プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

各種薬剤には主作用以外に必ず副作用があるものですが…
それらは添付文書に明示されているのにもかかわらず、一部の医療者は患者からの訴えを無視すること、自身の狭い経験から安易に否定することがままあります。
中には『この薬には副作用はない/この薬の副作用ではない』などと断言するものもいる始末。
いったいどういう考えでこういったことが横行するのか・・疑問です。
1)こうしたことがなぜおこるのか、その温床はなにか。
2)解決策は無いのか。
3)実際に経験をして医療者不信になったことはないか。
設問に関わらず自由なご意見を聞かせてください。

 本来は有害事象の発見報告義務があるにはあるのですが実際面で機能はしていません。それも一因だとは思いますが、それだけでもないような気がします。

※この質問の発端に関しては(今は削除されてしまいましたが…)過去の質問で管理者とのやり取りを行い解決をしたつもりです。範囲を一般的な部分に拡大して質問をしています。

A 回答 (12件中1~10件)

1)こうしたことがなぜおこるのか、その温床はなにか。



複合的要素があると思います。
1.まずKM1002さんが書かれているように、薬剤の副反応が生ずる問題に関して、risk managementに対する国内で統一した教育manualは無いと思います。
研修医の教育はその医局もしくはその大学独自で行なわれている以上、指導教授の性格、意思が強く反映するのは如何ともし難いと思います。指導された教室によっては、あまりその事に研修の力を入れていないところも当然あると思います。
内科系と外科系で違うと思いますが、少なくとも自分が研修を行なった範囲では、No.3のala-moanaさん( やはりハワイがお好きな様で )のお礼でshu_sさんが書かれているような、ある薬剤を教授の命令以下全般に使用するような事は全くありませんでした。( よく言えば自主的、悪く言えば自分勝手 ) 外科の方が徒弟制度が強いからでしょうか ?

2.医師になりたての頃に、指導医から自分で処方する薬剤の添付文書は薬局で必ず貰ってくる様に指導された事を思い出します。しかし時間が経つにつれて薬剤の副反応に出会う頻度が少ない事から、初心を忘れてだんだん疎かになってくるのでしょう。
例えは良くないかもしれませんが、車の運転で、スピードをだすと死亡事故の起こる頻度が高くなるのに、何故皆さんは法定スピードを守らないのでしょうか ? めったにネズミ捕りにはひっかからないし、自分には事故など起きないと思っているからでしょう。青葉マークの時は慎重だったのに。それと似ているような気がします。

3.日常診療を行なっていく上で、患者さん自身が自分で判断をされて服薬を調節している事に出会います。この中には本当の副反応と、明らかに誤解に基づくものがあると思います。後者があまりにも多いと、「一部の医療者は患者からの訴えを無視すること、自身の狭い経験から安易に否定することがままあります。」となってしまうのでしょうか ?

4.忙しい事( そう言えば、厚生労働省から,『医師については労働基準法の例外』という従来の規定から,『医師についても労働基準法の例外とはしない』という通達が出たようです・・・来年からは週休2日で9時5時生活か ? まさかね ? )はその背景にあるのでしょうが、副反応が生じたときの対応する人員も日本では極端に少ないと思います。日本では主治医が全部行なわなければなりません。専用の薬剤師を雇えるところなどこの日本の低医療費では不可能と思います。政府は、日本の医療費がGDP比で先進国中ほぼ最下位なのに更に医療費を下げたのですから。

2)解決策は無いのか。

教育をやり直すなり、個人の意識を上げれば少しは良いのでしょうが、それだけではまず無理と思います。
副反応を報告したら100万円の褒賞、しなかったら100万円の罰金にすれば明日にも報告はくるでしょう。それは極論ですが、医薬品副反応にどのくらい人的、経済的に資金を注入することが出来るかでしょう。「サービスは受けたいけれどお金は出しません。」なのでまず今の日本では無理と思います。

