激凹みから立ち直る方法

中野幾雄著「技術英語攻略法」 (株)工業調査会 発行 のp267に次の英作文例があります。

和文:
ブレーキライニングがグリースや油で覆われるようになるほど潤滑しすぎてしまった時には,シューを取り外して,ガソリン中で完全に洗い,ワイヤブラシでその上をこする以外に方法はない。

訳例:
When the brake-linings have been lubricated too much to the extent where they are covered with grease or oil, the only thing available is to remove the shoes and wash them thoroughly in gasoline, rubbing them with a wire brush.


質問:
(1)
後半の部分で「~以外に方法はない」の表現ですが,テキストの訳例に対してまして私の文章は;
There is no other way except that the shoes are removed to completely wash them in gasoline and scrape the surfaces with a wire brush.

a) there is no other way except that S+V でこの文章は正しいでしょうか?
b) テキスト文例の動詞の並び方(分詞構文を採用)が私のとはことなります。 私は同等と判断していますが,それで正しいでしょうか?

(2)
もしthere are no other ways except that とすると,単数のno other way とどの様なニュアンスの違いがあるのでしょうか?

宜しくご教示お願いします。

A 回答 (4件)

こんにちは。

昨日のご質問ではお返事を有難うございました。補足質問があったようですので、回答しようと思ったらもう締め切られた後でした(日本との時差が原因?)。そのご質問にも、最後に少しコメントしておきます。

ご質問a):
no otherを使われるなら、no other+thanの方がいいと思います。except thatはno otherとは何の関係もない副詞節となる接続詞ですから、「~以外には何も」とother wayにはかかっていきません。

「~時には,シューを取り外して,ガソリン中で完全に洗い,ワイヤブラシでその上をこすることを除くと、他の方法はない」という焦点のぼやけた意味になり、「~以外は何も」という強い限定のニュアンスが薄れてしまいます。つまり、There is no other way, except thatとwayとexceptの間にコンマがある関係になります。If ~notやunlessに置き換えるのと同じです。

ここは、No.2で回答されているように、no other way than to removeと不定詞をthan以下に持ってくるのが適切だと思います。ちなみに、その場合は2つ目の動詞scrapeの前にもto不定詞を置いて、and to scrapeと続けます。

ご質問b):
まず、テキストのthe only thing available is to remove~より、no other way than~の方がより効果的です。テキストのthingもせめてwayにする必要があります。

(1)the shoes are removed to completely washは上記でご説明したとおり、能動態のto不定詞にします。このto不定詞は結果の用法にもとれますから、「靴を脱いで、それを洗う」という順序に狂いは生じません。

(2)副詞out「徹底的に」をwashと一緒に使うと、completelyや、thoroughlyよりすっきりまとまります。例:wash them out「徹底的に洗う」

(3)テキスト訳の「, rubbing」の分詞構文の使い方は、おっしゃる通り、「~しながら」という同時性を表す付帯状況になりますので、「洗ってからこする」という手順の並びにならず、「こすりながら洗う」「洗うと同時にこする」と、動作が同時になってしまいます。テキスト訳は不自然です。

たとえ、「コンマ+現在分詞」に、状況の説明を付加する用法があるにしても、それは全文の内容の結果(同時に)生じたことがらでなくてはなりませんから、「靴を洗う、するとそれがこすることになる」と的外れな文になってしまいます。

ここは訂正訳のように、andでscrapeという動詞を続けた方がいいでしょう。

ご質問(2):
no other wayもno other waysも使えますが、単数形の方が限定のニュアンスがより伝わります。no other way=not any other wayのことですから、not any +複数名詞とnot any +単数名詞は意味合いが少し違います。

(1)not any +複数名詞:anyを「少し=some」ととらえ「少しもない」と複数の対象を打ち消す用法になります。

(2)not any+単数名詞:肯定文においてanyを単数名詞(たとえ可算名詞でも)と共に用いると、「どんな~でも」と強調の用法になります。その打消しの用法ですから、「どんな~も~ない」と同じく強調になります。

