プロが教えるわが家の防犯対策術!

 皆様、こんばんは。
 
 清算所得金額は、書籍を見ると
残余財産の価額-(解散時の資本等の金額・利益積立金等の合計額)となっています。

 具体的には、資産を処分し負債を返済(免除)後、現預金が60万円、資本金が300万円、利益積立金が△240万円となっております。この数値を、上記の算式に当てはめると、
 60万円-(300万円-0円)=△240万円
となりますが、考え方は果たしてこれでよろしいのでしょうか。

 又、これにより清算所得が0円となるため、清算確定申告において法人税は0円となると考えてよろしいのでしょうか。

 書籍でも細かいところは書かれていないため不安です。特に残余財産の価額とはどういうものか判りません。ご存知の方がいらっしゃいましたら、どうぞよろしくお願い致します。

A 回答 (2件)

#1です。

ご質問全部に回答しておりませんでしたので、追加します。

1.清算所得は 0円です。
2.「残余財産の価額」は、次の通りです。
解散決議の後、清算業務を行いますが、これは、概略、次のような内容になります。

・売却価値のある資産を売却して、現金化する。
・売掛金、未収金、貸付金、仮払金などの債権を取り立てて、現金回収する。
・支払うべき債務(買掛金、未払い給与、未払金、税金)を支払い清算する。

すなわち、「残余財産の価額」とは、これらの結果、「残った財産の総額」を言います。黒字決算の会社の場合、多くは現金・預金が残りますが、債務超過の場合は、債務が残ります。

債務超過の場合は、株主が弁済して債務を消すか、債権者に債権放棄してもらうことになります。どちらも、会社の計算上は、収益(株主からの寄付金収入か債務免除益)がでますが、債務が消えるだけで、残余財産は増えませんので、税務上の清算所得は増えません。

<債務超過の例>
1)債権放棄前のB/S
現金預金 0円   /   借入金   100円
          /   資本金    10円

2)債権放棄後のB/S
(仕訳:借入金 100円/債務免除益  0円)

現金預金 0円   /   借入金     0円
          /   資本金    10円

この場合、残余財産は、0円です。

以上、お分かりになりましたでしょうか?

参考URL:http://www.taxac.jp/tazoe/labo/002/labo002_03.html
    • good
    • 0
この回答へのお礼

まとめてのお礼にて失礼させて頂きます。早々に回答をして頂きまして、どうもありがとうございました。

 御丁寧に解説をして頂いたことにより、残余財産と清算所得との関係を理解することが出来ました。どうにか乗り切れそうです。本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/11/29 11:19

計算式はその通りで正しいです。


しかし、計算式に当てはめた数字が間違っています。

60万円-(300万円+(-240万円))=0円

となります。
注意すべきは、「利益積立金」とは、税法の定義になる用語です。これは、通常のB/Sの利益剰余金と差異が出るのが通常ですので、ご留意ください。すなわち、税金計算上の<課税済み利益剰余金>の意味です。

具体的には、清算直前の法人税申告書別表五(一)の 横の列(4)<差引翌期首現在利益積立金>、縦の行 31<差引合計額>の交点の数字です。
(URLは、別表五(一)です)

参考URL:http://www.nta.go.jp/category/yousiki/houjin/ann …
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!