3)実際に経験をして医療者不信になったことはないか。

残念ながら居られるでしょう。

No.9のedogawaranpoさんの「1.該当薬のバックマージンの関係です。バックマージンの多い薬を優先的に使いますから。」のバックマージンってボールペンとメモ用紙のことですか ? 20年前ならともかく、今の日本の製薬業界でバックマージンを出す所があったら教えてほしい。製薬業界の自主規制 (実は談合ですが)は現在では完璧です。
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この回答へのお礼

私は弱小大学の中の弱小科所属だったので…(笑)、徒弟制度というよりは(内科の上下も医局によっては外科以上だったし・・)それぞれの医局の内情違い(財布?)のように思います。人が多くいればそれだけ自然消費も多いから調節の要はないということと理解しています。教授がというよりは医局長がドロを被っていましたね。
それはおいておいて、『指導医から自分で処方する薬剤の添付文書は薬局で必ず貰ってくる様に指導』・・これされましたよね?私はいまだに1年目の頃からのファイルを持っています(当然差し替えはしていますけれど)し、ウンテイにも同じことをしました。

私が考えている『無視』とは『患者の思い込みの否定』とは異なります。きちんと所見を判断して判別する医師からすればお腹立ちになられて当然です。そういった方からだと想像も出来ない低いレベルでのお話です(添付文書に書かれているそのまんまを否定しちゃう人がいる…というレベルなので。あるいは注意を喚起されている重要事項の見落としだったり・・定期期検査を要求されていてもしないレベルのことです)。舌足らずな文章で誤解を招いてしまったことをお詫びします。

ボールペンとメモ用紙、しかも「薬の名前がデカデカと出ている・・」(爆)
確かにあれが私たちのもらう『バックマージン』ですね。
ただ、一般の人からは当然いろんなことを想像されている(私が政治家の行動に色々「個性的な」考えをするように・・)のだと冷静に考えて否定も肯定もしませんでした。
改めて、『多くの医師は薬の選定には加わらないしそれによる利益は受けていない』ことを遅ればせながら書き込んでおきます。さすがに教授あたりの事情は(それこそ政治家の私生活並に)私たちにはわからない事だらけですけどね。開業医もそれで事を進められるほど最近の医療の現場は甘くないように思います(適切な投薬を出来ないとすぐに問題が露呈しますからね)。

現状悲観論(でいいですか?)に関しては全く同意見です。いっぱい書き込むとキズを舐めることになるのでココでやめます。ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2002/04/20 12:41

>バックマージンを出す所があったら教えてほし


最近は減ったのですが。
薬の分量が多く長期入院患者の中には「せんせ~の薬を全部飲むから調子悪くなるので半分捨てるのが常識だよ」という人が現われる背景が理解できました。
バックマージンが減れば利益を上げるためには分量を増やすしかないですから。
興味深い情報をありがとうございます。

この回答への補足

edogawaranpoさまへ この場をお借りすることお許しください。

現状皆さんがどう考えて見えるのか伺えて有意義でした。もとより回答のあるものではないと考えるものの一つ(最近こんなんしか質問していない…(笑))ですが、それぞれの立場が微妙に違うところが面白いと思います。
ポイントに関しては優劣ではなく代表論として選びました。また別の機会がありましたらそのときに続きを伺えたらと思います。アドバイスありがとうございました。

補足日時:2002/04/24 14:56
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この回答へのお礼

処方薬には規定量というものが存在し、疾患や年齢によって増減(基本は減しかないが・・)するのが当然です。
長期療養患者はその特性ゆえ服薬の種類が増える傾向は否めません。また一部の経験不足/知識不足/配慮不足の医師には患者の訴えるまま症状に合わせて10以上も処方するばか者がいますが、それは本当に一部で普通には最低限(私は3個を許容最大限としていましたが・・内科のように守備範囲が広くかつ慢性疾患が重なればその目的が多岐にわたり処方薬の数が増えるのはやむをえないことです。大切なのは「整理を心がける」ということ。それが無用な相乗作用/共作用を防ぐ意味合いにつながります。)しか出さないものです。ですから「せんせ~の薬を全部飲むから調子悪くなるので半分捨てるのが常識だよ」というのはその医者も患者も・・間違いなく大バカですね。捨てた分は誰が払っているか考えれば自明です。そういう奴に限って税金の無駄遣いなどと批判したりもする・・。

