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脳出血で倒れた母は現在まで6ヶ月間植物人間状態(ADL最低レベル)です。
一般病棟のある療養型(医療型)病院に入院していますが、「人口呼吸器装着の有無」の確認を求められています。
この問題になると父、兄弟たちは避けてしまい困っています。
一度「人口呼吸器はつけない」とし医師に話ましたが、父、兄弟が「人口呼吸器をつけてでも延命してほしい」と」言い出しました。
病院からは人工呼吸器をつけないことを勧められています。
医師や看護師と話すと「治らないしもともと認知症、要介護5状態、今は意識レベル最低なのでこのまま生きていても」と思っているのが伝わってきます。そこを割り切れない家族の気持ちです。
人工呼吸器をつけると医療費も膨大になると聞きました。また何年も生き延びることもあり、はずせないことも事実です。
先日の終末期医療のガイドラインでも明確な定義はなされなかったように思います。
ご経験の方教えてください。よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

つらい選択を迫られていらっしゃいますね。

私は父方母方両方の祖母をそれぞれ十年以上まえに五年程度の差で見送りましたが、両方が極端な違いでした。
先になくなった母方の祖母はたぶん二度目になる脳梗塞発作で自宅で倒れ、救急搬送された病院で、意識レベル最低値、90%の脳死状態で延命措置と呼吸器をつけても二度と動くことも会話をすることもできないと言われました。母と叔父叔母が離れて住んでいた祖父と相談し、その場で延命治療を受けないことを決めましたので、嫌いだと言っていた病院に入ることもなく、大学病院の救急外来でそのまま息を引き取りました。
父方の祖母は大きな病気もせずにいて少しずつ食欲が衰え、認知症に近い症状がでたりでなかったりを繰り返していましたが、熱をだして入院し、こちらのコンセンサスがないまま、呼吸発作を起こしたときに医師の判断で人工呼吸器が取り付けられました。はずせませんと言われました。
普通に寝ているなら、やつれは見えても意識はなくても祖母のままです。でも人工呼吸器のチューブを口に(これは点滴や栄養のチューブと違って太いです)つっこまれ、はずれないように白いテープでうさこちゃんんの口のようにバッテンにとめられてしまった姿は、おしゃれで身だしなみのよかった祖母ではありませんでした。お見舞いに行ってもすぐ横に置かれた機械がずっとプシュッ・スー・プシュッ・スーと無機質な音を立てていました。
はっきり申し上げて人間的な姿ではありません。呼吸の苦しい方がつける酸素マスクのようなものでもないです。
もし病院であれば個室のドアがあいている廊下を歩くと、呼吸器が取り付けられ、一人きりで寝ている状態のお年寄りの姿をかいま見ることがあると思います。最初はただ意識を無くして眠っているように見えた祖母を見舞いにきてくれる親族がうれしかったですが、徐々にやせ衰え、体が赤ちゃんのように縮かんでいく様子を見せたくなくて、最後の二年ほどは完全にお見舞い謝絶にしていました。
お母様の年齢にもよるとは思います。明治から大正初期に生まれた方は、体力もあり心臓が強いので、終わりはなかなかきません。また比較的若くして脳疾患で倒れられた方も、内臓が元気で決められた延命のための栄養素が与えられ続ける(これは呼吸が続く以上、年齢と体重に合わせて必須で投与されませ)ため、最初は肌の色つやもよくなり、きれいにさえ見えますが、その時期が過ぎて、体が栄養点滴を受け取れなくなった時の衰えは思い出すのもつらいです。

ごめんなさい、自分の経験だけを書くつもりでしたが、もしかするとあまりにも露骨な表現が多いかもしれません。ですが、母方の祖母はすぐに元気だった頃の顔を思い浮かべられますが、呼吸器をつけられてしまった父方祖母は亡くなってずいぶんの時が過ぎる今でも、病室のあの姿を打ち消すことができません。ご家族とよく相談してください。
つけたら外せません。経験から言って心臓が健全なら二年以上つけっぱなしで眠りっぱなしです。マスクではなくテープで取り付けられる機械です。音がするので大部屋ではなく個室か準個室が必要です。なにより、お母様がもし、意見を言える立場だったらなんて思うかな?と考えてください。

