フィルムや感光紙の中のハロゲン化銀が還元されて生じた金属銀を除去するためにイオンに戻す「漂白」または「漂白定着」という処理段階で、Fe(III)は金属銀を酸化してFe(II)になる一方、生じたFe(II)は液面で空気酸化されることでFe(III)に戻ります。

 Fe^3+ + Ag → Fe^2+ + Ag^+
 2Fe^2+ + O2 + H2O → 2Fe^3+ + 2OH^-

※EDTA塩だけでなく、PDTAなどが使われている場合もあります。

この回答への補足

重ね重ねで申し訳ないのですが、Fe(II)+EDTAをリン酸緩衝液と共存させて継続的に酸化還元効果が得られるのかどうか・・・も知りたいのですが、もし得られるのであればどのような反応になるのかも併せて教えていただけないでしょうか。よろしく御願いいたします。

補足日時:2005/10/30 22:08
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この回答へのお礼

どうも有難う御座いました。
意外と身近に例があるのですね。よく勉強してみます。

お礼日時:2005/10/30 22:03

> Fe(II)+EDTAをリン酸緩衝液と共存させて継続的に酸化還元効果が得られるのかどうか



リン酸緩衝液ということは、pH7近辺ということでよろしいでしょうか?
そうでしたら、フィルム現像の漂白液は酸性領域で、感光紙現像の漂白定着液は中性~弱アルカリ領域で、それぞれ実用されていますので、大丈夫です。

但し、空気酸化によって常にFe(II)がFe(III)に酸化される状態にあることが、酸化力を継続的に持つための前提条件となります。
(密閉状態ではFe(II)がFe(III)に戻ることができませんので)

反応は、

 [Fe(III)(edta)]^- + e^- → [Fe(II)(edta)]^2-
 2[Fe(II)(edta)]^2- + O2 + H2O → 2[Fe(III)(edta)]^- + 2OH^-

といった感じになります。
(酸化される物質がわからないので、酸化反応(→鉄からみると還元)は半電子式にしました)
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この回答へのお礼

大変ありがとう御座いました。助かりました。ご丁寧なご対応感謝いたします。

お礼日時:2005/10/31 09:15

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