PS 最近では数を出せば出すほど算定が厳しくなる制度が盛り込まれていて「出さない方がお得」という側面の方が目立つ様に思います。私も勤めのときは儲けを考えて「効果・コスト・利益」三者が落ち着くところを(一般的な病気に関しては)探していましたよ。

まあ雑談のなかの雑談として。

お礼日時:2002/04/22 10:23

かなりずれた回答ですが許してね



一部の政治家は別にして、色々な「先生」は大変ですね。「先生」であるが為に、高度な倫理観を要求されますし、その倫理観があって初めて普通とされます。「先生は」高度な倫理観があって初めて普通と一般人は認識します。

性的犯罪などマスコミで報ぜられるのは、まさに「先生達」です。この様な報道は、一般人は「先生」に高い倫理観を持つのが当たり前と思っており、それに反したことが許せないという思想なのでしょうね。←性犯罪は許せませんが、この様な偏った報道は許しがたいと常々思っております。

さて、勤務医の給料は寂しい限りです......。よほど私の旦那様のほうが多いです。特に救急病棟など外科系のDrは見ていて可哀想ですね。年収**円であそこまで働かされるDr達。はたして薬の副作用まで頭が回るだろうか?

uroのDrは緊急性があまり無いかもしれませんが、術後の患者の様態の変化への対応はどの科でも同じですね。ポケベル、携帯。

回答がずれにずれすぎましたが、shu sさんのお怒りのDr達は「淘汰」されます。患者は(若い世代)馬鹿ではありません。shu sさんもご存知と思いますが、主婦の口コミの凄い事!特に産科と耳鼻科、小児科、皮膚科つまり、妊娠とアレルギーに関する事が多いですね。やはり子供がらみでしょう。本当に凄いです。(力説)

その口コミで**医院は閑古鳥が鳴いています。shu sさんには失礼かと思いますが、uroのかかりつけ医はもちたくありません(笑)

横道に外れた回答ゴメンナサイ。

それでは
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この回答へのお礼

私も(おそらくは多くの医師も)「先生」と付けられることに一部疑問(私は拒絶)を感じつつ業務を行っていると思いますよ。私は~医師とか~さんで十分と感じます。それこそ、この場までそんな言葉がついて回ることにいらだちも感じます。一般には、医師や教師、そのほか先生と名の付く/つけうる人々に高い倫理観を求めますがそれは無謀なことだと思います。同じ物を食べて/着て/眠る…どこに違いがあるというのか。少なくとも私は、職業としてしかつまり「金銭を得る手段」としてしか自分の職を認識していません。もちろん職務に忠実であるということはお金をもらっている以上当然のことです。だから忠実であらんとして色々な努力は惜しみません。ただしその忠実さは世間一般の会社員が株主や会社に対して持つものと「等価」であり、農家の方が作物や消費者を大切にするのと「等価」です。それ以上を求められても「契約以上の金品を要求」されるがごとく不条理な話と思っています。

なぜこんなことを長々と書いたかというと
『お怒りのDr達は「淘汰」されます』というのを誤解だといいたいからです。私はそれぞれの医師は金銭を得るために必要最低限の職務・注意義務を果たせばそれでいいと考えているのであって、余分に科せられた職業理念や理想を盾にそれぞれの人を淘汰して欲しいわけではなく、むしろそういった間違った倫理感や責任感の要求で無理やり淘汰して欲しくないと考えている立場なんです。『要求するなら金(と時間)をくれ』って感じです(笑)。

今の医療はhubbleさんも書かれていますが非常にチープな医療なんです。その上で「赤ひげ」に代表される理想を押し付けられる・・ソコに1つの問題が集約されていると思います。
医師が特別な職業でないことを皆が理解し、行政が全体を俯瞰した立場で必要な人員や施設を配置してそれぞれの責任とそれに見合った給与を与えれば(得られる環境を与えれば)自ずと自浄作用が働くと考えています。
その1つが薬剤師の問題であり、有害事象の報告義務の不備だと考えます。例えば看護婦が重たい患者の運搬から薬剤の払い出しまでしている医療の現状これではダメなんだと・・言いたいんです。
淘汰されれば当然数が減ります。数が減って必要な医療が失われてしまってからでは遅すぎると思うんです。今ある医療資産を有効に維持活用するそのためにはなにが必要か・・政治家にはそのあたりを考えて欲しいところです。

