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原発関連で事故が起こっていますが、今の原発は核分裂発電だから核廃棄物が出るけど
核融合なら廃棄物は出ないんでしょうか?つまり核融合なら事故がおこっても安心?

A 回答 (14件中1~10件)

 核分裂炉では、ウランが核分裂してエネルギーを放出したあとに、放射能の強い高レベル廃棄物が残ります。

この高レベル廃棄物はかなり放射能が強く、1000年程度の長期にわたって、安定な深地層に埋設処理する必要があります。

 一方、核融合炉では重水素(原子核)と三重水素(原子核)の核融合反応が考えられています。この反応ではヘリウム原子核(アルファ粒子)と中性子が発生します。この中性子が、核融合反応が起こっている高温の気体(プラズマと言います)を閉じこめている容器の壁に照射されることで、放射性廃棄物が生成しますが、核分裂炉のように長期の管理を必要とする高レベル廃棄物は発生しません。核融合炉で生成される放射性廃棄物は、放射能の強さにより低レベル放射性廃棄物と中レベル放射性廃棄物に分かれます。これらのうち、低レベル放射性廃棄物は、地表から数メートルの地下に数10年にわたって埋設処理(浅地層埋設処理)すればよいような放射能レベルの低い廃棄物です。一方、中レベル廃棄物は、低レベルよりもやや深い地層に埋設処理する必要があります。現在の見通しでは、放射化が少ない物質を容器の壁材料に使うことで、中レベル放射性廃棄物を全体の放射性廃棄物の数%程度に抑制できる見通しです。ただ、容器の壁という大きな部分が放射化するために、放射能レベルは低いものの量的には多く発生します。

 また、核融合炉は以下のような安全性を有しています。
 (1)原理的に核融合反応が暴走することはありません。これは、核融合反応が暴走を始めると壁に大きな熱が来て壁の材料が溶けてプラズマ中に入り、その結果プラズマを冷やして瞬時に核融合反応を止めてしまうためです。
 (2)放射化された壁材料から発生する熱(崩壊熱)が少ないため、事故が起きたあと装置を強制的に冷却する必要がありません。
 
 つまり、核分裂炉での安全の3原則として、異常時に、
(炉を)止める、(炉心を)冷やす、(放射性物質を)閉じこめる、というものがありますが、最初の2つについては核融合炉では積極的に対処する必要が無いということです。
 
 核融合炉の安全性で最も大事な点は、燃料である三重水素を閉じこめることです。三重水素は、放射能を帯びているため、事故時でも外界に放出されないよう多くの安全対策を講じる必要があります。
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 廃棄物は出ます。

核分裂炉に比べると程度はましかと思いますが。核融合の一番の課題はトリチウムの安全管理
でしょうね。というわけで、安全性をより向上させる研究が盛んに行われているようです。
 ところで発電できる核融合装置はまだありません。実証炉の計画は2050年頃だとぼんやり言われています。たぶん核融合の恩恵にあずかるのは私たちの孫の代でしょう。その頃には、想像を絶するいかなる事故に対しても安全が確保できるように技術が成熟する事を祈っています。
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核廃棄物は出ます。

これは反応時にもれた中性子などのエネルギーが炉壁を放射化する事や、もともと燃料の三重水素が放射性を持ってることによります。
ただし、核分裂より核廃棄物の量は少なくなるでしょう。
核融合が核分裂より安全だといわれているのは核融合はほっといても反応が進むのに対して、核融合はかなり力任せに反応を制御しないと停止してしまうからです。
ただ、かなり高温度のプラズマが渦巻いている状況で炉の制御が外れるわけですから炉が爆発したり、燃料の重水が漏れ出したりする可能性は有ります。
#因みに重水はかなり体に悪いものらしいです。
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 原発関連の事故といえば、最近では燃料棒の手抜き製作等を思い浮べてしまう人も多いのではないでしょか?原発がクリーンであるという誇大広告が未だにあるのにははっきりいって驚きです。


 原発はクリーンでは有り得ません。何故なら,今の技術ではどうやっても放射線等は漏れてしまうし、発電で使用した海水の熱排水処理や原発にか代わる人達の
放射線被爆等、数々の欠陥を抱えているからです。
 そういった理由等から、現在原発は世界規模で廃止の方向に向かっています。
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水爆は核融合のエネルギーを使います。


