私的にふと考えこんだら止められなくなってしまいました。
『心』及び『精神』『脳』と言われる物の構造ってどのような感じでしょうか。
個人的に『心は思考・記憶・知覚に分かれる』と一度考えたのですが、それだけでは感情は生まれるのか?と考えてしまいます。
それに、それぞれがそれぞれにどのように作用するんだ?等、どんどん疑問が膨れ上がってしまいます。
Wikipediaなどから探して読んでみたのですが、肝心な所がありませんでした。
ひょっとしたら、心理学的にも難題かもしれませんが、ご回答よろしくお願いします。
ちなみに、「この質問はオカルト的質問ではありません」。又、「私は未だ高校生なので難解な用語等は解りません」。故に「専門的すぎる説明は不要です」ので、そこを踏まえてご回答お願いします。
No.3
- 回答日時:
>個人的に『心は思考・記憶・知覚に分かれる』と一度考えたのですが、それだけでは感情は生まれるのか?と考えてしまいます。
おっしゃるとおり、思考・記憶・知覚からは、感情は生まれません。思考・記憶・知覚は、ロボットでも持つことができますから、「心」の本質ではありません。「心」の本質は「欲望」です(欲望が感情を引き起こします)。「ロボット」は「欲望」を持つことができません。もちろん、「ロボット」があたかも「欲望」を持っているかのように作ることは可能ですが、それは、ロボット自身の「欲望」ではなく、ロボットを作った人間の「欲望」の反映に過ぎません。
同様に、動物も「欲望」を持つことができません。動物が持つことができるのは、「欲望」ではなく「欲求」です。「欲求」とは具体的な何かを求めることであり、「欲望」とは具体化される前の「モヤモヤ」とした何かを求めることです。この「モヤモヤ」が「創造」の源泉であり、人間の「心」の本質だと思います。
「モヤモヤ」とは何かというと、「そうではないんだ」ということです。「今、自分は何となくこのように生きているが、でも、自分が本当に有りたいのは、そうではないんだ。もっと、別なことなんだ。」ということです。その「もっと、別なこと」が初めは具体的に見えないというのが特徴です。そこに、かってない新しい生き方を模索するエネルギーが生まれてきます。このエネルギーが「欲望」であり、心の本質だと思います。
従って、「心の構造」を考えるとき、その中心には「欲望」というエンジンがあり、そのエンジンが思考・記憶・知覚を駆動するという風に考えれば良いと思います。「欲望」は「欲求」とは違い、「創造」の源泉です。
欲望と欲求も同義かと思いましたが、細かくは異なるのですか。
そして欲望がエンジンの役目になる。良く解りました。
ご回答ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
詩人ポール?ヴァレリー「心の仕事は将来を創造することだ」
書物「ヒトはいかにして知恵者となったのか」
大雑把だが、進化の過程で以下のように進展したと推論する。
《感覚》→《注意》→《感情》→《記憶》→《思考と想像》→《計画》→《自己意識》→《自由意志》→《言語》
No.1
- 回答日時:
>『心』及び『精神』『脳』と言われる物の構造ってどのような感じでしょうか。
:この中で実体があるのは脳だけですね。
『心』及び『精神』などは、脳の機能のひとつを概念として捉えたものです。
無論、これらの言葉が生まれた段階では脳(頭)と心は別物だと思われていたかもしれません。
しかし、思考・知覚・感情などももちろん全て脳の働きによるものであることは、現在の科学によって証明されていると断言して良いはずです。
「心(あるいは精神と言っても良いですが)の構造」ということでは、
よく、
本能(快・不快)
自我(損・得)
超自我(善・悪[あるいは、抑制・解放])
の3層が挙げられますが、これらにしても、そのような実体があるわけではありません。
全ては、脳によって引き起こされる化学反応に対する概念の名称と言って良いでしょう。
大脳生理学などでは、これらの精神状態が脳のどのような部位と関連性があるのか、という観点から研究がなされているのでしょう(多分)。
つまり、ある刺激に対してどのような部位からどのような化学物質が放散され、それが神経細胞によってどのように伝達されるのか、という点に注目しているのだろうと思います。
心理学の一端である精神分析学などでは、そのような仕組みのプロセスではなく、ある刺激に対して【なぜ】そのような反応が起こるのか、という点を問題にすると言って良いでしょう。
どの部位であるかはわからなくても、無論わかるに越したことはありませんが、それは二義的な問題になります。
全く個人的な見解になりますが、つまり、人は(知覚を含めた)記憶によってその精神性を確立していく、ということです。
ですから、思考すること自体も含め、何を経験していくかということによってその人間の精神性は定まっていくだろうと私は思います。
また、上に述べた本能・自我・超自我のバランスが取れていると人は安定した精神状態を確保できます。
そのためにあえてこのような概念が創出されているのでしょう。
「感情」も、無論、脳内の神経組織が引き起こす様々な化学作用の連携が及ぼす結果に他なりません。
精神分析学は、その結果がどのような記憶として格納され、さらにそれが起因で将来的にどのような結果を引き起こすことになるのか、という観点からの学問であるように思います。
心に関して、
[how]という疑問を解決するには脳の仕組みを研究すれば良いでしょう。
[why]という疑問は、構造や仕組みだけでは解決できません。
心というものの構造を、概念として想像的に設定しながら(必ずしも本能・自我・超自我の3層と決め付ける必要はありません)、検証していくより他に道はないだろうと思います。
以上、素人の私見として述べてみました。
公に認められるような学問的根拠は殆んどありませんし、趣味的で、脆弱な面があるという点についても否定はしません。
幅広いアンテナを張り巡らせて、より人間に資するベクトルを探り当ててください。
[how]と[why]ですか。自分は愚鈍故に[why]なんて思った事もありませんでした。
一つ新たな見聞、と言ってよろしいのか、そのような物を得ました。
ご回答ありがとうございました。
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