3分あったら何をしますか?

小3の男の子です。
うちの子は「自分で考え行動する力」が弱い(苦手?)と思います。
私は「わんぱくでもいい、逞しく育って欲しい」がモットーでしたが、子どもは親の思いと裏腹に「勉強はできるが創造性のない大人しい子」に育っています。
(テレビやビデオを見る、読書は嫌い。外遊びは野球が主、鬼ごっこなどは嫌い。算数得意、図工が苦手)
勉強に関しても言えばやるのですが、とにかく言われないと何もしません。

学校の支度とか宿題とか何もしていない時、私が声をかけるのはいいのか悪いのかも悩んでいます。「自主性を促すには勇気をもって何も言わないこと」と聞いたこともあります。
しかし2年の時に(私が仕事をしていて何も見てあげられなかった)あまりにも忘れ物が多く担任から「一緒に支度をしてください」と指導されました。今は支度は子どもに任せ、私は声かけだけしています。

まだ小3だし…という思いもあるのですが、自ら考え動く力をつけてほしいと願っています。
このままだと「命令されないと動けない人間」になってしまいそうで恐いです。

自ら考え行動する力というのは、どうやって身につくものなのでしょうか?
親ができることはありますか?

A 回答 (6件)

はじめまして。



学習は、守→破→離、の流れで行われると考えるとよいでしょう。これは日本の芸事の習得の流れを表す言葉ですが、私の理解では以下のようになります。

守とは、教わった通り素直にきちんと真似る段階
破とは、教わったことに自分なりのアレンジを加えていく段階
離とは、自分のスタイルを確立し、さらにそれを伸ばしていく段階

お子さんがどの段階にあるかは…もうお分かりですよね。
苦手なことや不得意なことは、ある程度レールをひいてあげないと育たないと思うのです。


で、参考までに、物事を教えるときに、こういうやり方があるよ、というのをお伝えします。

言って聞かせ、やって見せ、やらせてみて、ほめてやらねば、人は動かじ

戦時中に名を残した司令官の言葉だそうです。こうして見ると、軍隊であっても、人を動かす秘訣は、子供に対するものと同じだということですね。


あと、自主性という観点で言えば、得意なことを伸ばす方向で発揮されると良いと思います。得意なことには、自分から取り組もうとするものです。そういうところを、「えらいね、自分からやってるね」とほめる。

逆に不得意なところは、優しさでくるんであげて、一緒にやってあげて、「できたね、えらいね」とほめる。何度もほめつつ、少しずつ手をかけなくてもできるように、「自分ひとりでもできたね、えらいね」「言われなくてもやってたんだ、さすがだね」「何も言わなくても毎日準備するようになってきたね、立派だね」と、段階を踏んで成長を促していく方が有効かも知れません。


どうしても時間がつくれなかったとき「なんで料理つくってないんだ、ばかたれ~」と言われるのと、「そうか、忙しかったのか。でも毎日欠かさず準備してくれてるんだもんな、いつもありがとうな。たまには仕方ないさ。」と言われるのとの違い、みたいな気がします。

中学年は、心が揺れ動く時期でもあります。
プライドが育つというか、子供の社会が強くなるというか。
心はつなげられるだけ、つなげておいた方が良いと思います。
子供にベッタリするのとは、全然違うのですが…。

参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

はじめまして。
とても判り易く回答を頂けて有難く思います。
私自身が混乱していたようで、いろいろある難点を一緒にしてしまい
何をどうすればよいのか分からなくなっていたようです。

まだまだ上手く自分の中で整理がついていないので、うまくお礼も書けず申し訳ないのですが
とても参考になりました。

言って聞かせて…私がやってしまう。のではなく、その先があることを念頭において
子どもの将来のために自立を助けてあげたいと思います。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2007/05/04 22:22

まだ開いてるようなので、また一つネタを持って来ました。

m(__)m

算数から国語方面に発展させる方法ですが、今、子供達の学力低下で非常に深刻な問題になってる点があるのです。

文章題が解けない事です。
つまり、国語力が無くて問題の文章が何を言ってるのか理解できずにおかしな回答をしたり回答できなかったりするんです。

つまり算数が得意でもその為には国語の力がないとダメなんだよ、という具合に持っていきましょう。
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この回答へのお礼

またもや有難うございますm(__)m

そして図星だったのでビックリしました。
(うちの子は今の社会に反映された子のようですね…)

