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 先日TVでピラミッドについての番組を見ていました。石の種類は石灰岩です。産地からの運搬や加工についても説明していました。その中で「石灰岩は軟らかい石なので加工しやすい」という説明をしていました。石を削る作業の映像もありましたが軟らかそうでした。
 日本には石灰岩が多いです。秋吉台や鈴鹿、伊吹の付近は有名ですがいたるところにあります。私の印象では石灰岩は硬い石です。化石を探す時、割るのに苦労するという感じです。映像で見た感じではまるで凝灰岩のような感じでした。
 エジプトの石灰岩と日本の石灰岩とは違うのでしょうか。
 どうしてもイメージが合わないのです。
 ご意見お聞かせ下さい。

A 回答 (2件)

ご質問文中に挙げられている日本の石灰岩は古生代(2億5000万年以前)のものです。


一方エジプトで使用されている石灰岩は始新世(5500万年前から3800万年前)頃のものです。
示準化石でみると、
日本の石灰岩には大型有孔虫「フズリナ」を含む事があります。
エジプトの石灰岩には同じ大型有孔虫として「カヘイセキ(貨幣石)」が含まれることが知られています。
カヘイセキの化石はピラミッドを見た後代の人々が
「ピラミッドを造った奴隷達の食事の豆が化石になった」
と言い伝えたと聞きます。
同じ石灰岩でも時代が大きく違えば、固結度(硬さ)は大きく異なります。
たとえばごく新しい「琉球石灰岩」は多孔質の比較的軟らかい岩石です。
また石灰岩の主成分である方解石はモース硬度で3と軟らかい鉱物です。
鉄の5.5、多くの岩石に造岩鉱物として含まれる石英の7と比較してもかなり軟らかい事がわかります。
石や鉄の道具で十分加工可能でしょう。
参考になりますでしょうか?
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この回答へのお礼

同じ石灰岩と言っても時代によって性質が大きく異なるということですね。貨幣石の写真は見たことがあるのですがその元になっている石灰岩の性質の違いは知りませんでした。
琉球石灰岩が軟らかいというのは読んだ記憶があるような気がします。
納得できました。有難うございました。
でもナレーションの中で「石灰岩は・・・」ではなくて「エジプトの石灰岩は・・・」と言っていたのであればあまり不思議な感じがしなかったのではないかなと思いました。

お礼日時:2007/01/27 08:29

こんにちは。


基本的には変わりないと思います。

比較対照の違いではないでしょうか。

そもそも、凝灰岩のような柔らかい石ではピラミッドのような巨大構造物は無理でしょう。

あちらで「柔らかい」と言ってるのは、花崗岩など他の石材と比べてって話じゃないかと思います。
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