A 回答 (4件)
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No.4
- 回答日時:
Esmeさん、こん○○は。
>cse_riさん、自国の武器輸出に対するアメリカ国民の意識を知りたいという
>私の主旨を、安易な武器輸出肯定論にすり替えないでください。
失礼しました。ちょっと話が横道にそれましたね。
No.2の発言をもう少し付け加えます。
日本もそうですが、アメリカにも保守派の人たちと、リベラル派の人たちが
います。超大雑把に言えば、保守派=共和党支持、リベラル派=民主党支持
という図式でしょう。
しかし近年のアメリカの政界は、極端な右派・左派を忌避する傾向があり、
共和党・民主党を問わず中道的な政治を目指すようになりました。
クリントン政権は、発足当初は思いっきりリベラル指向でしたが、数々の
スキャンダルが明るみに出て支持率が低下するに従い、中道指向を強めて
支持率の低下を食い止め、なんとか二期の大統領職を勤め上げました。
ブッシュ大統領(息子)も、共和党右派の支持をつなぎとめつつも、選挙戦
では中道的な指向を全面に出し、接戦を制して大統領になりました。
それでは、共和党・民主党を問わず、中道的なアメリカ政権の特徴は何で
しょうか。それはアメリカの国益を重視する政治です。
共和党=安全保障重視、民主党=経済重視という違いはありますが、
アメリカの国益を第一にする姿勢は同じです。
それで戦後のアメリカ大統領としては比較的穏健であったクリントン大統領も
アフガニスタンのタリバン拠点へのミサイル攻撃、ソマリアへの軍事介入、
コソボ空爆を実行しています。それはアメリカの国益が絡んでいるからです。
現在、ブッシュ大統領(息子)はイラク・イラン・北朝鮮を「悪の枢軸国」
と呼んで非難し、特にイラクの大量破壊兵器(具体的には化学兵器)を非難
しています。
国際的には様々な反応を招いていますが、国内で一定の支持を得ているのは
それがアメリカの国益にかなっているからでしょう。
アメリカは、新聞を読まない・ニュースも見ない、それどころか英語も話せ
ない人たちも多くいるのは事実ですが、一方でエリート階級も確立されてお
り、自分たちの国が超軍事大国であること、世界の各地に兵器を輸出したり
供与していることを知っています。
アメリカ人は普段はバラバラですが、自国が危機にさらされると一致団結する
国民性があります。
ニューヨークのテロ事件は、アメリカの国土が直接攻撃されたという意味で
は太平洋戦争の真珠湾奇襲以来の大事件です。民間人が多数死傷したという
意味では、パールハーバー以上の大事件です。
ちょうど真珠湾の奇襲攻撃でアメリカ国民が団結して、第二次世界大戦に参戦
したように、ニューヨークのテロ事件でアメリカ国民は団結してブッシュ政権
を支持しました。それゆえアフガニスタンへの空爆と北部同盟への大規模な
軍事援助が可能となったのです。
そんな中でも自国の軍事行動に反対し反戦運動をしている人ももちろんいます。
しかし数的には劣勢です。世界貿易センタービルのテロ事件の衝撃からアメリカ
国民が立ち直るまで、今の風潮(国益のために軍事行動を容認する)は変わら
ないでしょう。
No.3
- 回答日時:
政治学者ではありませんが、意見を言わせてください。
アメリカも北朝鮮もイランも言ってみれば同じ穴の狢(むじな)で商売敵なんです。だから、よそのメーカーのの物を排除することは独占市場を形成する上でとても重要であるし、また共和党支持層が武器商人であることもあると思います。
また、一般の下級国民は新聞も読まないし、ニュースも見ないのでまさか自国が武器輸出国であることを知らず、国威掲揚宣伝に踊らされいるだけです。
アメリカもソ連と対して変わらないようです。
No.2
- 回答日時:
ほぼNo.1のkatsuosさんの回答でよいかと思いますが、一部補足します。
アメリカという国は、元々イギリスの植民地でした。
そして宗主国のイギリスがあまりに植民地の住民を無視した政治を
したので(具体的には課税の問題)、怒ったアメリカ在住の人たちが
自由のために武装蜂起して、圧制者のイギリスと戦ったというのが、
アメリカという国の始まりです。
そういう歴史があるので「自由」のために戦うという文句が、アメリカでは
容易に錦の御旗となります。
もっと突っ込んで言えば、アメリカは「自由」と「民主主義」の原理主義
国家であると言っても過言ではないでしょう。
ですのでアメリカ原理主義である「自由」と「民主主義」を守るためには
他国への武器供与や、時には軍事介入でさえも容認する国民性がアメリカ
にはあるのです。
こういうアメリカの原理主義は、時々歴史や世界情勢を大きく揺り動かします。
第二次世界大戦で全体主義のドイツや日本を打ち破ったり、クウェートに
侵略したイラクを打ち負かして追い払ったのは、アメリカの軍事力が大きな
要因になっています。
また、アフガニスタンのイスラム勢力に軍事援助をして、ソ連軍をアフガニスタン
から追い出したのも、アメリカです。
戦後の日本では、軍隊や兵器そのものを忌避する傾向が強くなりましたが、
現実として軍事力の行使ゆえに平和や正義が守られることもあるという側面を
無視していては、激動する国際情勢の中で盲目となるばかりではないでしょうか。
ついでに若干軍事介入の例を補足しますと、
・1950~1975年のベトナム――日本の間接的な軍事支援も含まれます
・1983年のグレナダ
・1089年のパナマ侵攻
というアメリカのささやかな軍事介入があります。もっともアメリカはスマートですから、直接の軍事介入の形ではなく、CIAの活躍で
・1953年 イランのモザデク政権の転覆
・1954年 グアテマラのアルベンス政権の転覆
・1973年 チリのアジェンデ政権の転覆
・1981年 ニカラグアのコントラの支援
など、自国の利益に沿うよう、反民主的な勢力に武器と金と人を送っていますね。
cse_riさん、自国の武器輸出に対するアメリカ国民の意識を知りたいという私の主旨を、安易な武器輸出肯定論にすり替えないでください。
No.1
- 回答日時:
「アメリカの兵器は世界の自由を守るためだから、正しい」と、多くのアメリカ人が本気で信じているからでしょう。
広島・長崎への核爆弾投下は、「多くのアメリカ人の命を救った」と、まだ多くの人がいってるほどです。しかし、自分たちの兵器は正しくて、イラクや北朝鮮の兵器が「悪」だと、誰が言えるのでしょうかね? 「自覚しないのはなぜか」と言われれば、よくわかりませんが、アメリカ人の多数(違う人も多いと信じますが)は、「自由」と「民主」という名の原理主義(自分たちがそう解釈する「自由」であり「民主」ですが)を信じていると言えるのでは?? 私の親戚で、アメリカ暮らしの長かった商社マンもそう言ってます。お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
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