新聞や週刊誌報道についてはおっしゃるとおり、
どんな業界でも人格のおかしな奴(私が言うと問題?)はいます。それをあげつらって全てを否定する論調はやはり受け入れがたいものです。ですが、それは『期待されている』というモチベーションにつながる限りは(医師に限らず)それぞれの職分にあるものは受け入れていくと思います。

再度のコメントありがとうございました。

お礼日時:2002/04/20 13:13

1.該当薬のバックマージンの関係です。

バックマージンの多い薬を優先的に使いますから。
2.ないです。
3.医療不信というよりも.
あいつの息子だからこのくらい間違えても仕方ない。
こんどここの息子が**大(授業料が高い事で有名.その代わり成績が悪くても入学可能)受験だから親は苦労しているな。
息子が留年騒動を起こしたから教育費がかかっているのだな
と.自信を持ってあきらめています。
該当学校は.私の年収の2倍程度の入学金と寄付金を.年収程度の月謝を支払えるならば某学校始まって以来の最低最悪の成績の私の子供でも楽に入れました。
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この回答へのお礼

匕首でえぐるような(笑)ストレートな回答ありがとうございます。

『あいつの息子だからこのくらい間違えても仕方ない』というのに笑いました。世襲でやってる自営業の感覚なんですよ。私は2世ではないですが、そういった2世(でも中には優秀な人がいるんですよ)をいっぱい見てきました。ある意味こういう感覚も好きなんですが(医者なんて所詮そんなものと皆が理解する広告塔になりますから・・)、やはりそれだけでも困りますよね。
医者の手技は「頭が無くっても」おぼわりますし、実践できます。そのことは紛れもない事実だと思います。
医療費はすごく安いんだから、手に入るサービスがバッタものでも皆が納得すればそれはそれで解決になるとも感じます。

あれだけの高額納付金・・払えるってのはお大尽(笑)ですよね~。子供といっても所詮自分じゃないから、私なら世界一周してきますけれどね。

お礼日時:2002/04/19 13:11

1)日本には似たような作用機序で似たような効果を示す薬剤が多い。


製薬会社が利潤を追求して似たような薬剤を出す。
それに対しての淘汰がされない。(薬剤の種類は増えていくばかり。)
故に、治療薬マニュアルなど薬剤の量が多くなる。
もちろん、「薬理学」の授業で教えきれる量でもなく、
更に医師でも専門の薬さえ全て覚えていない人が多い。
んで、指導医が使っていた薬を一つ覚えのように使う。

2)薬剤の量を減らせばよいのでは・・・
単純に、ではなく。

以上は去年の薬理学の授業で教授が言っていたことですけどね。

3)現在含め約4年ほど抗鬱薬・抗不安薬を飲んでいますが、
その他の病院へ初めて行ったときなど、(内科とか。)
普段飲んでいる薬を聞かれない。
・・・聞かれたのはとある婦人科ぐらいですかね。
私は自分から医師に言いますけどね。
そうでなければまぁ、家に帰ってから自分で調べるとか。
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この回答へのお礼

1)に関しては商品名ではなく一般名で覚えることが臨床家の必須態度なので・・おそらく将来実感しますから。
ただ専門薬剤全て覚えていないということはありますね、猿真似ではじまるのが医師の一般だということも事実です。新薬がでるとどうしても使いたい心情は隠せないし・・。
教授のところどころ出てくる本音は聞いていて面白いですよね。特に基礎の先生は面白いですよ・・・。

