天使と悪魔選手権

私はたまに市販の風邪薬や花粉症の薬を服用します。飲むたびに思うのですが、こういった市販の薬などの用量は一回3錠とか4錠とか結構な量ですよね。軽い症状の時などは半分の量でもいいんじゃないのかな?と勝手に思ってしまうことがあります。

そもそも薬の用量って何を基準に言っているのでしょうか。子供の用量は成人の半分の量だったりしますよね。これは単純に体の大きさを基準にしているのでしょうか。それとも他の理由でしょうか。

ちなみに私は小柄で体の大きさだけで言えば小中学生並みです。もし、単純に体の大きさを基準にしているのならば、用量を減らして飲んでもよいのでしょうか。薬が効くのはいいのですが成人量をきちんと飲むことで逆に体に負担をかけているのではないかと少し不安になります。

A 回答 (1件)

そうですね。

当然そういった疑問が出てくると思います。

>そもそも薬の用量って何を基準に
1)基本は体重と年齢です。薬を単純に二つに分けるとすると「水に溶けやすいタイプ」と「脂質にとけやすいタイプ」とあります。
年齢が若いと体内の水分量が異なりますので(子供の方が水分量の割合は高いのです・・・それゆえ赤ちゃんの肌はつるつるなのです?)それによって薬の用量が変わるものもあります。水溶性の抗生物質などは、意外に子供でも大人ぐらいの用量を飲むものもあります。
2)次に薬を分解する能力です
これを代謝といいますが、小さな子の場合は代謝能力がまだ未発達、あるいは高齢者は代謝能力が低下しますので、お薬の量を減らすことがあります。でないといつまでも身体に薬が残って副作用を起こしてしまうからです。
アルコールやタバコが20歳までダメなのは、単に身長や体重の問題ではなく、脳細胞などは20歳まではものすごく影響を受けやすく、脳細胞は再生しませんので後遺症が残りやすいのです。成人で小さな人がお酒飲んでいけないわけではないですね?
そのほかにも、体表面積から求めるものや腎機能にあわせて調整する薬もあります。
薬の用量は質問者様がおっしゃるように単に年齢や体重だけで決めるものではないのです。
しかしながら、処方箋なしで一般に購入する市販薬はそういった密なるコントロールが比較的不要な薬で、年齢と体重あたりで計算できるものがほとんどです。3-4錠も飲まないといけないのは、どの年齢の人が飲んでも調整しやすいようにそうなっています。

>単純に体の大きさを基準にしているのならば、用量を減らして飲んでもよいのでしょうか
もちろん、増やして飲んでもらうのは困りますが、薬によりけりですね。薬局には薬剤師がいますので相談してください。
以前は市販薬は成分が少ないから倍量飲んだほうがいいとか言っていますが、小泉政権時代の「規制緩和」で驚くべきほど、用量がUPされて市販されている薬がいっぱい出てきました。説明書の用法用量以上に飲まないで下さい。
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この回答へのお礼

大変ご丁寧に説明していただいてありがとうございます。とても勉強になりました。
きちんと用法用量を守って飲むのが一番いいみたいですね。

お礼日時:2007/03/27 20:57

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