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病院で処方箋をもらって薬を購入する場合、同じ薬でも薬店によって値段が違ったりするんでしょうか?

A 回答 (2件)

 uminosakanaさん こんばんは



 薬局を経営している薬剤師です。

 全ての薬局は、薬暦簿と言って今までどんな薬を使ったか・どんな薬にアレルギーが有るか等の患者さん固有の薬の履歴書を付けていると思います。その薬暦簿を付けていることで22点(220円)と言う手間賃をいただけます。この薬暦簿は薬局の命と言えるもので、患者さんに副作用を起こさせないために、または同じ成分のお薬をダブって服用させないために以前の薬暦と見比べて調剤時に検討される大切な物なんです。4/1の法律改正でこの薬暦簿の手間賃を査定するさいには必ずお薬の説明書きを発行する義務が生じました。そして今までのお薬の説明書き発行手数料が廃止されました。従って患者さん側がお薬の説明書き発行を拒否しても、値段は変らないことになります。
 後は指導加算と言ってその患者さん特有の指導をした場合に査定出来る点数が有ります。これは例えばアレルギー用のお薬では眠気を起す事が有るので全ての患者さんに「眠気注意」的な指導をするのですが、全ての患者さんにする指導の為査定出来ないんです。そこをそう言う全ての患者さんにしなければならない指導しかしてないにも係らず、個別な患者特有の指導をしたかの様にして指導加算を査定している薬局もあります。この場合は他の薬局よりは薬代は高くなります。

 それ以外ですと、厚生労働省の考えで薬局と病院の経営は別でなければないと言うのとご近所の掛かりつけ薬局を推進していると言うが有ります。そのために薬局で受け付ける1つの病院の処方箋割合が70%超えると調剤基本料が下がります。
 これは街場の薬局ではどこもほぼ変らないと思いますが、大学病院の等の大病院の近所の薬局の場合は調剤基本料が安いと言うのが有ります。これは、若干薬代が安いけど長時間待つ薬局と、値段は若干高いけどその患者さんに対してきめの細かい薬の説明が出来て待ち時間が短い薬局とのどちらを選ぶかと言う事になると思います。

 以上が大まかな薬の値段の差です。
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この回答へのお礼

詳しい説明でとてもよくわかりました。
時間をさいていただいて有難うございます。

お礼日時:2006/04/12 15:48

違いがある場合があります。


これは、薬店により加算する点数が異なるためです。

例えば、薬の飲み方を指導したとか、薬の種類や効能、副作用が書かれた用紙を渡したとかによってかわります。

詳しくは下記のHPを見てください。
http://www.remyneko.com/medical/pharmacy.htm
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