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dragon を槍で突いて退治する騎士 St.Geroge という図柄のレリーフをある教会で見ましたが、いったいこれはどんな民俗・伝説に基づいているのでしょうか?どこで有名ですか?わたしは聞いたことがありません。

A 回答 (4件)

聖ゲオルギオス(地域によって呼び名が異なる)は、一般にはカッパドキアの人として知られています。



伝説ではローマ皇帝ディオクレティアヌスの時代の人(3世紀後半)で、裕福なキリスト教徒の家庭に生まれ、ローマ軍ではかなり高い地位についていたといわれています。ディオクレティアヌスがキリスト教徒を迫害したときに、軍を去りますが、捕らえられ、拷問を受け、ついには斬首されました。

皇帝が棄教を迫ったとき、ゲオルギオスは自分をアポロン神殿に連れて行くように願い、その際、棄教どころかアポロン神像の前で十字を切ったために、その場で斬首刑に処されたという伝説もあります。それを目にした皇帝の妃のアレクサンドラがキリスト教に帰依したといわれています。

ある異教(キリスト教以外の宗教をさす)の王の国を荒らした蛇(あるいは竜)を退治して、生贄の姫を助け出したという話も知られています。この話はしばしば、蛇=異教あるいはディオクレティアヌス、姫=キリスト教あるいはアレクサンドラにの象徴とされることもあります。

この逸話から、西洋ではゲオルギオスは戦と騎士の守護聖人として非常に好まれていました。現在でもイギリスやロシアでは戦いで功績を挙げた者に贈られる勲章という形で残っています。

特にロシアでは崇拝の対象ともされ、モスクワでは都市を建設したユーリー・ドルゴルーキ(ユーリー=ゲオルギイの別名)にちなんで、モスクワの守護聖人ともなっています。ロシアの通貨であるコペイカにはゲオルギオスが刻まれています。

また、特に正教会のイコンでは赤いマントを羽織った姿で描かれることが多いですが、これは赤=受難者の色(つまり血の色)であることからです。

また、地域によっては農業と牧畜の守護聖人とされることもあります。それはゲオルギオスの日である4月23日と10月27日が収穫の時期とが重なっているからであり、いわゆる異教(土着信仰)とキリスト教が結びついて民衆の中に浸透していった結果だと考えられます。
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この回答へのお礼

machirda さん、東欧王、キリスト教の最後の砦の守護者!

お礼日時:2006/06/20 19:22

ごめんなさい。

何か、すごい勘違いをしていました。

セント・ジョージ・マイケルと、一人の人物名のように書いてしまいましたが、聖ジョージと聖マイケルがイギリスではよく信仰されていて、それで、ある本で2人の名が連続して挙げられていたのを、一人の人名として勘違いしていました。

どうもスミマセンでした。
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いわゆるセント・ジョージ・マイケル、つまりカッパドキアの聖人である《聖ゲオルギウス》のことです。

ドラゴンを退治した聖人として知られます。小アジアの人なので、コーカサスあたりの民間伝承にも登場するようです。一方のマイケルとは大天使ミカエルに由来する名前。したがってジョージ・マイケルのドラゴン退治と同じ図柄のものがミカエルにもあります。これは悪しき蛇の敵対者としてのミカエルと、ドラゴン退治の聖者の伝承が中世あたりに結びついたものでしょう。
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この回答へのお礼

聖ゲオルギウスと大天使ミカエルのつながりがよくわかりません。セント・ジョージ・マイケルと書いておられますが、ゲオルギウスの名前でしょうか?

お礼日時:2006/06/20 19:18

セント・ジョージが、ドラゴン退治をしたキリスト教の聖人だったという事しかしらなかったので、ウイキペディアで調べました。



http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%B3% …

イングランドの守護聖人のようですね。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%B3% …
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この回答へのお礼

nacam さん、歴史王!

お礼日時:2006/06/20 19:17

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