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 経営指標に棚卸回転期間というのがあります。最近、それを社内で目にする機会があり、「売上の何ヶ月分の在庫を抱えている」という説明を聞いて、非常に分かりやすい指標だなと思いました。

 他の指数は、それが良いのか悪いのか、高いのか低いのかがイメージしにくいのですが、「5ヶ月分の在庫を抱えているんだぞ!」なんて言われたら、経理素人の一般社員でも「それは多すぎるよな」という感覚を持ちやすいのではないでしょうか。

 ところが、ちょっとだけ経理をかじっている私は、少なからず違和感を覚えたのです。

 というのは、経理の教科書的には「1ヶ月分の売上の何倍の資産があるかを示す。たとえば回転期間が3.0なら3ヶ月分の売上に相当する在庫を抱えていることを意味する」のように説明されています。

 確かにそうです。それに間違いはありません。

 しかし、棚卸資産の金額は原価や仕入値ですから、回転期間3.0ヶ月の場合に、もし仮に今後の仕入や製造を一切行なわないとしても、実際は3ヶ月間で全部が売り切れるわけではないのではないでしょうか。
 つまり、原価率50%だったら、本当に在庫を0にするためには、回転期間3.0の場合は6ヶ月かかるのではないかという理屈です。

 そうなると、一旦「棚卸資産÷売上原価率」と計算して、棚卸資産を売値ベースに換算してから売上と比較すべきではないのかと思うわけです。

 そこで質問なのですが、
(1)そのような係数はないのでしょうか。在庫製品・商品個々の原価率は決算書からは分かりませんが、そこはPLから売上原価率を計算すれば事足りると思うのですが・・・。
(2)また、そもそも今回の私の考えは、何かおかしいところはないのでしょうか。(1)でそのような係数はないとなった場合でも、社内資料として使用することに不都合はありませんか。

 よろしくお願いいたします。長文失礼しました。

A 回答 (1件)

直接的な回答ではありませんが、ご参考に願います。



回転率や回転期間(日数、月数)等 回転と名の付く数値は、全て「感覚的」に捉えた方が良いと思います。 あまり理論を追求すると何をやっているのか訳がわからなくなってしまいます。 

自社の適正在庫量を見極めて下さい。数値の善し悪しが現象と重ね合わせ実感できるようになるはずです。
適正が3.0ヶ月なら、5.0は資金繰りの悪化。1.5なら品不足。 営業強化か?生産調整か? 数値から現況を掴む感覚を養うことが重要だと思います。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。なるほど、あまり理屈で考えるものではなく、感覚的に捉えるべきなんですね。確かに数値だけを見てもしょうがなく、業種、同業他社、企業規模、自社の前年実績等と比較して初めて、現状がどうなのかというのが見えてきますよね。そのあたりをからめて、数字を使いこなせるようになりたいと思います。

お礼日時:2007/02/05 20:45

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