病院で受付で服用薬剤を聞かないというのは珍しい部類じゃないかな・・患者の態度として自己申告は正しいと思います。ですが、できる患者さんは少ないので、過去の副作用発生の背景や現在の服薬状況を『保険証』に書く欄を絶対につけるべきだと思っています。薬剤師さんが独自に『服薬手帳』を配布する例が多くありますが、たいていは利用がされていません。荷物が増える/無くても受診できるからでしょう。また全国統一されていなければ利用にも限りがあります。それぞれの記載内容に適応するのは難しいからです…。そんな細かい工夫も考えられない…やっぱり厚生省職員は○○。←ちょっと自制してみました。

家に帰ってから調べられるのは-mizuki-さんだからです。
病院でもしあっても虐めないで下さいね『そこ!違うんじゃないの?』とか(笑)

ご回答&経験談ありがとうございました。

お礼日時:2002/04/19 12:39

全く的外れな回答だと思われるかもしれませんが、最近つくづく思うことを述べさせていただきます。


私はかなりの便秘症で、在職中は異常と言われるくらいの下剤を内服してました。
だから妊娠したときにも、もちろん下剤は必需品でした。(妊娠に向けて量はかなり減らしました)
市販薬のみでかろうじてOKというところまでになったんですが、その市販薬を薬局に買いに行ったときのことです。
その店の薬剤師さんから延々と妊娠中の薬の副作用について言われました。
奇形児がどうのこうの、とか流産がどうのこうの、とか。
だんだんイライラしてしまいました。
薬なんて飲まないに越したことはないっていうことは分かってます。
でも飲まなきゃいられない場合に、薬剤師ってそのデータを備え持ってないのか?っていうことです。
これこれこういう薬を飲んだら、奇形児が何%、流産した人が何%、っていうのを示してくれればまだ分かります。
医者が本当にいいと言ったんですね?とか念押しされてしまいました。
私は薬剤師さんにとっても失礼だと思うんですが、どういう仕事をされてるのかよく分からないんですよ。
病院に看護婦として勤務してたときにも、医者の指示の通りに薬を処方し、薬の管理をするくらいしか分からなかったです。
こういうことを言うと反論がたくさんあるかと思うのですが、薬剤師にはもっと医者と独立した権限を与えた方がいいんじゃないか、っていう気がするんです。
今の薬剤師さんの仕事って看護婦でもできるんじゃないか、って思われるようなものばっかりだし(そうじゃないかもしれませんけど)、臨床経験が殆どないためか、本や説明書を読めば誰だって分かるようなステレオタイプみたいな説明しかしてくれないし、餅は餅屋なら、薬のことは薬剤師に聞いてくれ、っていうのがあってもいいような気がします。
医者の指示のチェック機構として、また薬に関して医者と患者への媒介役として、そういう存在であればいいなと最近つくづく思うのです。
医者だけに権限が集中してることに疑問を持ってます。
回答になってなくてすいませんでした。
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この回答へのお礼

色々な薬剤の添付文書の「定型文」というのがあります。妊婦や幼児に関してだと『(使用経験が少ないので影響に関しては)安全性が確立していない』というのがソレです。つまり数が少ないのでどだい数字を挙げろといわれても無理なんですよ。ただ…相手の状況と感情に配慮した発言が必要ということに関して異論はないです。

薬剤師の権限に関しては認められているが生かしていないというところでしょう。なぜ生かせないかは現状の医療が医師を頂点とするピラミッド構造だからだと思います。トップがバカだと下で何をやっても無駄になってしまうから・・。一部の薬剤師さんの功績が目立つのはそれだけ周囲の地盤が沈下していることでもあると思います。知識不足、経験不足に関しては薬剤師に限らず医療関係者全員のこととして納得です。

医者に権限が集中する代わりに責任も集中しています。それがそれぞれの職分へ何かしら影響を与えていることは感じます。ある大学病院では17:00を過ぎると全ての看護婦は手を降ろして手術室から消えます。これも同じようなものです。そのかわり機械に詳しくなりますけれどね(笑)。各専門職がその可能性と能力を十分に発揮すれば全ての問題は解決すると当然思います。しかしそんな環境にはない・・これは誰が見ても明らか・・ではその原因は?悩みは尽きません。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2002/04/19 12:26