分からない問題ではないのに、いっこうに進まないので、何がわからないのか尋ねると「わからない」の一言。
問題をわかりやすく説明すると、私の説明を聞き終えない内にさっと問題を解いてしまったことがあります。
問題文の意味がわからないんでしょうね…

最近では「今日友達と何があったか」の話で、息子が本人もよく分からないほど、何がいいたいのか分からない会話が増えてきました。
国語力の乏しさは生活にダイレクトに反映しますね。

お礼日時:2007/05/05 10:44

元家庭教師派遣会社勤務です。



自分で考える力というのは、なかなか母親には難しい芸当だと思いますね。理由は「子どもにやらせると見てられなくて、(母親が)やってしまう」からです。あとは心配性の方なんかは「(刃物などの扱いが)不安でやらせない」母親も多いものです。

ただ、基本的なことを言うと「疑問を子どもに問いかける」ことを常日頃から親の側からやるようにしておくとgoodですよ。

山本五十六もいってますが、「やってみせて 言って聞かせて やらせて見て ほめてやらねば 人は動かず」、この言葉に凝縮されていると思います。
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この回答へのお礼

なるほど、とても分かります。
>理由は「子どもにやらせると見てられなくて、(母親が)やってしまう」から
その通りです。
そして私の周りの母親達もその傾向が多々あることを痛感いたします。

>基本的なことを言うと「疑問を子どもに問いかける」ことを常日頃から親の側からやるようにしておくとgoodですよ。

疑問を投げかけることで考える機会を与えるという解釈でよろしいでしょうか?
うちの子は考える間もなく「わからない」で終わってしまうので…

最終的には褒めることが大前提なんですよね、難しいです(叱るばかりで慣れてないので…)
でも子どもの将来のために頑張ります!
ありがとうございました!!

お礼日時:2007/05/04 22:37

>学校の支度とか宿題とか何もしていない時、私が声をかけるのは


>いいのか悪いのかも悩んでいます。

声をかけていいと思いますよ。
声かけがあれば、準備や支度はできているのならば、
今度はちょっと工夫をして、スケジュール表を作って
みてはどうでしょうか。だいたいのおおまかな時間帯で
良いので「◯時 宿題をする」「◯時 明日の準備」と
大きく紙に書いて、目の着くところに貼っておく。
時間はわかっていても、なかなか動けなければ、
タイマーなどを使って「あ、宿題する時間」と自覚させ、
なおかつ「やる時間よ」と声がけする。
読書が苦手、ということですが、スレ主さんは本を
読んでいる姿を見せた事がありますか? 難しい本で
なくてもいいんです。例えば宿題をしている横で
読む、とか、おやつの時にそばで本を読む、など。
お子さんの好きな物、野球や算数に関する本を
いっしょに読んではどうでしょうか。絵本でも
いいんですから。
それと、全てが自主的にできなくても、声がけ
だけでできたならば、褒めてあげてください。
やる気が自主性に繋がることがあります。
褒められれば、大人でもやる気が出ますよね。
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この回答へのお礼

スケジュール表は何度も「やってみよう!」と思っているのですが、
なかなか実践できず……
これを機に、今度こそ行動にしてみたいと思います。

私は暇さえあれば小説の類を読んでいますが…
それとこれとは別と思っているのか、あまり関心はありません。
弟が幼稚園なので絵本を読んであげていますが…
そういえば小3の息子が幼稚園のときは絵本も見てたんですけどね…いつからだろう??見なくなったのは……

なるべく褒める方向で頑張ります!

お礼日時:2007/05/04 21:11

また失礼します。

m(__)m
ちょっと「ありゃ…」的なお礼だったのでもう少し補足した方がいいかと思いまして。

算数が得意なのは将来に向けて非常に重要です。
物理学や化学、生物学などでも計算は非常に大事で、理科関係が非常に大好きで得意な子でも計算が面倒くさがりで計算問題で落ちこぼれてしまう、本当にもったいない子が沢山いるんです。…実は経験者だったりします。(爆)
なので、算数だけは是非とも伸ばしてあげてください。
昔から「読み書きそろばん」って言いますよね。

算数を実生活に生かす、ってのは何も難しく考える事はないです。
日常生活で計算なんて沢山あるでしょう。
特に役立ちそうなのをいくつかあげておきましょう。

●買い物をした時、頭の中で値札をみて計算して「今いくら」なんて事、やる人はあまりいませんね。
合計金額を覚えている事と、それに今手にとった品物の値段を頭の中で計算し、新しい合計を…という事が大変だからです。
これを楽にできる方法を考えてみましょう。
一つの答えは暗算の練習ですが、他にもいろんな答えがあります。

