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いつも御世話になっております。
エスメラルダです。

早速ですが、ちょっと教えていただきたいですが、
~に乏しい
~が乏しい

という二つの表現は、どんな区別がありますか。

特に、
経験に乏しい
経験が乏しい
との表現の区別を伺いたいです。

ニュアンスにて微妙な区別があるような気がしますけど、
旨く表せません。

何卒よろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

専門ではないのですが、


「彼は経験が乏しい」とすると「象は鼻が長い」「私はラーメンが好きだ」と同じように、
主語が2つあるような文となり、私個人の感想を言わせていただくと“わかりにくい文”だと思います。
細かなニュアンスにこだわる必要がなく、単に事実を伝えたいだけなら
「象の鼻は長い」「私はラーメンを好きだ」と言い換えるようにしています。
それと同様な効果を狙った可能性もあると思います。
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1、{経験が乏しい}


「背が高い」「足が細い」などと同様の主述の構文です。
端的に事実を述べていることになります。

2、{経験に乏しい}
評価の対象としては性格やら容姿やら色々あるが、
「経験」ということに関して【特に注目】してみると「乏しい」と言っているニュアンスです。

つまり、経験という点に【特に注目する必要がある場合】の表現ということでしょう。
「彼は若いが経験に乏しい」
「彼は経験に乏しいから、この仕事には不向きだ」
などの例が考えられます。
通常は、
『他の面では良いのだが「経験」に関しては不満足なので、この点に注目する必要がある』
というニュアンスで使われる場合が多いように思います。
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端的にいうと、助詞「に」と「が」の問題です。



まず「経験が乏しい。」ですが、この「が」は主語を作る働きをしています。つまり「乏しい」という述語(「~どんなだ。」という状態を表している形容詞)について、その状態にある主体が何かを指し示しています。
ややこしくなりました。ごめんなさい。
要するに英語や中国語でいう主語・述語と基本的には同じです。

問題は「に」の方です。現在手元にある文法辞典や国語辞典にうまい説明がありません。よって、以下はそれらを元に私がまとめたものです。

この「に」は、「全体の中から或る部分を指し示す」と定義される「格助詞」です。
例えば「三時に会う」であれば、「会う」という行動が、時間全体の中の「三時」という特定の或る部分(瞬間的いっとき)に行われることを示しています。

さて「Aは経験に乏しい」(話を進めるため主語を補いました)に移りましょう。

これは、「乏しい」という状態が、「A」という人間が持つ様々な属性(性質・性格・個性など)全体のうちの「経験」にあてはまる、ということになります。
いろいろな属性のうち「経験においていうと、それは乏しい」というように補って考えるとわかりやすいと思います。

結局、その「経験」の持ち主は「A]ですから、表す意味的には「Aは経験が乏しい」と「Aは経験に乏しい」は等しいということになります。(ここで目を文の構造へ転じると、また別の文法的問題が出てきますが、ここでは意味の話ですので無視します)。

結論:伝える意味・情報としてはほとんど同じなので、実際の使用においては、どちらを使ってもかまわない。
ただし、「~に」を用いた場合には、数ある属性のうち特に「経験の有無」を取り立てて述べる、というニュアンスが加わる。

よって、僭越ながら#1の方のご意見についていえば、「~に乏しい」の方は、御説とは反対に、「他の面ではそれほどでない。あるいは、わからないが」というニュアンスを持っていると考えます(下記の補注参照)。
一方「~が」の方は、ニュートラルな主語・述語関係を表しているだけなので、「他は十分」とも不十分とも決められません。(下記補注参照)

説明が上手であったか、説得的であったかは、ご質問者のことを存じ上げないので、何ともいえません。ただ、ここで述べた内容は、学校文法レベルでは、スタンダードなものであると思っております。

補注:ここからは個人的な感想です。

実際私が使っている感じでは、取り立てて何かを言う(強調する)ために意識的に「に」を使うことはありません。というのは、「に」はあまりにもありふれた助詞なので、自然に口をついてくるからではないでしょうか。
ですから、この文を、強調を意識した言い方でいうと、「Aは、経験だけはないからなあ」などとなると思います。

よって、これらの文(「~が」と「~に」)には、もちろん上述のようなニュアンスはあるが、実際にはそれほど意識して使い分けがされていない、ということになります。
ですから、#1の方のように受け止める方がいらっしゃるのも当然で、私自身どういう意味で使っているかわからない、というのが正直なところです。
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個人的な感想ですが…



「経験に乏しい」
   乏しいのは「経験」以外にもあるかもしれない

「経験が乏しい」
   乏しいのは「経験」だけで、他は十分(充分)
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