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これらの意味は直感的に理解できるのですが
文法論ではどこまで説明されているのでしょうか?
1. 形式的な説明についてはもう少し厳密に説明されている
2. 哲学的に深い考察がある。(例えば以下のような)
  原因や結果を基に考えて説明されている
  原因を生む客体が主語で
  結果の対象が目的語で
  原因から結果までの作用の様子を表しているのが
  述語とか
3. 直感的な理解だけで済ませ深入りしていない。
4. その他

A 回答 (2件)

1. 形式的な説明


もう少しどころか,むちゃくちゃ厳密かつ専門的すぎて,とてもここではかけません。

文法論は科学であり,この分野全体を知らないと,理解不可能です。たとえばある文法理論では,
主語=TP指定部にある要素
目的語=vP指定部にある要素

また別の文法理論では,主語や目的語にプロタイプを設けて,云々という議論もあります。

ね,訳が分からないでしょ? 私もです。


2. 哲学的に深い考察
哲学といっても,こういうことを扱うのは論理哲学とか述語論理学とか,非常に形式的で記号を駆使する分野です。たとえば,
λx, λy, x saw y
とかね。


とにかく,主語・目的語・述語などを単に意味から定義することは不可能です。

たとえば,以下の関係が表せなくなります。
John hit Mary. → Mary was hit by John.
John rolled the ball. → The ball rolled.

また,下の John は意味上は不定詞の主語ですが,形式上は want / believe の目的語です。
I want/believe John to be honest.

上で少しのべたプロトタイプ論はそれに対する挑戦ですが,やはり論理学や認知言語学を知らないと,理解不能です。

「数」だって日常的な理解と数学的説明では全く違います。
なぜ雨が降るのかを科学的に説明しようと思ったら,大学でみっちり一週間はかかるでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

1. 形式的な説明
もう少しどころか,むちゃくちゃ厳密かつ専門的すぎて,とてもここではかけません。

とても興味を持ちました。ですが大変そうです。
何か参考サイトとか参考書籍もあると嬉しいです。
かいつまんだ説明があるのも助かりますが
やはり難しいのでしょうか。

お礼日時:2006/08/03 10:18

>何か参考サイトとか参考書籍もあると嬉しいです。



SariGEnNu さんのことを存じ上げない以上,一般的な入門書を挙げるくらいしかできませんが。

先にも申し上げましたとおり,理論の全体像を見ない限り無意味ですので,遠回りのようですが,これしかありません。

『はじめての認知言語学』 吉村 公宏 (著)(2004)
\2,310 研究社

『生成日本語学入門』 長谷川 信子 (著)(1999)
\1,890 大修館書店

『生成言語学入門』 井上 和子 ほか(著)(1999)
\2,415 大修館書店

他にもアマゾンなどで検索されれば,よろしいかと。

サイトに関しては,認知言語学で検索すれば,たくさん出てきます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
私の専門外なので大変そうですが
少しずつ理解を積み重ねたいと思います。

お礼日時:2006/08/03 23:27

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