アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

40代の女性です。
2年ほど前の健康診断で胆石が発見されました。
その時に痛みが出たら病院へ行きなさいと言われ、毎年の健康診断でもそのように言われてきました。
痛みは、今まで殆ど無く経過観察でしたが、
つい最近、痛みが出ましたので、近くの消化器専門の内科で診て貰いました。
再度エコー検査を行い、確かに胆石(2cm)があるということを再認識したので、手術の覚悟をしました。
そこで、念のため他の総合病院でCT検査を受けたのですが、
そこでは何と異常なし(胆石は見つかりませんでした)との結果が出ました。
フィルムも見せてもらいましたが、本当に石が見当たらないのです。こんな事ってあるのでしょうか?
エコーよりもCTの方が確実に状況を知ることが出来ると思っていたのに、変な話です。
どなたか、ご存知の方がいらっしゃったら教えて下さい。

A 回答 (3件)

「エコーよりもCTの方が確実に状況を知ることが出来ると思っていた」と言われるあなたの考えはごもっともです。

多くの場合、外来の診察で、例えば今回のテーマである胆石のような何らかの問題があると疑いをかけられたら、先にエコーをして、それで更に精査の必要があるとされた場合にCTへ、という順番が一般的ですから、後にいく検査ほど確実な検査であるというイメージを持つのも無理はありません。
確かにCTの方がより最近普及した検査であり、機械もより高額で、検査そのものもより大掛かりで、一般には客観的でより多くの情報を得ることが出来ます。
でも検査の順番が上記のようになっているのは、単に先にする検査ほど簡便&低侵襲(CTはX線を浴びるのでこれも一つの侵襲です)&安価であるためです。
エコーの診断能がCTに比べて非常に劣っているというのは正解ではありません。もっと言えばその前段階である医師の手による診察が必ずしもCTやエコーに劣っているわけでもありません。簡単な検査だから確実ではないということはないのです。
一言で言うと「得意分野の差」だと思います。
実は今回の「(特に小さな)胆石」だけでなく、総胆管結石(による胆管の拡張)、微小な肝臓癌、尿管結石(による尿管の拡張)などは、CTよりもむしろエコーの方が確実に診断できる場合がしばしばあります。
同様に手による診察についても、例えば腹膜炎の初期などは、近代的な画像診断にもまして、医師の手から確実な診断が得られる場合があり得るのです。(画像では明らかな所見がなくても、手による診察や見た目の状態(や採血結果)からどうしても腹膜炎の可能性を捨てきれず、手術してみるとやはりそうだった、などということがあり得るということです)
CTが劣る点を一つ挙げるとすると、例えば1cm刻みで断層撮影した場合、間の0.5cmの部分は画像に反映されないということがあります。今回の胆石も、違う日にCTを撮ればバッチリ写っていたかもしれません。
エコー検査、手による診察が有利な点は、実際の患者さんを見ながら検査ができる点です。例えば痛みを生じている患者さんがあれば「ここが痛いですか?」なんて質問しながらその会話を診断の助けにすることができます。エコー検査は、最近では治療にも頻繁に使用するため、新しい大きな機械に押されて衰退するどころか開発が進み大変精度が上がっています。色んな機械が出ている現代でも非常に信頼のおける検査の一つです。
但し手やエコーは主観が大いに入ります。いくら機械が良くても検査する医師によって診断能に差が出るということがあり得ることを認識しておかなければなりません。「見えてるのに見てない」駆け出しの研修医が横で検査を監視している上級医によく言われる言葉です。
    • good
    • 5
この回答へのお礼

早々にご返事いただき、ありがとうございました。
エコーとCTの違いも大変くわしいご説明で、本当によくわかりました。
2cmもある大きな胆石がCT検査で発見されなかったことに驚きと疑問を持ち、少し焦ってしまいました。
他人のフィルムと間違えたのではないか?などとも考えてしまいましたから。
でも、CT検査で胆石が写らなかった事に対して「写らないこともある」という事実がわかっただけでも、ほっとしました。
更には、エコーの良い点もわかり、エコーとCTに優劣をつけていた考えを改めました。
今後の治療(手術か投薬か)にも大変参考になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/02/02 11:55

基本的に胆石はコレステロール性のものが多くその場合はカルシウムを含まないためCT検査では映らないことが多いです。

超音波検査が最も確実と言われています。
    • good
    • 2

エコーとCTの違いについて説明になると長くなるので、今回の胆石についてだけ書きます。


胆石は石灰化をともなっているものやコレステロール胆石などといろいろあります。
CTは石灰化を伴った胆石は非常に描出良好なのですが、胆汁と同じような濃度の時は描出できなくなります。エコーでは石灰化がなくてもあればわかります。
ちなみに小さい胆石や胆嚢ポリープなどもエコーのほうがわかります。実際たまにエコーではあるのにCTではわからないということはあります。
1cmもある胆石なのでCTでわからないということはおそらく石灰化していないものだったのでしょうかね。
ちなみに腎結石も石灰化していないとCTではわかりづらいです。
つまり、それぞれどちらの検査にもよいところ、苦手なところがあるので、それを理解したうえで使いこなすことが必要なのだと思いますよ。
(CTの方がもちろん詳しくみれることが多いですよ。yuzukosyoさんの思っているとおりですよ)ちなみにCTよりもMRIのほうがくわしいわけではなく、やはり得意部位不得意分野があるので。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

早々のご返事、ありがとうございます。
エコーとCTは得意、不得意分野があることを知り、そうだったのか!と納得しました。
そういった違いを理解したうえで検査を受けると、更に納得のいく結果になりますね。
しかし、そこまで患者にはわかりません。
医師が説明してくださると良いのですけれど、なかなか時間的に難しいのかもしれませんね。
でも、今回はすごく勉強になりました。
CTに胆石が写らなかったのも、私自身の胆石の状態が、石灰化していないかもしれないということも考えられるの
で、かかりつけの医師に伝えてみようと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/02/02 13:27

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!