私なりの解釈でお話します。



1)こうしたこと(副作用の軽視)がなぜおこるのか、その温床はなにか。

ひとつは医師の教育システム・カリキュラムの問題が挙げられると思います。
ずっと以前から指摘されていることですが、ある程度名の知れた大学では
教育が『良い臨床家』よりも『良い研究者』を育てることに重点が置かれているようです。
臨床軽視-患者軽視-副作用軽視となるのではないでしょうか。
臨床の教授と基礎の教授の併任をやめさせる等、改善される動きもありますが、国立大学の独法化に伴い、実績(論文)への要求がますます厳しくなり、その動きも潰されるかもしれません。

それから、医師にとって『忙しさ』の度が過ぎるのも問題と思います。
私の知り合いの医師はある調査で労働時間を調べたら、
週100時間を越えていたそうです。
とにかく早く治すことに集中がいき、副作用は後回しになる傾向が見受けられます。(特に外科系)

他には、副作用の説明のしすぎが患者の不安を煽り、
薬を飲まなくなり、難治化することへの懸念があるのかもしれません。

2)解決策は無いのか。

医師の倫理観・使命感。
これに尽きると思います。

本題とはずれますが、
<院外薬局について>

しっかり安全管理(薬物相互作用や投薬のチェック)ができる薬剤師がいて、
時間的にゆとりのある薬局では、賛成です。
なぜなら、複数の病院を受診している場合、一元管理のメリットは大きいですし、
医師に話せないことを相談するのもいいでしょう。
門前薬局やまともな薬剤師がいない場合は論外ですが。
薬剤師はピンキリです。いままで数百人と薬剤師を見てきましたが、某第○薬科大出の頭の悪さには驚愕すること多々あります。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

教育の問題は受けてきた人間としても思うところ大です。
ただ「研究者」を育てるというのは無理からぬというか当たり前だと思うんです『大学』ですからね。大学は研究教育機関です。

医師の場合の問題点は昔の「第二医学部」の存在が無いこと、つまり職業訓練校/医師養成校がないことかもしれないと思います。たとえば看護婦さんなら看護大学はあくまでも脇で、看護の専門学校がその養成の主役です。医師にはそれがないですからね。
正直研究するんなら、東大か京大くらいまでにしておいた方がコストに見合うと思うから、それ以外の大学は臨床中心に頑張ればいいと…地方大学出身者として…本気で思います。研究は楽しいけれど個人の快楽と国策は別だと思うんですよ。教授は「研究者」ですから論文で考査されるのも当然であると思います。ただ教授もこんなには要らないでしょ。それならもっと患者を診たほうがいい。(2つは極端でも全部で80あるうち、20と60くらいに分けたらどうかなあと思います。その場合学生は2年の研修医期間を足した8年のうち、3年・5年(研究・臨床)くらいに分けて勉強、最終針路を選ぶなんてのが個人的な理想です。

副作用の説明に関しては正直ライン引きは難しいと思います。そのかわり「2日毎」とか「3日毎」通院が望ましく、観察を怠らないというのが基本だと思うのです。そうすれば説明するまでも無く問診や診察ではねられます。今は逆行していますね・・長期投与ばかりが勧められる。それだとどんどん発見はできなくなりますし重症化します。また大量の薬を与えておきながら副作用の説明はしないという矛盾が露呈します。私は副作用の全てを説明する必要はないと思います。それよりも異常を先に見つけること、見つけたときに適切な対処を「はやく」することこの重要性を感じます。医師の働きすぎは現場を離れたいまさらに実感しています(今が楽すぎるともいえますが)。確かに現状はかなり「劣悪」なんです。それを見栄と惰性でごまかしていると思います。

医師の倫理観・使命感。
これについては非常に反感を覚えます(個人的に)
医師の給料など所詮1流企業や銀行などには及ばないです。その上で通常なら考えられない業務(普通なら人の命を扱うプレッシャーでつぶれるでしょ?)をこなしてる。
そのなかで既に倫理感や使命感は削られています。
そしてその上さらに倫理観や使命感を求められたら・・
とうに燃え尽きてる消し炭にさらに燃えろというようなものだと感じます。個人的にはそれでも燃えてくれる人材に医者になって欲しいとは思いますが・・同じ人間ですからね望むところには自ずと限界があると思います。

