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自分は、脳性麻痺が有ります。
前からずっと思ったでいましたが、この障害は、肉体の問題だけでなく、物事を認識する力にも、影響が有ると思います。
文字の認識力に自分は自信が有りません。仕事でもケアレスミスが多いです。もし、この障害に関係しているとしたら、検査・治療はどこに、相談したら良いのでしょうか
また、加圧トレーニングは、筋力の低下した。麻痺部分にも有効でしょうか
宜しくお願い致します

A 回答 (1件)

「この障害」と仰っておられるのは、疾患「脳性麻痺」のことではなくて、「貴方の残存障害」という意味ですよね。



ケアレスミスの原因については、認知能力の低下なのか、あれこれ同時に考えていて気が散っているからなのか等を、しっかり鑑別しなくては分かりません。
検査は、基本的にというか一次選択肢として、神経内科が担当になります。
状態が「医療機関での治療が必要なレベル」であれば、実際の訓練は、作業療法士や言語聴覚士などが受け持つことになると思います。
但、文面からですと、既に社会人として生活を送っておられるご様子ですので、実際には「時々医療機関でアドバイスを受けながら、普段は“自分にはこうした弱点があるので気を付けなくては…”と対策を取りながら仕事を務める」方向性になるでしょうか。

麻痺筋への加圧トレーニングの有効性についてですが―――
先ず
「麻痺は筋力低下のせいではない」
「麻痺というのはコントロール性が低下している状態である」
ということをご理解下さい。

「力の入りやすい筋肉がより強い収縮力を出せるようにする事だけ」が目的なのであれば、効果はあります。
(※加圧トレーニングというのは、普通よりも早く効率よく筋肉を沢山付けるための、ひとつの方法論です。)

しかしそういった訓練をドンドンおこなうと、力の入り難い筋肉に対してはかえって筋力やコントロール性を失わせる結果になります。
そうすると身体全体としては、今よりも更に「コントロールし難い身体」になってしまいます。

「脳や脊髄に原因があることによる麻痺」のトレーニングは、筋収縮力アップが目的ではありません。コントロール性を上げるのが目的です。
御自身の任意の位置や姿勢で「ピタッと静止したり、そこからゆっくり動かす」等のような訓練をしなくては改善は殆どありません。

「促通そくつう」と言って「その動作の時に力が入って欲しい筋肉に、力が入り易いように外部から刺激(一時的圧迫や擦過、振戦その他)をいれてあげるような手技」をおこなえる知識・技術のあるセラピストに付いて貰えればより訓練効果は上がります。

(促通をきちんとおこなえるセラピストが、PNFなどの概念を用いた上で、貴方に「筋トレ」して頂くのであれば、私は反対しません。但、医療機関内にも、理解出来ていない「お馬鹿なセラピスト」は沢山いますので、騙されないよう注意が必要です。)

最後に、
治療の目的は「障害を治す」ことではありません。治す事に囚われるのではなく、「御自身の不得手を理解し、その不得手の存在が問題とならないような方策を取ることで 克服する」のが、もしかすると、貴方が「自分らしく、より良く生きる」最善のやり方なのかも知れません。
でも、もちろん「改善可能な部分があれば」少しでも良くなるといいですよね。

どういった障害が残存しているのか分かって、それによる問題が生じないようきちんと対策を講じつつ、良いお仕事に励まれますよう 応援致しております。
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