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ガソリン機関(火花点火機関)の理論機関はオットーサイクルである。オットーサイクルに比べて実際のガソリン機関では熱効率が低くなる理由を教えて下さい。

A 回答 (2件)

かいつまんで幾つかの例をあげます。



1)ガソリンなどの燃料の燃焼にはある程度の時間がかかるため、点火と同時に最大圧力には至らない。すなわちピストン上死点の状態で最大圧力を得るためには、少し前の状態で点火しなければならず、圧縮行程にあるピストンに押し戻す力が加わる。

2)熱解離により燃料の燃焼エネルギーの一部が吸収されてしまう。

3)オットーサイクルでは断熱圧縮および膨張を元にしているが、実際の熱機関ではこのようなことは不可能であり、必ず仕事をせずに外部に逃げる熱エネルギーが存在する。

4)実際の内燃機関では動作流体の交換が必要なために、吸気および排気行程があり、吸気および排気には必ず動作流体の抵抗を伴うため燃焼室の容積と動作流体の容積は必ずしも一致しない。

などです、実際のエンジンのP/V曲線を見てみるとわかると思いますが、理想的な曲線とかなりことなっています。
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この回答へのお礼

sailorさん詳しい回答ありがとうございました。助かりました。

お礼日時:2002/01/14 14:06
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました。

お礼日時:2002/01/16 21:18

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