最後の部分は門外漢なので…
でも素晴らしい薬剤師さんはすごくあてにしています。
職別関係無しに意見交換できる環境にすごく憧れます。
それが出来ないのはたいていは医者の方が悪いんです(苦笑)が、医者の中でも居心地の悪い医者もいるんです。
変わり者とひと言で済まされそうですけれど(笑)。

お礼日時:2002/04/19 12:09

shu_s 様


薬剤師の知人がおりまして、その人からかつて聞いたことがある言葉です。
副作用を患者に知らせるのは難しい場合がある。医者と患者の信頼関係がうまくいっていない場合、治療の重要性を自分で認識できていない場合等のときは、副作用を伝えたとき、その副作用が絶対におきるとは限らず、採血や定期的な受診や副作用の初期症状を注意していればまず心配は要らないのに勝手に薬の服用を中止したりする。受診もしなくなったりする。医師には「薬剤師が怖い副作用を教えてくれた」「薬剤師が薬を中止して良いと言った(曲解)」等と伝えたりする。医師は「余計な事を言わないでくれ」、、、、。
なんか薬剤師って患者に正直に話も出来ないの?とか医者患者の信頼関係ないならせめて薬剤師と患者の信頼関係築けば?とおもった記憶があります。
あと薬剤師って医者と患者の間にはさまれてる中間管理職みたいなんて事も思いました。医者には逆らえないし患者の話も聞かないといけないし。

私個人としては薬に副作用があるのなんて当たり前だし、それを知らないほうが素人といえども問題じゃないのと思いますが。
この薬には副作用はない/この薬の副作用ではないなどと断言するものもいるという事ですが、患者に対してそんな事言っちゃう医療関係者は、患者には信用されてないんじゃないでしょうか。
患者が素人だと思ってるからかな?

外れた文章かも知れません。すみません。

ところで最近病院で処方されるセデスが製造(販売?)中止になったみたいですね。それも副作用が原因?
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この回答へのお礼

薬剤師さんの苦悩はよく耳にするところです。ただでさへヘタクソな処方箋で頭に来ているでしょうにね(笑)。
ただ、職務に忠実であるということと同じ医療者として協力体制を作ることとは違うようにも感じます。ある病院に勤めていた時『この患者さんへの副作用説明はどうしましょうか?』と相談されたことがあります。どこまで説明しておくか、誰が説明するか…正直感動しました。その薬剤師さんと仕事している間は薬のトラブルは無かったです。
そうした横の連絡をした上でなら十分に職分が発揮できるとも・・感じますよ。

セデスG(フェナセチン)は腎不全と膀胱ガンでしたか・・
確かにそうした名目はあるようですが、正直無目的に出し続ける/家庭内への死蔵がやたら多い薬で医療費のムダ、薬価が低く薬剤会社も抵抗しない・・色々あってスケープゴートになったんでしょう。政治や行政ののすることは正直わからないですよ。上手くつかえばすごくいい薬なのに…厚生省ってバカの集まりかもしれない。

お礼日時:2002/04/19 02:54

院外薬局は、僕も賛成なんですけど殆どが門前ですよね。


薬剤師会のホームページを見てみると、院外薬局の良さを強調しているので、メールを打って見ましたけど、やはり一切の返事は返って来ないですね(*_*)
当たり前のことですが、院外で出来るのなら院内ではそれ以上のことが出来ると思ってます。もちろん、その病院の考え方が変でなかったら・・・
単に今院外薬局に向かっているのは、薬価差益がなくなったからではないかと思ってます。試しに薬価差を30年前のようにして、処方箋料を院内処方と同じ点数にしたら、院外処方は無くなってしまうのではと思ってます。
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この回答へのお礼

