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なんでイギリスは急に凋落したのでしょうか?

色々調べたのですが原因としては大体

1. 2度の大戦における戦費・資源・人員の消耗
2. 植民地の喪失

なんかがあげられるのですがこれってイギリスだけでは無いですよね?

正直この程度の打撃というか損害なら当時植民地を持っていたような大国と呼べる国だったら皆同じように受けていますし、イギリスのライバルと目されていたフランスなんかだとこれプラス国土をドイツに蹂躙までされています。

さらに言えば極端な話ドイツや日本なんてイギリスどころの騒ぎじゃないレベルでこれらの被害を受けています。(ドイツに至っては東側の国土を喪失しているレベル)

けれど今挙げた国々は経済的ポジションが100年前と変わらないかむしろ躍進している国々ばかりです。

それに比べてイギリスは100年前はアメリカに比類するもしくはそれ以上の大国だったのに今ではそのポジションにいた形跡すら怪しい状態です。

そう考えるとイギリスの凋落っぷりが異常というか極端すぎて先ほど挙げた理由だけではなんとも納得できません。

詳しい方がいましたらよろしくお願いします。

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A 回答 (7件)

イギリスの衰退は急に始まったのでなく、その兆候は19世紀末の工業全般がアメリカ、ドイツの急追に対応できなくなった事に見られます



なぜ対応できなくなったか?
それはイギリスが18世紀に世界最初の産業革命国であることに起因します

1)経営者に企業家意識がなかった

経営者の多くはジェントルマンの生活様式を守り、商業的・工業的成果を蔑視し実務は支配人任せだった
当然、工学機械、アルミニウムなど新産業や新技術導入に無関心だった

ただ全員の経営者が全てそうでなく、ウィリアム・リーバ(ユニリーバ創始者)、トーマス・リプトンのような優れた経営者も僅ながら存在しました


2)産業革命時代の企業は中小企業が多く、米独の大企業のような新技術導入に失敗する

イギリスでは20世紀に入っても全紡績数の80%以上は旧態依然のミュール

鉄鋼業でもジーメンス・マルタン法、トーマス法の導入に失敗し、小規模投資ですむ平炉生産に

化学でも第二の産業革命国ベルギーの開発したソルヴェイ法の導入に失敗、旧態依然のルブラン法による生産に頼った


3)教育制度の不備

高等教育の機会が資金のある上層階級に限られ、こと科学技術に関しては冷淡だった

ライバルのドイツはプロシア時代に既に各地に工科学校を設立、企業も大規模な研究所を設立し、新たな科学技術の開発技術に余念がなかった


20世紀になるとイギリスは製造業より資本輸出による金融業にシフトし、
ロシア、日本などに資本を輸出し始めるが、第一次大戦、ロシア革命などで多くの海外資産を喪失、ロシアへの多額の債権も回収不能に

しかしながら世界の決済機構はポンドが国際基軸通貨のポンド・スターリング体制であり
一人当たりGDPも依然世界一
各国が保護貿易体制に移行しても自由貿易体制を維持していた


だが世界恐慌によりイギリスも自由貿易体制を放棄、ブロック経済化するが
有力なドミニオン(自治領)のカナダは既にアメリカ経済の強い影響下にあった


イギリスに留めを差したのは第二次大戦で債権国から債務国に転落し
ブレトンウッズでポンド・スターリング体制は崩壊し、ドルが国際基軸通貨となる新体制に移行したこと

これによりイギリス経済はサッチャー改革まで長い長期低迷を余儀なくされてしまうのです
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現在でもイギリスは、国連安保理常任理事国、核保有国、ロンドンシティの金融、国際語としての英語、北海油田など


仏・独を越える影響力を保持しています。

WW2まではイギリスはアメリカに匹敵する影響力を持っていましたが
1956年のスエズ動乱で決定的に凋落が判明しました。

ただ、産業革命でリードしていた製造業は現在は衰退しています。
私が以前した質問を参考にしてみてください。

イギリスの製造業の衰退(特に自動車)
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7579242.html
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sadaffaさん、こんばんわ。



もともと、第一次世界大戦前までは「パックスブリタニカ」、「大英帝国」だったのです。第一次世界大戦終了後から、イギリスは凋落してきました。それは総力戦である第一次世界大戦の時の膨大な戦費や物資の調達が自国で賄いきれず、日本やアメリカに依存する形になりました。そのおかげで、アメリカや日本が台頭することになりました。そのあとイギリスは植民地の独立運動やイギリス本土の国富の欠乏から、かつての繁栄ぶりからは見る影もありませんでした。また、世界の工場たるイギリスだったのですが、そのあと第2次世界大戦後、社会保障制度の充実や産業の国有化により、社会保障費の増大、労働者の勤労意欲の低下、イギリス資本の製造業に対する設備投資の減退、海外への資本の流出により、貿易に関する競争力の低下、貿易収支の輸入超による悪化、この時代の花形産業である自動車産業はストライキの慢性化と日本車の世界的な席巻により、壊滅するなどいわゆる「英国病」により、緩やかな凋落を見ることになります。これはフランスも同じですが、イギリスの方が植民地依存が高かった分、落差が激しいと思います。


