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昨日11月5日15夜だったのでしょうか、天気も良く、見事な満月が見えました。
そこで思い出したのですが、南極近くに大きなクレーターがあり、そこから放射状に物質が飛び散った後が見えますね。(満月のときは明るすぎて肉眼では見えませんが) 赤道を越えてまで飛んでいるような。

あのクレーター名は何というのですか。大きな隕石が衝突したのでしょうが、いつころどれくらいの重量の隕石がぶつかったのか? 地球にまでその破片が来なかったのか? 月には他にももっと大きいクレーターはあるのでしょうか。興味を持ちましたので教えてください。

A 回答 (2件)

よく観察されましたね。


おたずねのクレータは「ティコ」とか「チコ」と呼ばれるクレーターです。
月のクレーターの成因については諸説ありますが、隕石の衝突という説も有力な説です。(他に噴火説などあり)。直径1~5Kmの隕石(こうなると小惑星といった方がよい)が衝突すると、あのくらいの光条(という)が出来ると思います。ティコは月の中では以外とクレーターとしては直径が小さく、直径70Km程度です。大きな物では直径500Kmくらいの物もあります。
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この回答へのお礼

ティコ・クレータですか。大気が無いとはいえ、月面では決して大きいほどでないクレータかもしれませんが、よく広い範囲に飛び散った放射状の筋が残ったものと感心します。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/11/06 14:16

他にも光条の目立つクレーターは、コペルニクス、アリスタルコス、ケプラー、などがありますが、いずれも若いクレーターです。



光条が明るいのは、衝突によってまき散らされた放出物自体が明るかったこと、放出物が着地したときに掘り起こした物質が明るかったことなどの原因が考えられます。
しかし、光条物質はきわめて薄いので、時間の経過とともに微小隕石の衝突によるかき混ぜや放射線によって淡くなっていきます。

大きなクレーターでは光条物質が厚い(といっても数メートル)ので、消失するのに時間がかかります。
ティコやコペルニクスのような100キロメートル級で約10億年、アリスタルコスやケプラーのような50キロメートル級で約5億年、10キロメートルで約1億年です。

直径がほぼ同じティコ(形成は約1億年前)とコペルニクス(形成は約8億年前)で、ティコの光条がはるかに明るいのは、その若さのせいです。

ちなみに、月と同じように大気のない水星でも光条が見られます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。光条 というんですね。なるほど分かりやすい。
何億年前というのはそういう理由による推測なのでしょうか。あっ、そうか、その光条が、別の小さなクレータや光条の下になっていたり消されたりしていれば、より古いということになるんですね。それにしてもある程度の大きさの隕石は結構あるということですね。

お礼日時:2006/11/07 10:58

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