天使と悪魔選手権

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ヒンドゥー教のカースト制度において、いま現在でも身分の差別があると聞きました。

今日的な身分差別問題は具体的にどのような事がありますか?たくさんあると思いますが、重要なものや、今すぐにでも解決した方が良いと思われるものなど…ありましたら教えてください。

またそのような差別について詳しく書かれているサイトなど知っている方、教えてください。

A 回答 (7件)

 ヒンドゥー教にカーストなどというものは存在しません。

肌の色分け(ヴァルナ)と職業固定は成立時代も違いますし、関連性がありません。ウィキペディアの記述は嘘です。

 まずヴァルナですが、インドへ行くとわかるのですが、インドには肌の色が4つあります。真っ白な人(バラモン)、黄色い人(クシャトリア)、褐色の人(ヴァイシャ)、黒い人(シュードラ)です。インドでは黒い人より白い人の方が人気があり、金持ちはお嫁さんに白か黄色を望みます。また、買春でも色白が人気が高いためネパールなどの色白の多い地域の女性が騙されて売春をやらされたりしています。この区分けは紀元前から存在しています。

 職業固定の方は10世紀頃に成立したシュードラが建国した王朝(日本では奴隷王朝と翻訳されている)によって確立されたもので、親の仕事を子供は受け継がねばならないというものです。これも世界中どこでも存在していることです。日本でも家業を継ぐと言いますし、欧米でも家業を継ぐのはよくあることです。インドの家業制度の問題点は、地域によっては辞められないということです。

 生まれ変わりの思想は、良い行いをすれば色白に生まれ変わるが、悪い行いをすれば黒い肌で生まれ変わるよというカラー差別です。その結果、色黒=卑しいというイメージになるのです。

 ポルトガルがインドに来た時、この複雑な色区別制度と家業制度の関係が理解できず、自分たちの社会に当てはめようとしたのです。当時のポルトガル社会は教会(第一身分)・貴族(第二身分)・庶民(第三身分)・奴隷の4段階に分かれていました。これをインド社会に当てはめ、それに家業制度を加えたのです。その結果、現実社会とは全く異なったものが欧米で流布し、インド=身分差別社会が定着したのです。

 インドに実際に行くと解りますが、乞食をしている人は乞食はやめないというのがわかります。インドは1ドルあれば1日が暮らせます。そのような社会で最も楽な暮らしは乞食なのです。おねだりをする、赤ちゃんを見せて生活が困窮している事をアピールする…インド社会は金持ちが貧乏人に恵むは徳となり来世においてレベルアップが出来ることになります。その結果恵むのです。世界で乞食がいない国は日本位(ルンペンはいますが…)です。英国の乞食は講釈を垂れ(何故、乞食をしなければならないのか論じてくる)、ドイツの乞食は一口のビールを飲ませてくれと言ってくる。インドネシアの乞食は車の窓を叩いてくる…インドの乞食は来世に向けた徳をくれます。このような社会で乞食の子が乞食をするのは当たり前です。美味しいんですから。ですが、何も事情を知らない外国人は身分差別があるから彼らは乞食をせざるを得ないと思い込むのです。

 日本だって所得差別は存在します。ただ、日本は基礎教育を強制的に行っていますが(インドもありますが、乞食の旨味を知ってしまった子や親の都合で行かしてもらえない子がいます。インドではITでの世界制覇を実現するために教育には力を注いでいます)、インドは出来ていないのが現状です。インドも金持ちの子は7歳にしてヒンディー語と英語が巧みに話せ、99X99の掛け算を暗算でやってのけます。日本でそのレベルの子はほとんどおりません。

 インドの差別は所得格差差別だと思った方が良いです。
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大分前に聞いた話ですが、インドへ技術指導に行った知人がホテルでテーブルの上を掃除しているボーイに床に落ちているゴミも掃除するように言ったところそれは私の仕事ではないと答えて別のボーイを呼んできて掃除させたそうです。


つまり机上の掃除と床の掃除は別の仕事というわけで知人は仕事の細分化と言うのか職業の区分というか日本と異なる風習を感じたそうです。

これは人口が多いことによる職業の細分化という他の回答者の方の指摘に当てはまる事かもしれません。
その中にカースト制の差別という意識も潜んでいるかもしれません。

人間は他との差別が必要な生物で、「勝ち組」、「負け組」というのも同じことかもしれません。
インドの事もありますが日本の現実にも眼をむけて下さい。
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 カーストを考える上で、「身分の差別」という表現は、かならずしも適切でない、短絡的とおもいます。



 むしろ「職業の区別」という観点で捉えたほうがインドに生きる人々の姿を身長大にみることができるのではないでしょうか。

 インドの膨大な人口からすると、この制度は一種の失業対策(就業確保)になっています。もし、この国でカーストの分業を一挙に解消したとすれば、反面、多大の失業者の発生というさらに深刻な事態が待ち受けることになるでしょうから。

 
 

 

 
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カーストが違うだけで、同じテーブルで食事ができない。


カーストが違えば、結婚できない。
こんなところが有名です。

制度としてのカーストはなくなっても、何千年と続いてきた制度です。ですから、そのような環境で育った人々が、急にカースト制度が廃止されたからと言って、差別がすぐになくなることはないのです。
日本でも差別がなくならないのはなぜですか?
アメリカで黒人差別がなくならないのはなぜですか?
それと同じです。

どんな差別でも、良い差別などありません。
差別感を持たせないような、こどもたちへの教育が大切ですね。
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インドの地方に行くとまだまだ残っているようですね。

例えば同じ身分ランクの人同士じゃないと結婚できないとか、親が牛飼いだと子供も牛飼い(身分によってつける仕事が限られる)というのを聞きましたが。
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http://www.risingsunsnext.jp/invest/india7.html

追加。現状それを体験された方の体験談がありました。
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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC% …

まずカースト程度が実際どういったものなのかをよくお調べになることが答えを導く近道と思われます。単純に身分制度という言葉以上に色々ありますから。

そうすれば自ずと現状も見えてくるかとおもいます。
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