A 回答 (6件)
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No.6
- 回答日時:
紅茶がイギリスの飲み物として広く知られるようになった背後には歴史的な要因や文化的な影響があります。
以下はその主な理由です:イギリス東インド会社と紅茶の輸入: 17世紀にイギリス東インド会社が設立され、アジアからの商品を輸入する独占的な権利を持ちました。その中には紅茶も含まれており、紅茶は貴重な商品とされました。この時期からイギリスに紅茶が持ち込まれ、一般市民にも利用できるようになりました。
イギリスの上流階級の好み: 17世紀末から18世紀初めにかけて、イギリスの上流階級は紅茶を愛飲し、社交の場で紅茶を楽しむことが一般的となりました。紅茶を飲むことは上流社会でのステータスや洗練された生活様式の象徴とされました。
イギリスの植民地帝国と紅茶の普及: イギリスは植民地を持つ国であり、その中には紅茶の生産地であるインドやスリランカ(セイロン)も含まれていました。このことが紅茶の供給源を安定化させ、紅茶の普及に寄与しました。
イギリス式の紅茶文化の確立: イギリスでは、紅茶を淹れるための独自のスタイルや文化が発展しました。ティータイム(午後のお茶の時間)やティーセレモニーが定着し、紅茶は社交や家庭での重要な要素となりました。
イギリス帝国の影響: イギリス帝国は世界中に影響を及ぼし、その文化や習慣も広まりました。紅茶もその一部であり、多くの国々で紅茶が愛飲されるようになりました。
これらの要因が合わさり、紅茶はイギリスの象徴的な飲み物として知られるようになりました。
No.5
- 回答日時:
お茶自体の話としては、ウーロン茶のように、あるいは茶色の語源のように、もともと緑茶以外が一般的な茶でした。
西洋に緑茶も伝わりましたが、水(欧州は硬水)との相性で茶色のお茶のほうが好まれたようです。なぜイギリスなのかというなら、諸説ありますが、イギリスに代表的な飲み物がなかったからという説もあります。他の方の回答のように、イギリスが世界中を支配下に置いていたからというのも大きいでしょう。焼き物の話になりますが、佐賀県の有田で焼かれた出来のよい焼き物が、出荷港が伊万里だったことから伊万里焼として広まっているのは有名な話です。
中国や日本のみではなく欧州でもお茶は良く飲まれていて、イギリスでも良く飲まれていた。そのためイギリスでもお茶(紅茶)を楽しむ文化がつくられた。それでイギリスが世界の覇権をにぎったため、それが広まった。という感じなのかもしれません。
ちなみに紅茶の受け皿は、もともとはこれに紅茶を移してさまして飲むためのものでした。ただこの行為は百年も経たずに廃れたと思います(見た目もあまりよくないw)。しかしそのためか『紅茶は受け皿ごと持つのがマナー』みたいな話を聞くことがあるのですが、調べたところそのようなことはないようですw
しかしもちろん西洋のマナーとして音を立てるのはマナー違反なのですが、日本のアニメなどでは紅茶やコーヒーをズルズル音を立てて飲む描写ばかりで、それでいて”お嬢さまキャラ”だったりすると、げんなりしてしまいますw
No.4
- 回答日時:
茶の原産国である中国には、非常に多くの種類のお茶があり、大きくは6分類されているが、細かく分ければ数千種になる。
中国人がよく飲むお茶は日本の煎茶に似た、茶を摘んだ直後に過熱して発酵を止めた緑茶だが、いつの頃からか不明だが、発酵度の高い紅茶も古くから飲まれていた。英国にも最初は中国や日本から発酵していない緑茶が輸入され、愛飲されるようになった。
欧州は、中国や日本の軟水ではなく、硬水なので水はあまり飲用には適さない土地だ。だからワインやビールを醸造してそれを薄めたものを日常の飲用水にしていた。
しかし、英国はあまり良いワインが出来ない土地柄だったので、お茶が喜ばれて一気に国民的飲料になったようだ。
そのうちに、緑茶よりも発酵が進んだ紅茶の方が英国の水に合って飲みやすいことが知られ、世界に冠たる紅茶大国になった。
英国に紅茶が知られるようになったきっかけは、ある茶葉輸送船が、輸送船の中で発酵が進み、英国で飲んでみたらそれが意外に美味しかったという話がある。普通は輸送前に過熱して緑茶の状態にした茶葉を船積みしていたはずなので、たまたまそれを知らなかった船が過熱前の茶葉を積んでしまったということになるのだろうか。
ただ、紅茶自体は中国に元々あり、近代になってインドに移植された茶の木がアッサムなど紅茶に適した種だったようだから、紅茶好きになった英国人が中国の茶園と気候や土質が似ていたインドの山岳地帯に紅茶の茶園を大々的に作り出したということなのだろう。
No.2
- 回答日時:
17世紀にチャールズ2世に嫁いだポルトガル王女カタリナが、インドのボンベイなど茶の産地の土地を持参金としてイングランド領に編入されたのがはじまりとされます。
カタリナが大量の茶葉をイングランド持ち込み、砂糖をいれて飲む習慣を英国社交界に普及させ、東インド会社が世界の茶葉を寡占するまでに成長しました。
そもそもチャールズ2世の時代までのヨーロッパは烏龍茶を飲んでいて、東インド会社の船便輸入で長期過発酵した茶葉から紅茶は偶然生まれたイギリス生まれの文化です。
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