ギリギリ行けるお一人様のライン

先日、勧募趣意書という手紙が寺から届きました。手紙の内容を要約すると新しい建物を建てたり、仏像の修復等を行うのに費用がかかるので援助してくださいと言うものです。もちろん文面はもっと丁寧にたくさん書かれていて、必ず払わないといけないといった記載ではありませんが、実際の所これは払うべきものなのでしょうか。また、払うとしたら相場はどれくらいなのでしょうか。

A 回答 (2件)

こんにちは。



 すでにお寺さんからのご回答もありますが・・・
 自分も、寄進するかしないかや、寄進の額は、最終的には自由意志に基づくものだろうとは思うのですが・・・
 お寺さんと接する機会の多い仕事をしておりますので、見聞きしたことを少し記してみます。
 
 書面の末尾には、お寺の住職さんと、お寺の役員さんの名前がありませんか?
 大きな事業なら、おそらくお寺の住職さんと役員さんが何度も話し合って計画を立てたのだろうと思います。

 基本的には、お寺は檀信徒(浄土真宗なら門徒)共有の持ち物です。お寺さんのものでは(通常)ありません。
 お寺にいる住職さんは、檀信徒さんが費用を出し合って、仏様や檀信徒のご先祖様をお祀りし、お寺を管理・運営を担当していただく「お勤めと管理を住み込みでしている人」という位置づけになると言えるでしょう。(その他、もちろん各家お仏壇のお参りや布教活動もありますが・・・)
 実際には宗教法人法に基づく各寺院の規約があるので、「お寺さんの立場と位置づけ」というものは、もう少しややこしいですけど。

 説明が長くなってしまいましたが、そういうわけでお寺自体が檀信徒の側の持ち物なので、お堂を建てるなどの大きな事業を進める際には、檀信徒の皆さんに負担いただこうという話になります。
 お金を出すわけですから、通常あまり評判の良くない事柄ではあるでしょうが、お寺さんや役員さんとしても、潤沢な資金源(不動産や霊園、投機など)でもない限り、お寺(=宗教法人)に大きな余剰資産があることはまれで、いきおい勧募をお願いするということになります。

 ご質問者さんのところに勧募の依頼があったということは、何らかの形でお寺と関わりのある方だろうと思います。お寺がご質問者ご自身も含めた共有の財産である、という点を加味いただき、勧募の趣意に賛同できるのであれば、額の高低に関わりなく応じられればよいと思いますし、応じられないのであれば、その旨、お寺の役員さんか、お寺にお伝えになってよいと思います。
 一度勧募に応じなかっただけで、扱いが極端に悪くなるとは(通常)思えませんが・・・
 
 自分はお寺さんの側のお話をお聞きすることの方が多いわけですが、お寺さんもお寺さんで皆さんに勧募をお願いする際には気苦労が多いようです。お寺さんはよく「普請する(建物を建てる)と寿命が縮む」とおっしゃっています。(ホントに縮んでしまったな、という方もおられます。)

 お寺さんの事情はさておき、これはご質問者さんのご事情やお考えに合わせて判断なさってよいことだと思います。もし寄進される場合でも、額は「一口○○円にて」というような表記があってもなくても、出そうと思われる額でよいと思います。
 思いつくまま記しましたが、こんなところです。では。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。家族と相談して決める事にします。
こういった旨の書類は初めて受け取ったので、どうしていいものやらわかりませんでした。色々細かいところまで書いて頂いてありがとうございます。

お礼日時:2005/11/30 19:26

曹洞宗の僧侶です。


勧募元はどちらでしょうか。もし菩提寺や氏子になっている神社からであれば、できる範囲で出せばよいと思います。それ以外であれば、貴方自身に、その気持ちがなければ出さなくてよいと思います。
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