以上から、ここではwayを単数形にする方が、より限定性が強まって効果のある文になると思います。


最後に5/8の補足質問にお答えします(もう期限切れですが)。
ご質問
<もし『the art of utilizing the knowledge』とknowledgeに限定のtheを用いたとすれば,
The aim of education is to develop the art of utilizing the knowledge in the students.
とするのが一般的な文章と言えるでしょうか? 勿論the studentsの正体はこの文章だけでは判断できませんが,「とある学生たち」と仮定すれば,in the studentsはthe knowledgeに掛けた読みが正しくなるでしょうか?>

補足質問への回答:
「学生達の中にある知識」にするのであれば、the knowledge in studentsでいいですし、「特定の学生達の中にある知識」にするのであれば、ご質問にあるthe knowledge in the studentsでもいいと思います。

ただ、developという動詞の性質から、in the studentsとあれば、「その学生達に~の技術を育てる」という意味にとれてしまいます。「学生達の中にある知識」と、knowledgeとstudentsをどうしても関係づけたいのであれば、inを所有のofなどに変える工夫が必要です。

以上ご参考までに。

この回答への補足

まずは,前回の補足質問を挙げながら,締め切りにしておりましたこと申し訳ありませんでした。 締め切り後も,コメントを受け取りか可能だと思っていました。 今後は補足質問時は締め切りせずに置いておきます。

次にご回答に対するお礼。 詳細なご説明ありがとうございました。

一行,一行に納得のご説明で感謝感激です。 今後も宜しくお願いします。

受け取りました,ご説明全てに納得です。

一点追加質問させて下さい;
No other way than to-infinitiveは
No other way but to-infinitiveと同じで,置き換え使用可能ですね。

宜しくお願いします。

補足日時:2007/05/10 11:06
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この回答へのお礼

No other way but to-infinitiveの置き換えの件,ご確認ありがとうございました。

ノートに記録して合わせて使えるようにしたいと思います。

お礼を申し上げます。

お礼日時:2007/05/11 11:43

No.3です。

早速のお返事を有難うございます。補足質問にお答えします。

<No other way than to-infinitiveは
No other way but to-infinitiveと同じで,置き換え使用可能ですね。>

「~以外の」という意味で使われる前置詞butは、nothing (else)、no (other)、と一緒に使えますから、大丈夫です。
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この回答へのお礼

No other way but to-infinitiveの置き換えの件,ご確認ありがとうございました。

ノートに記録して合わせて使えるようにしたいと思います。

お礼を申し上げます。

お礼日時:2007/05/11 17:25

(1)


a)文法的には正しいのですが、最初が受動態で、それから能動態になっているのがちょっと気になります。no other way than to removeとすれば、受動態の部分も能動態であらわせます。
b)ほぼ同等だと思います。なお、訳例はonly thing availableよりthe only measure you have to doくらいのが直訳的ではなくていいのかもしれません。
(2)技術的な文章ですので、あまり違いはないと思います。
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この回答へのお礼

受動態と能動態のミックスが気になるとのコメントありがとうございました。 今後文章を書くときは,注意して書きます。

また頂きました表現,拝借させて頂きます。

お礼日時:2007/05/10 11:06

毎度です、全くもって直接の回答にならない回答は先刻充分承知の上で、申し訳ない、一言だけ。



the only thing available is to



[the only and best solution is to remove,,,,]



とした方が判りやすいのにナー、と、同本著者に対して独り言。

済みません、質問者様の書き替え文に対しては、「それで良いでしょう」としか言えません、文法に関してはよう判らんのです、正直なところ。
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この回答へのお礼

いつもありがとうございます。

文法のことは気にしないで下さい。 頂いておりますコメントで十分ありがたいと思っております。

今回も頂きました,表現。 これを頂かしてもらいます。

お礼日時:2007/05/10 11:03

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