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生物系の大学4年生で、卒論の配属先研究室が決まり、担当教官からアメリカの大学で使われているその分野の英語のテキストのここからここまで読んで勉強するようにと渡されました。あまり予備知識がない事と、専門学校から4年制大学の3年次に編入学したので、いわゆる受験勉強をしたことがなく、英語力が人より劣っていて、なかなか読み進めません。3年次編入試験に英語の試験はあり(英訳問題)、それには合格しました。その時は英単語をとにかく覚えるというやり方で勉強しました。しかし今ではあまり覚えていません。現在、先生から指定されたアメリカの大学で使われている教科書を読んでも、なかなか読み進めません。単語を調べて、1文ずつ訳してノートに書いて1時間しても、8行くらいしか出来ず、暗い気持ちになります。テキストの一部ではありますが、訳して、それをノートにまとめながら内容を理解するには何ヶ月もかかるような気がし、またそれとは別に研究室では今後一つの論文をじっくり読み、その内容を発表する英語論文紹介というのがあるので気が重いです。論文がすらすら読めるようなりたい、参考資料のこの辺を読めばよいとかの判断が付くようになりたい(今の私の能力だと必要なところがどの辺かわからず、始めから最後まで参考資料を読むような感じになりそうです)。さしあたって英語論文を日本語の「細胞の分子生物学」を読むぐらいの感じで読めるようになりたいと思っています。
私は論文(というか英語の教科書)を読む時、単語調べて、訳をノートに書いて、分からないことを調べて、という事をしているのですが、今大学院生ぐらいの方で、私ぐらいの時期にどのように英語論文に取り組んでいたのか、どんな風に勉強していたのか、やはりこれくらい時間がかかるものなのか、どんなやり方が効果的か教えてください。よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

 まず、文章をいちいち日本語訳するのはやめた方がいいと思います。


 英語を読むときには文頭から意味を取っていく事が大切ですが、日本語に訳していくと返り読みをする悪い癖がついてしまいます。英文を読む上でよく言われるのが「日本語に直さずに読む」ということです(そんなこと無理だよー、とは私も思っていましたが)。英語を英語の順番のまま読む訓練としてスラッシュ・リーディングというのがありますので、もしご存じなければ、調べてみてください。
 また、英文をすらすら読めるようになるには、何はともあれ、ある程度量を読む必要があります。日本文に訳したり、訳文を書いている時間を、繰り返し読む時間にあてた方が役に立ちます。

 さて、英語に限ったことではないですが、文章というのは段落ごとに内容のまとまりがあります。読むときにも、文単位でなく、段落単位を最小単位にして読むよう心がけた方がよいと思います。でないと、ひとつひとつの文は訳せているみたいなのに、全体で何を言っているか理解できていない、という珍妙な現象が起こることもあります。

 まず、知らない単語をチェックしながら、一つの段落に丸々目を通してみます。具体的な内容が今ひとつはっきりしなくても、接続詞や代名詞を手がかりに、論旨の流れに注意を払うようにしましょう。前の内容を順接で受けてさらに詳しく解説している文もあれば、逆接で受けて展開している文もありますね。そうやって読んでいくと、その段落の中で作者の言いたい主張がどの部分にまとまっているかわかってきます(内容がぼんやりしていても、文章の組み立て上、ここに作者の結論がある、とわかります)。その上で、どうしても意味がわからないと困る単語について辞書を引いて確認してみましょう。その後、もう一度全体の英文を読み返してみます。訳すのではなく、意味を取るのです。そして、その段落の内容の簡単なまとめをメモしておきます(訳文を書くのではありません)。最初は完全に理解できていなくてもかまいません。

 そのようにして、1段落ずつ読んでいって、ある章すべて(あるいは小見出し下すべて)を読み終わったら、まとめのメモを読み返して、その章全体で作者が何を言おうとしていたか確認してください。それを頭にとどめながらもう一度頭から英文を読んでいきます。最初に段落のまとめをしたときより、もう少し理解度が進んでいると思います。内容が理解できた、と感じるまで何度も繰り返し読んでください(昔の人は「読書百遍意自ずから通ず」といいました)。繰り返しよんでいると、わかっている部分と、どうしてもわからない部分がはっきりしてきます。今の自分ではわからない部分は友達なり、先輩なりに聞くといいと思います。
 そうやって読んでいるうちに英文の構造がわかってきて、何度も読み返さなくても読めるようになってきます。

 私は英語が苦手で苦手で、大学一年のときには楽勝と言われた単位をクラスで一人落としたりしていましたが、専門に入ってからの英文文献講読ではよい成績を頂きました。その時の体験から言えることは、英語を「読む」だけなら、日本語を読んできた力が大きな助けになるということと(日本語に訳せ、と言っているのではなく、文章の意味を取るのは日本語も英語も同じということです)、とにかく半年、毎日ある程度の量の英文を読んでいけば、専門文献を読むのに最低限必要な単語や構文読解力は身につく、ということです。
 最初は辛いかもしれませんが、がんばってくださいね。
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私も英語は苦手で、M1ですがいまだに読むのが遅いです。


ただ、全てのわからない単語を引くことはしません。時間がもったいないので。大体の意味がわかる文章は多少わからない単語があっても引かずに訳すわけです。

私が今やっているトレーニング方は、論文とは別に『1日5分で英語脳をつくる音読ドリル』をすることです。
昔、ある先生に論文の輪読をお願いした際、「スラスラと音読できない文章は訳せない。」とその先生がおっしゃっていました。スラスラと音読するには、どこで意味が切れるのかや文の流れがわかっていないとできません。それは日本語でも同じことですよね。

上記で紹介した冊子は、名詞→動詞→形容詞・副詞と着目点を変えて音読することで、自然と意味を把握していこうというものです。この方法は論文でも使える方法だと思ったので実践しています。

英語に不慣れな分は、1日5分、中学レベルのものでよいので3回音読して意味をとる練習をしてください。専門用語などのわからないことは、研究室の先輩などに積極的に質問されたら良いと思います。

では、お互いがんばりましょう。
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私も最初は非常に暗い気持ちになりました。

今でも論文一本読むのに丸一日掛かります。ちなみに博士課程後期1年です・・・。私の研究室の場合は英語の文献は強制ではなかったのでプレッシャーはありませんでした。
「慣れ」だと思います。最初はそれくらい掛かってもしょうがないと思います。英語能力の性ではないです。同じ分野の論文は何本か読むと、それ以降は結構簡単に読むことが出来ます。
実際に、私の場合、自分の分野の論文なら1日で読めますが、未知の分野の論文だったら天文学的時間が掛かりそうです^^
というのも、似たような単語が何度も出てくるから、単語を引く回数も、意味を調べる回数も、指数関数的に減少します。

最初だけ我慢してください。必ずスラスラ読めるようになりますから。
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