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今は母一人の田舎の実家に
檀家になっているお寺(浄土宗)から
本堂と門の建て直しにあたって100万円の寄付のお願いがありました。
母の話によると檀家は一律100万円、
お墓だけある人は一口10万円での寄付を募っているとのこと。
私はお寺のシステム自体よくわかっていないので
お墓がある家はすべて檀家だと思っていたのですが、
違うのでしょうか。

また、寄付があまりにも高額なのにも驚いています。
母は70歳。多少の不動産所得はありますが、
基本は年金暮らしの老人にポンと100万円を出せる余裕などありません。
そうなると当然子どもである私がお金を出すしかないのでしょうが、
ごく普通の会社員である私にもかなり大きな負担です。
こういった寄付は個人の生活レベルや収入などお構いなしに
請求されるものなのでしょうか?

お寺の関係者の方、また寄付の経験のある方など、
ご回答いただけると幸いです。よろしくお願い致します。

A 回答 (11件中1~10件)

曹洞宗の僧侶です。


100万円というのは大金ですね。最近のお寺業界の相場(?)から見ても、一律100万円というのは高い方だと思います。
必要な費用を檀家数、墓地使用者数で割ってみたらこうなった、という額なのでしょうが、私が当事者であれば、お願いを躊躇する額です。
もっとも、大抵の場合、お寺の建物は住職個人のものではなく、宗教法人の持物です。また、その建築費用は檀家さんだけではなく住職個人も相当の額(通常は全体予算の3分の1~半額くらい)を寄付しているはずですので、「坊主丸儲け」というわけではないのです。最近、私の知っているお寺さんでも庫裏の新築がありましたが、そこの住職さんは個人で3000万円の借金をして予算の半分を寄付しています。別のお寺さんでは本堂の改築に奥さんの虎の子の預金を全部つぎ込んだという話を聞いています。

ある程度きちんと法要を営むことのできる本堂を伝統工法で作ろうと思えば、最低でも1億円はかかります。これは建物だけの金額で、什物や荘厳を含めれば、およそ2億円になります。山門はいわば「吹きさらしの小屋を途轍もなく頑丈に作る」ような工事になりますので、建築物の規模にしては費用がかかり、坪単価でみると本堂よりかかるかもしれません。

お寺の檀家さんが何軒あるのかにもよりますが、基本的にはお寺の改築、新築の費用を分担するのは、檀家の義務になります。ですから金額を決める時にも、お寺さんが一方的に額を決めるのではなく、檀家さんの集まり(総会など)に提案し、合議によってその額を承認しているはずです。総会で承認された以上、後になってイロイロ言われても…というのがお寺さん側の言分になると思います。

とは言っても「ない袖は振れない」のも止むを得ない現実ですので、どうしても無理な金額であれば、率直にお寺さんに相談されてはいかがでしょうか。分割払いや、お母様とkuromaru3さんで分担して出すなど、何か可能にする方法を検討されることをお勧めします。もし、これを嫌って離檀、お墓の移転などということになれば、その費用は100万円以上かかるのが普通です。慌てないでよくお話し合いをされる事が一番と思います。
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この回答へのお礼

丁寧な解説をありがとうございました。
回答者さまのような説明を
お寺の方からも誠実にしていただければ
分割でもいいなら、どうにか払っていこうという気になります。

お寺からは母に振り込み用紙付き文書が送られて来たそうなのですが
そこに至る経緯がよくわかっていません。
どういうメンバーでどういう話し合いが行われたとか…。
そのあたりの事もよく確認して、お寺と相談したいと思います。
ただ母の話を聞く限り、
そのお寺さんは数年前に個人の自宅を
新築したりもしており、
例に出して頂いた、私財をつぎ込んでまでという
住職さんのような人では無いように感じています。

お礼日時:2007/05/22 12:53

えー高すぎますよ、どこのお寺ですか?まあ家のお寺のときも20万でしたけど100万はちょっと高すぎかと思いますよ。



総代さんでしたら100万位なのかもしれませんけど、一律100万はちょっと・・・家だけださないということもできないでしょうし、それはお寺の独断で決まったことなんですか?総会で決まったことであれば文句は言えないかもしれませんが、それにしてもちょっと異常な金額ですよ。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
信心が全く無いわけでも、お寺やお墓を
ないがしろにするつもりも無いのですが、
金額が金額なもので…

お礼日時:2007/05/22 12:33

田舎の場合には過疎化もあって、1件あたりの負担が大きく大変ですね。

そのため、本堂が無くなってしまったり、廃寺となってしまう寺院も多い状況です。
昔はみんなでお金を出し合い、造り維持管理しということが代々行われていて、ちょうど現代の町内会館の維持管理のように行われています。
ちょっとした雨漏りでもすぐに1000万円以上かかりますし、本堂建て替えですと3億円近くまたはそれ以上かかると思います。
本堂の建て直しとなると、町内会の役員のように檀家の役員さんが話し合って予算を組んで決めたことなのと、1件が出さなければその分資金不足が生じるのでその分を他の檀家さんが負担することになり(「断る=他の方に負担を回す」ということ)、募金のような寄付金と性格が異なり単なる寺の維持管理団体の構成員としての分担金なので大変だと思います。数百年に1度のことですので頑張ってください。
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この回答へのお礼

