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表題の通りです。
用例(正岡 容著、「滝野川貧寒」から)
楠田匡介君は、画描きでその画面に己が生活の貧苦の陰影の漂ふやうな、薄志の仁は決して盛名を克ち得るものではないと談られたので、それは宛ち絵画の道許りでなく、芸道万般みな然りであろうと言下に私は云つた。

不十分にもせよ一通りは調べた末のお願いですから、どう読むという結論だけでなく、そう読んでよい根拠にも軽く触れて下さいませ。

A 回答 (1件)

「さながら」なはずなんですが、校正ミスじゃないですか?



でも「~でなく」と否定しているから「あながち」なのかも知れません

ね。

この回答への補足

1 「サナガら」と読むのは知りませんでした。辞書で確認しておきました。

2 「宛ら」の誤植とする解釈は成立するようです。辞書によると、下に打ち消しを伴って「全然の意」とありますから、用例では「絵画の道許りであることを丸ごと否定」しておいて「芸道万般みな然りであるぞよ」と主張しているのですから矛盾はないようです。

3 「アナガち」は直感で浮かびますが、手元の携帯用のチャチな辞書によると「強ち」の字を当てています。もちろん複数の漢字を当てることは珍しくありませんが。

ありがとうございました。誤植であるか否かは年が明けて世の中が動けば調べられます。もう少し放置をしておくことにします。

補足日時:2006/12/28 19:22
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この回答へのお礼

1 上記の補足蘭の2を撤回します。2の「辞書によると」以下は「強ち」に対する記述であって「宛ら」に対する記述ではありません。
2 同じ作品をS社、T社が共に「宛ち」としているので誤植とは考え難いです(両社がキチンと仕事をしていれば)。
3 調べた限りでは「アナガち」に「強ち」以外の漢字を当てている辞書はありませんでした。
4 という訳で「アナガち」と読む(読ませたい?)のではないかという当初の疑問は残ったままです。
5 この先は出版社に問い合わせるなり、専門家にあたるなど本腰を入れないと解決しないようです。
6 このサイトでの解決は期待できなそうなので締め切ってしまいます。
お騒がせしました。

お礼日時:2007/01/04 20:38

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