爆発力から言えば、核分裂の原爆よりもすごい物です。
制御できなければ、そりゃ大変なことになります。
東海村のあの程度の事件で何人の首が飛んだでしょう。
核融合でひどい事故が起きれば、担当役員のみならず多くの官僚や政治家の首が飛ぶでしょう。
あ、それって良いことじゃん。やりましょう。核融合発電。
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暴走すると爆風や放射線以前にまずとてつもない熱エネルギーで周りの都市ごと一瞬で蒸発し、跡形も無くなるらしいです。

中性子の放射量も試算不可能なほどとか。      ちなみに、原子の固定は磁場を使うのはロシアなどで、アメリカなどはレーザー光線で固定するらしいです。                               この話は、化学が好きな方からの情報で私は信頼していますが、参考になる文献などが無い為、もっとくわしい情報や反論などあれば、ぜひ知っておきたいと思っています。  どなたか詳しい方、私からもお願いいます。
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bacさんのところに書いてあったULRにも出ていましたが、核は廃棄物は出ます。

ただし、核分裂よりは圧倒的に少ないはずです。事故がおこった時安心か、と言う点に関してはまだ未知の部分が有ると思います。核分裂発電だって「核爆発は起きないから安全だ」と宣伝されました。確かに核爆発事故というのは起きたことがありませんが、それ以外のタイプの事故はいっぱい起きています。核融合が実用化された場合でも、容器が破壊されて放射化された材質が外部に漏出したり、発電所以外の施設(例えば燃料精製施設)での事故は想定されます。
回答者の中に「太陽の核融合はクリーンだ」と書いていた方がいらっしゃいますが、とんでもない誤解です。太陽が周辺宙域に放射線を撒き散らしていることは周知の事実です。核融合発電所からも中性子線等の漏出はあるものと考えるべきです。
結論として、核分裂炉よりは安全性がかなり高いと考えられるが、油断しちゃダメよ、と言うところでしょうか。
上でいろいろと批判めいたことを書きましたが、私は核融合は早急に実用化すべきと考えています。
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答えでもなんでもなく、もはや質問なんですが、核融合発電は、実験段階ではないんですか? 取り出せるエネルギーより、加速器での原子ビームの照射にかかるエネルギーの方が、現段階では大きいと、何かで聞いたような気がします。

現在どうなんでしょう?
あと、僭越ながらtwinkleさんの補足です。鉄も一応核融合できますが、エネルギーは出ません。恒星の核融合が進んで、鉄にまでなると、星が冷えて、一気に収縮します。この収縮により、鉄の次に重い物質(何でしたっけ)の核融合が起こり熱を出し、再び一気に膨張します。この極端な膨張に耐えられない質量しかもっていない恒星(太陽くらいの大きさを含む)は、拡散し、消滅してしまいます。この膨張に耐えられる質量の恒星は、ここから、さらに核融合しつづけ、密度を増していき、終いにはブラックホールまでなる、のだったような気がしますが、間違えていたらすみません。
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核融合は、重水素を燃料にしてそれをプラズマ状態で強力な磁場で閉じ込めてヘリウムへ変換される時放出される熱を利用しようとするものです。

太陽と同じものを造ろうというものです。従って、太陽同様様々な放射線が出てくるだろうと思います。しかし、融合炉が核分裂のように暴走する事は無いかもしれません。また、重水素がヘリウムになるので廃棄物は出ないでしょう。重水素が何かの原因で爆発するのかは分かりません。重水素は水から作られるので、資源は無限という利点があります。間違っていることがあるかもしれません。つたない知識なので。
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今研究されている核融合を平たく言うと、“重水素”と“三重水素”を合わせて熱


エネルギーを取り出し発電に利用するというもので、実験には成功していると聞い
ています。原料の重水素は海水から、三重水素はリチウムから生産されるので安全
で安定していると言われています。排出されるのは“安全なヘリウム”と“中性
子”です。中性子は今の技術で解決できるとされています。核融合で事故に至る確
率や、事故になった場合の被害の予想規模などについてはわかりませんのではっき
りしたことは言えませんが、中性子が出ることを考えると絶対安全とはいかないと
思います。現在の原子力発電と比較すれば放射線レベルが低いので安全だ、といっ
たところでしょう。
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