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スーダンでは内戦が起こっているようですが、いったいどんなことが起こっているのですか?
アラブ人と黒人の対立という単純なことでもないんですよね?
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

スーダンの問題は、3つあり、それが相互に関係しているのが特徴です。


マフディ運動、南部キリスト教徒との内戦、ダルフォール問題の3つです。

スーダンという国は、マフディ運動の結果生まれた国と言ってさしつかえありません。

19世紀初頭、スーダンは、イギリスに支配されたエジプトに支配されていました。
そこから、スーダン人の民族意識を高め、独立しようとした運動が、マフディ運動です。
マフディ運動は、イスラム原理主義運動でもあり、国民にメッカ巡礼の代わりに、ジハードへの参加を義務とし、その呼びかけに応じない人をもジハードの対しようとする内容でした。

一度はイギリス・エジプト軍に潰されますが、独立後も勢力を持ち続けます。

現在では、マフディ系の組織が政権を持っているため、スーダンでは、イスラム原理主義に基づく政策が行われ、イスラム原理主義勢力の支持基盤の一つを形成しています。

南部キリスト教徒(非アラブ)との内戦は、20年ほど前に、イスラム法をキリスト教徒にも適用しようとして、内戦に突入します。
南部キリスト教徒は、隣国エチオピアやケニアなどに拠点を設けて、内戦が行われました。
南部スーダンからエチオピアにかけて、大規模な旱魃もあり、多数の人々が亡くなりました。
国際的関心の高まりもあり、3年ほど前停戦が合意され、現在でも不安定ながら停戦が継続しています。

南部キリスト教徒との内戦が収束すると、スーダンの原理主義勢力の目は、ダルフォール地区に向けられます。

ダルフォール地区へのイスラム原理主義民兵にスーダン政府は、武器を与え、ダルフォール地区の非アラブ系の人達の抹殺に手を貸します。
ダルフォールの人達は、非アラブ(黒人)で、伝統的宗教が中心です。
ダルフォールに隣接するチャドも、内戦状態にあり、ジャーナリストなども近づけない状況になっています。
そのため、正確な状況が、全く分からず、逃げ出した人々の言うには、最悪な状況にあるようです。
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この回答へのお礼

宗教に純粋であろうとして、平和が実現されないのを、それが宗教のせいであるとの自覚がないんでしょうか。だとしたら何のための宗教なんでしょうか。まったく理解できません。宗教意識の希薄な日本はどんなにかいい国でしょう。

お礼日時:2006/07/16 17:37

「国境なき医師団」もスーダンでは積極的に活動していて、写真や報告書(PDF)のページがありますので、Wikipediaとあわせてご参考にどうぞ。



参考URL:http://www.msf.or.jp/index.php
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こういう時事性のある問題は Wikipedia が便利ですよ。



おそらくあなたが気にされているのは、ダルフールの問題だと思いますが、それもリンクとして解説されています。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%BC% …
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