実家の両親は両方を看取った経験から尊厳死協会に登録しました。一切の延命を拒否できるものです。私もそのうちやるつもりでいます。医師や看護師が他人のことだから「どうせ無駄」と言っているように聞こえてしまうかもしれませんが、彼らはどんな状態になるかを嫌というほど見てきています。お母様の傍らで問いかけてあげてください。
心配も多いと思いますが、どうぞご家族がお体をこわしませんように。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
医療費が莫大になるという意味、人口呼吸器をつけての状態など教えていただきありがとうございます。やはり家族のことは皆口を閉ざして教えてくれませんでしたのでありがたく思います。
母もとても素敵でしたので、今の別人のような姿は憎しみさえ感じる時があります。そのうえこれ以上朽ちてゆくのは悲しくて耐え難いです。
家族でよく話し合います。

お礼日時:2007/04/15 17:33

人工呼吸器については重々ご承知のようですので(一度着けたらはずせないことなど)、後は覚悟の問題です。


この問題に正解というものはありませんので、
着けることを選択しても、着けないことを選択しても、自責の念に駆られる可能性はあります。

お母様は病気になる前、意思表示をされてませんでしたか?
人工呼吸器をつけた場合、何年も意識のないまま生きることができるかもしれません。
ですが、その間も肉体はゆっくりですが衰え朽ちて行きます。
最後には見るのも辛くなるくらいです。
「このまま生きていく」ことはできないのです。
あなたは全身管だらけでやせ衰え肉体がぼろぼろになってまで生き延びたいですか?
お母様はそのことを望んでいると思いますか?

少しでも生きながらえてほしいというご家族の気持ちはわかりますが、
「このまま生きていく」ことすらできず、治療をやめることすらできず、ものすごく緩慢な死を迎えさせられるお母様がどういう気持ちになるか、よくご相談下さい。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
肉体も今以上に朽ちてゆくのですね、これは耐え難いです。
家族で話合います。

お礼日時:2007/04/15 17:22

日本の現行法では家族の同意が有っても


人工呼吸器をはずす事は殺人罪に問われます
家族が同意したから人を殺して言いという話ではないと
言う理屈です
尊厳死の概念が法的に確立していないのです
安楽死については患者本人の同意・著しい苦痛などの条件が有れば
殺人には当たらない、とする東海大学事件地裁判決が
法律家の間でもコンセンサスとなってます
(被告人は条件をクリアしていなかったので有罪)

最近の用語としてはADL最低レベルの患者さんの延命について
「医学的無益」という概念がアメリカ医療界から提起されています
日本の司直ではまだ知らない人のほうが多いと思います
医事評論家の李啓充氏の解説文をゼヒご一読いただきたいです
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2004dir/n26 …
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
大変参考になりました。
私自身も考えを整理できないでいましたが、冷静に対処できそうです。家族とよく話し合おうと思います。

お礼日時:2007/04/15 17:36

私は母をクモ膜下出血でなくしました。

その際に得た知識では人工呼吸器を使用して一見生きているようでもそれは脳死状態で、脳は全く機能しておらず、脳細胞がどんどん破壊されており、回復の見込みは全くないということでした。その説明を聞いて納得して生命維持装置を外して貰いました。人はいつかは死ぬもので死別は避けて通れない道で、それを機械で先延ばしにしたところで何の役にも立ちません。その事をお医者さんに頼んでもう一度親族の方々に話して貰ってはいかがでしょうか。
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この回答へのお礼

経験をお聞かせいただいて、本当にありがとうございます。
気持ちの整理ができそうです。家族で話合いたいと思います。

お礼日時:2007/04/15 17:39
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この回答へのお礼

大変参考になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/04/15 17:23

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