点数のことは間違いなくそうですよ。だってそうやって誘導するために厚生省の肝いりで無理やり改定した経緯がありますからね。
本当の理想は各住所地に点在して薬局が分布してそれぞれに付近の居住者がカルテを置く・・こんな形態なんでしょう。ホームドクター制度と同じような制度なんでしょうが、日本にはうまく根付かないですね。相変わらず大きな病院にばかり人は向かいますし、薬局は家のそばでなく病院のそばにありますからね・・・。
根付かない理由は元もとの出発点に問題があるのかもしれないですね・・出発点『とにかく薬剤費を下げること』・・・なんだか違うような気がする。理念が行き渡り、運営が健全化されればおのずと医療費が下がるはずなんです。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2002/04/19 02:45

かなりずれた回答をすると思いますが、shu sさん同様本音&ブラックで回答しますのでご了承くださいませ。

本音です。

知人、知人と申しておりましたが実は私以前MRだったのです。アポではありません。主人も現MRです。社内恋愛ですね。←関係ないですね

有害事象に関しましては、意図的に提出させないMRもいるでしょうね。ですが、DrからのPMS記載内容をチェックする社内機関は、営業と違い凄いんですよ。shu sさんもご経験かと思いますが、何度も再チェックされたはずです。とにかく全てをチェックされます。ごまかしようがありません。会社ぐるみであれば別ですけどね。あの会社みたいにです。

shu sさんは真に素晴らしい先生と察します。shu sさんのようなお医者さんが大半でしたら医療従事者への不信など無いでしょう。ですが現実はどうでしょうか?●●会、もしくは医局から見放された医者。勤務医の医者もサラリーマンです。上からこの薬を使え!と言われ、それに否定できるでしょうか?自慢では有りませんが、(今では反省しています)とある症状においては、DOで処方させておりました。強調します。「させておりました」どうですか?とある疾患に関しましては、約束処方で「印刷」させました。強調します。「印刷させました」弊害の一部として製薬会社も関係するのかも知れませんね。

当時、法人病院で医局説明会を行った際、とある若手医師がこの様な事を言ってました。「A先生!この薬は理事長が使えと言っているのですか?」A先生「そうだこの薬を使いなさい」

このような状況下で副作用の発見とその判断についてを問うのは酷ですと思います

後発品も然りです。患者の負担を下げてあげるという思いの医者もいれば,薬価差益をもくろんでいる医者もいます。また、薬剤の購入コストを考える病院も有ります。難しい問題ですね。

現在では、最高なかかりつけ医を持っています。最高な素敵な先生です。何でも教えてくれますし、多様な質問をしてくれる先生です。
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この回答へのお礼

医局に見放された…耳が痛い(笑)。わたしは自分から飛び出したクチですが、見聞き体験した現実はそんなものです。教授の好みの製薬会社の商品しか関連病院に無かったり(苦笑)、毎月入院する患者さんに番号振って割り当てを決めたり… ある意味縦社会なんだと割り切り、使う薬は『効けばいい』と信じ込むこともできるのですが、副作用に関してはわざと見過ごすことに「一線」を感じるんです。これをしたら・・おしまいかな?って。ただ副作用報告/有害事象報告が嫌われるのは大学や病院の事情でも同じなんですよね…困ったものです。
ただ今までに報告の無い新しい事例に関しては「今後」を考えてモラルから頑張って書きますよ。たとえ一例でも過去に報告されていれば判断の足しになるのは臨床家なら誰でも思うところですからね。
有害事象の報告書は「下っ端の仕事」、でもカルテが読めないとダメということで研修医不可、若手の仕事・・・ですが正直彼らには時間が無いんですよ。とくに大学ではなおさら。MRさんは詳しいんだからカルテ貸すから勝手に書いてくれよというのが本音です(少々の手間賃もらっても割に合わないくらいしつこいんです)。そうした構造上の問題を声を大にして言いたいですね。

最高なかかりつけ医・・これは財産だと思いますよ。
一蓮托生を考えられる医師にめぐり合うのはかなりの幸運です。私は・・・まだです(苦笑)。

お礼日時:2002/04/19 02:39

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