●スケジュールを組む時、「どの作業に何分…」とやるか、「使える時間は全部で何分だから…」とやるか。

●音楽が好きなら、さっきの周波数の件ですが、弦の長さ、もしくは笛の管の長さと音の高さの関係を知るとすごく面白いです。
1オクターブ高くなると、周波数は倍になり、弦や笛の長さなら半分になります。
一弦琴や水を入れたパイプ、もしくは穴をあけたパイプを吹く物理の実験が有名です。

●音楽でもう一つ。
必ず楽譜が読める必要がありますが、細かい音符が沢山出てくると大抵の人はそこでダウンです。
音符は必ず整数比分割になってますから、表記と分割比の対応関係と、感覚的な長さ(つまり量的関係ですね)をぱっと見て判らないと音楽は行き詰まってしまいます。
算数でも数学でもですが、数字を量的感覚として認識できるとだいぶ違います。

●駅まで行く一番近い道、一番早い道は?
途中には坂もあるでしょうし、信号もあるでしょう。
それらの影響を考慮した計算はかなり実用的ですね。
実際に坂などは歩いて計る必要も出てくるでしょう。
こうなるともう実験その物です。

こういった具合に用途が見えてくると、単純な計算の繰り返しでも目的意識が出てきて面白くなります。
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この回答へのお礼

ふたたび有難うございます m(__)m
下でのお礼の時に上手く文章にできず申し訳ありませんでした。
実は聞きたいことがいっぱいあって、でも聞くのをためらっていたのですが、
それを見透かしたかのように改めていろいろ教えていただいて本当に感謝しています!

お礼日時:2007/05/04 21:05

こんにちは。


今の教育がそうなってますので、そういう子になるのは当然だと思います。

算数が得意なようですので、それを思い切り伸ばしてあげるといいかもしれません。
恐らく単純な計算の繰り返しが得意なのでしょう。
それを現実社会でどう応用するかを教える、考えさせるといいと思います。

学問はただ学問として学んだだけでは何の意味ももちません。
生活の中でそれを活かしてこそ学問の本来の意味が出てきますので、学ぶ喜びや実際の生活の改善など自分の頭で考える事を始めるきっかけになると思います。
学問はどの種目?でも深く学ぶ程、いろんな分野と密接に関わってきますので、そこから他の分野への開拓が可能です。

極端な例を挙げれば、音楽と数学は非常に密接に関係してるのをご存知でしょうか。
※例えばドレミファ…の音階の周波数は、半音階で、S(n+1)=Sn^(1/12)なる式で表せたりします。

なお、>何も言わない事…は私は賛同できません。
全く知らない事を、ただ「やれ」と与えられて自分で努力し開拓できる子なんてほんのわずか、これこそ天性でしょう。
最初はやる方法を教えたり、時には手取り足取りだって必要です。
開拓する方法その物は教えなければなりません。
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この回答へのお礼

さっそくのお返事ありがとうございます!

算数が得意なようですので、それを思い切り伸ばしてあげるといいかもしれません。
→私も以前そのように考えましたが、算数を伸ばすってどのような方法があるのか見当もつかず…(汗)

それを現実社会でどう応用するかを教える、考えさせるといいと思います。
→私の方が考えさせられます…もう少し勉強します(汗)

学ぶ喜びや実際の生活の改善など自分の頭で考える事を始めるきっかけになると思います。
→とても参考になりました!
 生活にどう活かすか…を、実践で子どもと考えてみたいと思います。

音楽と数学は非常に密接に関係してるのをご存知でしょうか。
→まっったく知りませんでした(驚)
 ピアノを習っています。練習はしぶしぶなんですが、記号や楽譜は好きみたいなのでちょっと話のネタにでもしてみます。

全く知らない事を、ただ「やれ」と与えられて自分で努力し開拓できる子なんてほんのわずか、これこそ天性でしょう。
→言われてみるとその通りなんですけど、気づかないものですね。
 いつも教えてばかりで自分からやらないのは、自分がやる前から私が教えてしまっているのではないか?と、教えてはためにならないのでは?と悩んでいました。
やれない(忘れる)なら、やれる方法を一緒に考えてみようと思いました。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2007/05/03 22:58

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