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 23G翼状針で採血したところ、ルートに血液が逆流してきましたが、間もなくシリンでに空気があったせいか、陰圧で内筒が引けません。
無理やり内筒を引きつずけると、血管に与える影響は?
又内筒を押してしまうと血管に空気が注入されてしまうのですか?

A 回答 (6件)

こんにちは。


翼状針はチューブが細くて長いので管路抵抗が大きいのと、中に空気が入ってる為、シリンジや真空採血管の効果が低下します。
その為、陰圧をかけた(シリンジなら引いた状態)状態で少し待たないと採血できません。

「ルートに逆流」の意味がよく判りませんが、翼状針についてるチューブの事なら、血液の流入が確認できた状態で静脈に針が達している事が確認されます。

血管が細い人や出にくい人に無理に陰圧を強く掛けつづけると血管壁が針先の斜めの部分に張り付いたりして採血がうまく出来ませんが、構造上先に述べたように引き続けないとダメです。
張り付いただけならまだいいのですが、針先が血管壁に触れると損傷の可能性もありますので、翼状針を使う場合、ダメそうだったら無理しないですぐに中止し、細いゲージの針をシリンジに直接付けてやりなおすべきです。

内筒を戻す場合ですが、陰圧が感じられなくなるまで戻す分には全く影響がありませんが、それ以上に戻すと、針やチューブの中の血液が逆流します。
特に引き始め部分の血液には、組織トロンボプラスチンの混入が考えられ、それゆえに、検査などで凝固の影響を受ける血算などは注射筒内の先端部分に近い血液を使用し、出来るだけ凝固を防ぐのが普通です。

この組織トロンボプラスチンが血管内に逆流すると血管内凝固が発生する危険があります。

空気の注入の危険ですが、注射筒内に元々空気が入ってたとかじゃなければ、注射筒に血液が入ってる状態で逆さにして針(チューブ)側に空気を上げたりしなければ空気注入の心配は理論上はありません。
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この回答へのお礼

細かく回答くださいましてありがとうございました。
確かに細い血管でした。が、強引に内筒をひきつずけてしまいました。
チューブ内は血液で満たされたものの、内筒を引くには かなり力を要しました。引けば引く程 逆に内筒が戻されてしまいます。
このことから考えますと 血管に血液が逆流したと推測されますか。

穿刺前に、既に若干内筒が引かれていたシリンジでした。
準備者と実施者が異なるので 全て思い返せません。
とにかく知識をみにつけます。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/02/15 01:06

一つ書き忘れました。

m(__)m
私が病院勤務時代、面白い事故を経験しましたので、ご参考までに紹介しておきます。

救急外来から緊急血算のオーダーが来ました。
いわゆる「血算4項目」を大至急でやり検体を持ってきた看護士さんが半分だけ記入した伝票をそのまま持って帰る・・・というよくあるパターンなのですが、持ってきた看護士さんが採血した物です。

血算の採血では試験管には抗凝固剤が入ってて、試験管に分注後、すぐに抗凝固剤と混ぜて凝固を防止しますね。
この時、教科書などには「分注した試験管に蓋をして両手の平で挟んで回す・・・云々」か「ゆっくり転倒混和」と書いてあると思います。
しかしこの看護士さん、蓋を親指で押さえてガシャガシャと振り回し震盪混和?をやってしまったのです。
持ってきた血算の試験管は一目見て泡だらけで何をしたかすぐ判りました。
この状態では、血液に沢山の気泡が混ざってしまって、一定量を取っても気泡の分の誤差が出る事、自動カウンターにかけると気泡を数えてしまって滅茶苦茶な数字が出てきてすぐに検査できないという大変な事態になります。
しかし相手は救急外来なので、顕微鏡を使って用手法で検査を行い、事の次第を救急外来に連絡して医師から取り合えずその数字をくれと言われ、参考値として用手法の数字を記入し、気泡体積分の誤差の可能性を書いて速報だけ行い、暫く置いてから再度検査し正式伝票を作成して報告した事があります。

この場合、本来は採血やり直しにしなければならず、実はかなりヤバイ事です。

とまあ、お恥ずかしい昔の話ですが、こういう事もある事を知っておいて損はないでしょう。
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この回答へのお礼

お返事遅れて申し訳ありません。
かなりの体調不良に苦しんでおりました。

毎回ご丁寧なアドバイスをありがとうございます。
とても為になる事ばかり教えて戴き 感謝しております。
ノート作ってみました!  かなりイイです! 活用度満点です!!

自分なりの学習方法を見つけることは、知識を身に付ける際に 重要なことかもしれませんね。

考えてみたいと思います。

ありがとうございました!!

お礼日時:2007/03/02 01:27

またきました。

m(__)m
お勉強、というか、覚える為に良い方法がありますので、参考までに紹介しておきます。

採血筒の準備から、針の抜去・止血までの作業をワンステップづつノートや大き目のカードの一番上に書きます。
そのノートやカードの各ページにそれぞれのステップでの必要な物や注意点、実地で得た経験(談)や参考意見、起こりうる事故(注:患者さんが被災しない事故もあります。採血失敗や凝固、溶血、採血した血液検体の汚染、採血者の針刺し等)とその際の処置、対策などを書いた物を作っておくと大変便利です。

使う機材ごとに違うカードにした方が実用上便利です。
例えば通常の針とトンボ針、真空採血管とシリンジ等。
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ナースさんですか?


ディスポを強く引きすぎると溶血しますので、引けない時は針を動かしながら、無理せずに採ってください。

ナースと検査技師を比べると、技師の方が溶血は少ないです。(溶血が検査値に与える影響を考えているからと思います)

採血ばかりは経験が物を言いますので、頑張りましょう。

生化、血液および採血担当の検査技師より。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
検査目的を頭にいれながら、正確に実施する。  基本ですよね。
安全第一でがんばります。

お礼日時:2007/02/19 20:50

お呼びでしょうか。


>血液の逆流・・・ですが、シリンジの内筒を押した状態で暫く置いたのならありえます。

内筒から手を離して戻っただけならありえません。

先ほども書いた様にこの針はチューブの管路抵抗が非常に大きく、血液のような粘性のある液体は大変とおりにくいので、No2 さんのおっしゃるような注意が肝要です。

逆にいえば、僅かな時間での圧力変化は殆ど影響しませんので、加圧状態にしても、既に入っていた中の空気が圧縮されるだけで、すぐに血液が逆流したとは考えにくいです。

ただ、事故防止の点から言えば、採血中に内筒を押すのはいい事ではないと思います。
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この回答へのお礼

再びお返事ありがとうございます。
意識的に内筒を押すような事は絶対にしていません。
お返事の文章を読んでいるときは、冷静にこの理論を理解できます。
しかし、いざ実施となると、いろんな事を考え過ぎて何故か不安が募ります。   とにかく、勉強しまくります。自分を鍛えます。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2007/02/16 16:18

陰圧になるほど引きますと、針先に血管の壁が貼りつきなおさら血液が流入しなくなります。


23Gですと流入する血液の速度はそれほど速くありませんのでゆっくりと力を入れないでひいてください。
また、陰圧にしすぎますと血液も溶血して検査ができないことにもつながります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。ゆっくりですがかなり強引に内筒をひいていました。 むりな場合は手技を速やかに中止することが安全ですかね。
全てにおいて自身がない状態です。  ひたすら勉強して安全かつ正確に行えるように努力します。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/02/15 00:34

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