寄付というよりは分担金という考え方を
しなければならないのですね。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/05/22 12:26

>本堂と門の建て直しにあたって


本堂改築は数百年に1回くらいの大事業ですので、総工費を檀家で頭割りならそのくらい行くでしょう。浄土宗だと皆平等なのでそうなるのでしょう。

私、曹洞宗の小さなお寺の檀家ですが、本堂改築で寄附の要請がありました。戒名の位によってランクがあって上から3番目くらいで80万円余でした。檀家ですからもちろん払いました。目先のメリットより、後世になって「平成の檀家は立派なものを残してくれた。」と思ってもらいたいという気持ちだけです。最低200年は持つ建物だそうです。

質問者さんの場合、分割払いはできないのでしょうか。それでもゼロよりは良いので応じてくれると思いますが。
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この回答へのお礼

宗派によっていろいろと違うのですね。
浄土宗だと平等というのも初めて知りました。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/05/22 12:22

何か一般の寄付と混同されている方がいるようですが、お寺への寄付は寄進行為にあたるもので一般の寄付とは違うでしょう。


檀家でいるということは、ある意味お寺の維持に責任を持つという立場でもあります。

お墓を移すということを簡単に言う人がいますが、古くから檀家になっているところはそう簡単にはいきません。以前は必ずしも火葬ではありませんので、土葬になっているのであれば遺体をすべて掘り起こしていかなければなりません。お寺によって様々な状況があるので寄付行為に関してもなかなか的確な回答はできません。
お寺を維持していくのも簡単ではありませんし、一時的に建替えなどをしようとしたら、大きなお金を檀家で分担するしかありません(個人的な住居部分ではありませんので)。このあたりは宗教行為がなぜ免税とされているかの理由にも関わってくるところでしょう。

うちが檀家になっているお寺でも、屋根の葺き替えに関して数十万円の寄付をしました。それでも比較的に金銭に関しては要求されることは少ないほうです(お歳暮、お中元なども供え物で良しとされています)。隣のお寺では若い方が代を継ぎ、かなり金銭的な要求が多いので大変だと言っています(基本的に物品のお供え物ではなく、金銭でのお布施を要求されるようです)。

金額は檀家での頭割りになってくると思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
檀家である意味等含めて勉強になりました。

お礼日時:2007/05/22 12:18

檀家の成り立ちがわかると気が楽になりますよ。


http://www.posteios.com/PROJ_C064.htm

ここも参考にしてください。
http://www.bund.org/culture/20040705-1.htm

ちなみに私の父の墓には「南無阿弥陀仏」でも「南無妙法蓮華経」でもなく「歳月不待人」と彫りました。
生後三日で亡くなった孫の墓には「風」と彫りました。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/05/21 19:30

伯母の家では、墓地を変えてしまいました。


寄付だ・・・云々とかなり高額な話が度重なり、嫌になってしまったそうです。
その後市営の墓地に変更しました。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/05/21 19:28

私の実家のお寺の本堂には、


新築時に誰がいくら寄付してくれたのかが
書いてある額が飾ってあって、それを見た限りでは、

会社を経営しているようなところからは
100万、200万の寄付があり、
一般家庭からは10万でしたよ。確か。

寄付はあくまで寄付なんだと思いますけどね…。う~ん。
私もそんなに詳しくないので、(すみません)
参考程度にしてくださいね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/05/21 19:24

詳しくないですが、税金払っていなくて?盆には大金が舞い込みフェラーリやら高級車を何台も所有している近所のお寺がありますが、檀家に入る人も少なくなり代々お墓がある人にそうやって寄付を募るやり方に疑問があるのであれば、お寺がない他のお墓に移ってもいいのではないでしょうか?今は共同墓碑?みたいなほうが多いらしいですよ。

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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/05/21 19:23

さすがに100万は大金ですよね。



どこまで強制力があるかは
私もわからないのですが
そういう寄付は私のすんでいるところでも
そんな感じで割り振ってこられます。
余程の事情がなければ
まずそういった寄付は一括で支払っていますね。
一度に払えない檀家は
話合いで何回かに分割して払っている人もいますので
一括が無理なら
お寺に相談して無理の無いように分割して払えるように
してもらったらいいと思います。
他の檀家との差をつけられませんから
金額を減らしてもらえることは出来ないと思います。
都会ではどうなのか知りませんが
田舎ではやはり分割になると
その家の恥と考えるので(陰口を言われたりするので)
みなさん頑張って支払ってるようですね。
私の住んでる地方ではこういった場合
記念碑に寄付金と名前を彫られるので
裕福な檀家は割り当て以上の金額で寄付をするのですよ。
そうすると字が大きかったり
先に名前を彫られたりしますし
記念碑ってず~っと残るでしょう。
もうほんとうに嫌になりますが。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/05/21 19:22

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