詳しくは下記のURLを参照ください。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8B%B1%E5%9B%BD% …
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凋落の定義がわからないのですが、数字としてあげれば



1 1900年に GDPにおいてイギリスはアメリカに抜かれている
二度の大戦の前の話です

2 一人あたりGDPで(産業革命の)先行者利益がなくなった
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/4545.html
第二次世界大戦関係で
1950年のアメリカ
1940年のフランス
1940年、1950年のドイツ
1940年、1950年の日本
これらを戦争特需、戦後の異常値と考えると、1870年から1990年/2000年に掛けて各国は同様な曲線を描いている、つまり、戦時における一時的変動はあっても、先行したイギリスに各国がキャッチアップした。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。

なるほど他の回答者の方のご回答と合わせて読んでいるうちになんとなくわかってきました。

要するにイギリスは産業革命を世界で初めて達成して先行者利益を得ていたのに
国内への資本投下や技術革新等を怠ったためにその先の更なる発展にまでそれを結び付けられなかった
しかもそのつけで後発の国々の追い上げから逃げきれなかった

にも関わらずそこの埋め合わせをしていた植民地を失って今のようになったんですね

良くわかりました

にしても戦前の段階で後発の国々に追いつかれるとはイギリスも相当怠けていたというか
先行者利益と植民地からの上がりに胡座をかいていたんだなと改めてびっくりしました。

お礼日時:2013/08/31 19:14

第二次世界大戦までの間に、植民地経済によって得られる利益を最大限に受けていた国家がイギリスだったからです。


イギリスの植民地経営は見事の一言に尽きますが、あまりにそこから得られる収入が大きかったために、最も早く産業革命を成し遂げた国であったにも関わらず、国内の製造業は生産性の向上を怠ってしまい、その結果、イギリスは19世紀の前半には、早くも慢性的な貿易赤字国となっていました。しかし、巨額の貿易外収支の黒字があったために、その程度の貿易赤字で国力を落とすことはなかったのです。第二次世界大戦までは。

戦後、植民地の独立が進むようになると、このイギリスのビジネスモデルは一気に崩壊し、おっしゃるように坂道を転落するように国力を落としていったのです。下のサイトにあるグラフを見れば一目瞭然だと思います。

ご参考:イギリスの国際収支の変遷
http://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/286890/www. …
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます

なるほど
19世紀のイギリスの国内問題が遠因だったんですね
で当時どうやってそれを克服したか
そしてその成功体験から抜けられなくなって結局国力を落とした顛末が良くわかりました。

しかもその問題等が今のアメリカと変わらないというか
それでも世界第一位を維持するアメリカのすごさを感じました

更に言うと戦後のイギリスの凋落の萌芽はすでに100年前からあったということですね
一般にビクトリア期がイギリスの最盛期とされますけど
実はその裏でイギリスの陰りがすでに現れつつあったとは・・・

にしても世界第一位だった帝国が100年も経たないうちに
その国の中央銀行が破綻する自体になるとはイギリスも凄い国です。

URLのイギリスの国際収支の変遷もすごくわかりやすかったです。ありがとうございます

お礼日時:2013/08/31 19:06

ゥ──σ(・´ω・`;)──ン


No1さんの回答プラス植民地に依存するものの
割合が高かったからじゃない?

あと長年1位の座を突っ走ってきたから
No2じゃダメなんですか?って意見が通ってしまった?

没落って言っても世界の強国で有る事は間違いないしアメリカみたいに矢面に立って国際批判を浴びるより 良いって思ってるんじゃにのかな?破滅に向かって突っ走るより一歩引いて生きていこうよって思ってるのかもしれないと思うのはイギリスびいきな考えでしょうか?
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます

ご指摘のとおりイギリスの植民地は他国とは比べ物にならない規模ですもんね
そうなると必然的に依存度も上がっていってそれを手放した時の反動が酷かった
確かにその要因はデカイかもしれませんありがとうございました

お礼日時:2013/08/31 18:52

いくつかあると思いますが、「ゆりかごから墓場まで」福祉に金を使いすぎたこと、貴族がいまだに存在する、「階級社会」で、柔軟性に欠けることなどが挙げられると思います。

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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。

うーん英国病って奴ですか
確かにイギリスの福祉への支出はひどかったらいいですもんね
確かに原因の一つなのかもしれません

お礼日時:2013/08/31 18:50

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