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この前、とある飲み会に参加させてもらいました。
そこで、隣の席の人が世界平和について語っていました。とてもかったです。その人からこんなことを言われました。
「世界平和について勉強するなら、リアリズムが世界平和について、どうアプローチしてるか調べてみな」と・・・。

ただ、本当に初心者でして、まったく勉強してもわかりませんでした。
誰か、教えてくれる方いませんか?

A 回答 (4件)

飲み会で世界平和の話かぁ……重い話だけど、凄いですねー。



では、取り敢えず簡単に説明させていただきます。

「世界平和」と「リアリズム」という事であれば、これには「国際関係論」という分野が該当します。
現代の国際世界全体を観点にいれて、「国家同士の間では何が起きて、なぜそれが起きるのか?」という問題に取り組む、政治学の流れを汲んだ学問です。

例えば、「なぜ日本政府は自衛隊をイラクに派遣したの?」という現実的な質問や、「なんで戦争は起こるの?」といった、国と国と間で起こる事柄に対する疑問に、ちゃん答えられるようにするためですね。

さて、この国際関係論における「リアリズム(現実主義)」とは、「現代国家はどうして○○を行って、なぜそう行動するのか」といった質問に対して、一般的に認められている仮説の一つをもって説明する、国際関係論の主流な学派の一つです。

この「仮説」は、国際社会について、以下の事を前提としています:
○国際社会でもっとも重要な存在は、個々の「国家」である。
○原則として国家は何をしようが自由であり、皆自分の事しか考えていないので、国際世界は完全な無秩序状態である。
○無秩序であるが故に、国家は基本的に自分の身を守らねばならない=何かしらの軍事力・防衛力を持たねばならない、もしくは隣国の武力と均衡を保たねばならない。
○国家間の協力関係は、良くても一時的なものだ。
○国際政治はぶっちゃけ勝ち負けの世界である。
○「戦争」も、常に選択肢の一つでなければならない。
……といった感じです。一言で言えば、現実主義者・悲観主義者の学説でしょうか。


ちなみに、このリアリズムと相対関係にあるのが、「リベラリズム(自由主義・理想主義)」という学派です。これも同じく主流です。

この学派の掲げる学説は、以下の通りです:
○個別の国家だけではなく、国際連合などの国際機関や、国家同士の連合も重要である。
○国際法による、国家の世界的規制に賛成である。
○基本として、政治的な民主主義に賛成である。
○軍事力はできる限り抑制をかけるべきモノであり、対話外交などによる平和的手段をより重要視するべきだ。
○他国の政治・経済・福祉などの問題解決には、積極的に
在るべきである。
……など、この世界における協力路線、多国間での行動を重要視する、理想主義的なところのある学説です。

ところで、この二つの学説が、現在の国際政治の説明にもっとも良く使われているものですが、特にどちらが正しい、という事はなかったりします。
歴史的に見て、リアリズム、リベラリズムのどちらの有用性も証明できる例が山ほどあるからですね。

他にも、二十世紀後半になって、No.3さんのいう「ネオ・リベラリズム(新自由主義)」や、「ネオ・リアリズム(新現実主義)」という説がそれぞれ登場し、今も有力な学説の一つとして考えられています。
もちろん、元と成った学説(無印のリアリズム・リベラリズム)はいまだ第一線の学派です。

長ったらしい文で失礼しましたが、ご参考になれば幸いです。
もっと説明をご希望でしたら、遠慮なく補足ください。
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こんばんは、すいませんが突っ込み入れます。



「リアリズム」ではなく
「リベラリズム(自由主義)」のことだと思います。
私も社会勉強はこれから・・って者ですが、
そう思います。


自由主義は
結果の均等ではなく機会の均等を求めます。
総理大臣になりたい貧乏人も
農業をしたい大富豪も
平等に知識を得る機会を与えられる、
継続や断念することは個人の自由意志により判断する。

自由とは、
貧乏な時は金持ちを悪人にし、
金持ちになると貧乏人を悪人にするような
立場が入れ替わっても
論理のすり替えをすることなく耐え、
それでも理想を突き通せる意志と国家だと思います。

参考URL↓
○自由主義ーリベラリズム
「公正」とは「立場入れ替え可能性の確保」を意味し、人々に「社会のどこに生まれても自分は耐えられるか」という反実仮想を迫るものである。よって、リベラリズムは自己決定を推奨し、国家による富の再配分を肯定する。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E7%94%B1% …

http://www1.kcn.ne.jp/~imashu/Paper2.htm



混同しやすいのが
○新自由主義‐ネオリベラリズム

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E8%87%AA% …

です。
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参考URLでは、下記のとおり理論展開されています。

私には、なんのことやらさっぱりです。

「社会倫理における人間の尊厳
戦争についての考え方
戦争に関する倫理的考え方にはさまざまな立場があるが、「リアリズム」(現実主義)、聖戦(もしくは宗教戦争)、正戦論、そして戦争を全面的に否定する平和主義の4つに分けられる。また、そういう理論のほかに、戦争を美化する文化的風習もある。
「リアリズム」=現実主義(しかし、現実的なのか)
現実主義は必ずしも現実的だと限らない。「現実主義」と自負するは現実的のつもりでいるが、見落としていることがあるかもしれない。従って、「現実主義」が必ずしも現実に対応していると限らない。
特定な思想に反対する場合でも、その思想を正しく理解する必要がある。大げさに悪く見せたり、単純に描写したりして反論するなら説得することができない。
「リアリズム」は政治の世界に倫理な基盤がないと論じる立場だとよく言われる。その典型的な代表はマキャヴェリの「君主論」とクラウゼヴィッツの「戦争論」である。
しかし、より最近のリアリズムはそこまで極端ではない。むしろ「倫理のみに基づいて国際政治を営むことができない」という立場である。
リアリズムは国の目的は国益だとし、政府の責任は市民のために国益を図ることだとする。必然に他の国の国益とのぶつかり合いが必然である。少なくても、力ずいて国益を図る国に対して対応できるようにすることが政府の義務であり、重要な国益を損なう危険があるとき国益が倫理道徳より優先するのだという考え方である。
リアリズムは正戦論や平和主義をもって世界の実情に対応できないと考えている。
リアリズムの問題点
リアリズムは軍備を意味する
軍備によって他の国が想定する「最悪の場合」は変わる
軍備拡大期様相が生じる。
軍需と政治の関係が深まり、政治及び経済がゆがむ可能性が多くなる。
リアリズムは人の善を引き出さず、他者に対する偏見も育てる。そのために、リアリズムには和解の基盤を作る力はない。
現代世界では国益を超えた国際協力が必要。リアリズムにはそのための基盤はない
リアリズムを受け入れるべきではないが、リアリズムが正戦論と平和主義に向ける批判を無視するべきではない。

参考URL:http://www.nanzan-u.ac.jp/~mseigel/courses/heiwa …
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世界平和について語ることはできても、誰にも世界平和を理解することなどできません。


形は不明確であり、正しい道などあるかもわからないものです。もし勉強するとしても世界平和についてではなく、世界情勢のほうが近しいと思います。

逆に酒の席でそういう事を語る方は、自分の知識をひらかすための場合が大抵です。身の回りの平和に目を当てたほうがリアリティがあると思われます
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